「荒川アンダーザ ブリッジ×ブリッジ」のOP主題歌として話題沸騰中の「COSMOS vs ALIEN」の他、「なんちゃって・ザ・ワールド」、「ウールはゆっくり夢を見るか?」の新曲計3曲が収録される。
ジャケットは前作「ヴィーナスとジーザス」と同様、やくしまると「荒川アンダー ザ ブリッジ」の原作者:中村光とのコラボレーションイラストジャケット。
また、「COSMOS vs ALIEN」を聴いた坂本龍一、鈴木慶一、BOSE、吉田アミらミュージシャンや、「荒川アンダーザ ブリッジ×ブリッジ」監督の新房昭之、原作者の中村光が推薦コメントを寄せている。
<「COSMOS vs ALIEN」に寄せて>
やくしまるえつこは新たな冒険に乗りだした。
そこには、リズムと言葉のまだ見ぬ地平線が広がっている。
坂本龍一
ちっちゃなカラダに64分音符がつまっているんだ。
このリズムは、やくしまるさん、あなたしか出せないんだ。
スライスされた音符が言葉になって、歌になって飛び散ってゆくんだ。
21世紀も10年たった、今こそのキュートがあるよ。
鈴木慶一
気がついている人も多いと思うが、世界は去年ぐらいから完全に、やくしまるさんを中心に回り始めているのだ。
「早く間奏終わらないかな」みたいな感じで、ライブ中にiPhoneをチラチラ見たり、普通ならMCでお客さんのご機嫌をうかがったりするはずの、 曲と曲の間に、全く動じることなく、たっぷりと時間をとって水分を補給する彼女のダルそうな態度や行動。もしかしてあれは完璧に計算された上でのパフォーマンスなんじゃないか?なんて妄想した瞬間に人は、やくしまるさんの虜になってしまうのではないでしょうか。スーパーフライみたいに高らかに歌い上げたり、倖田來未のように機敏に動いたりはしないけれど、「パラレルパラレルパラレルパラレルパラレルパラレル」と、ピッチもリズムも狂うことなく歌い続けることが出来る彼女は、実は、ものすごく優秀なシンガーなのだと思う。
そんな彼女が、賢いアタマとテクニックを駆使して作った新曲。「よく泣ける歌」や「英語みたいに聞こえるヒット曲」をあざ笑うかのような謎のポップさ。まったく今の世の中に必要ないんじゃないかと思える、余裕のある世界観。「泣いてる場合じゃないから、本当に未来に向かってるんですけど、何か問題でも?」っていう強い気持ちを感じました。
またぼくの勝手な妄想かもしれませんが。
Bose(スチャダラパー)
私、知らなかったの。あなたがこんなにもおしゃべりだなんて
時報みたいに正確に言葉と音が寄りそって歌になる音楽になる
音楽は溢れて転がり弾けて消えて私の耳にいつまでも残る気だ
蜂蜜入りのシャボンみたいに簡単になんか壊れてないって誰か
知らなかったの、私。あなたのことちっとも知らなかったんだ
踊り場で高速ピルエット。白いフリルの残像が目に焼きついた
気づいたときにはもう手遅れ。階段を駆け上ってく影は遠くに
躊躇わず出したチョキでチ・ヨ・コ・レ・イ・トと飛び降りる
吉田アミ
またしてもカルチャーショックを受けました
新房昭之
一度聴いたときからずっと大好き!
聴き続けるのを止められません。
体が衛星軌道からぽんっと
宇宙に飛び出していきそうな、
キラキラフワフワのパワフルな曲。
中村光
◆「 COSMOS vs ALIEN 」single
2010年11月17日発売
KICM-1323
¥1,200(税込)