ユーミンの曲は、90年代の大ヒット曲であり、綾瀬が初めて買ったCDという彼女自身思い入れの深い「Hello, my friend」。そして松本氏の曲は、松本氏の作詞家としての地位を不動のものとした記念碑的楽曲とも言える、筒美京平作曲、太田裕美の70年代の大ヒット曲「木綿のハンカチーフ」をセレクト。過去に30組を超えるアーティストたちにカバーされてきた不滅の名曲に挑んだ、綾瀬はるか版「木綿のハンカチーフ」。そのあまりのはまりっぷりに既に熱い注目を浴びているという。
「恋人よ…」という印象的な歌い出し。男女の手紙のやり取りのような形で綴られるドラマのような詞の世界は、女優綾瀬はるかにまさにうってつけの作品。遠距離恋愛の末、心変わりしていく彼からの手紙を読み答えるようなスタイルで歌われる、綾瀬はるかが紡ぎだす言葉の世界。詞のドラマがより浮き彫りになって、一遍の映画を見るようなそんな全く新しい輝きを放つ、現代の「木綿のハンカチーフ」が誕生した。
そしてそこにあるのは松本隆の作り出す「マーガレット」にも一貫して通じる、可憐でいて意思の強い凛とした女性像。綾瀬はるかという"語れる歌い手"を得て、作詞家生活40周年を迎えた松本ワールドの醍醐味も堪能できるカップリング内容ともなっている。
ちなみに、サウンドプロデュースを手がけたのは「赤いスイートピー」に続き、6月よりソロユニットとして再始動したオトナモード。マンドリンの音色が郷愁感を誘う、爽やかでノスタルジックな世界観が、楽曲と綾瀬の雰囲気と絶妙にマッチしていると評判だ。
◆「マーガレット」single
2010年8月11日発売
初回盤(CD+DVD) VIZL-391 ¥1,575円(税込)
通常盤(CD) VICL-36607 ¥1,260円(税込)