カケラ

畦道 オレンジ街灯 疎らに立ってるホルトの木々
錆びれた ふたつのベンチ 小さな時計塔 待ち合わせ場所

覚えてる?あの日の夕焼け これ以上見たことない きれいな空で
あたしを取りまく世界 優しく穏やかに色付いていた

ふたりの瞳 重なり合う瞬間 言葉にならない 想い溢れ
「永遠」の意味を初めて考えた「明日」が傍にあると思っていた

あなたの記憶の欠片になれますように
あなたがあたしをふと思いますように
あたしは今日も変わらずにここに来ては
あの夕焼けの下で想い焦がれる

覚えてる?買いすぎた花火”来年の夏まで大丈夫だね”と
海辺で交わした約束 季節が巡って夏が来たよ
線香花火 灯してみたら あの日の風がそっと頬を撫でて
嘆く声は耳元で渦巻き 花火は一滴で闇になった

あなたの記憶の欠片になれますように
あなたの傍にシアワセ宿っても
あたしの瞳に映って生き続けてる
ふたりで見た流れ星想いのせる

愛の旅は続く 夢の話しましょう
もう一度、もう一度、抱きしめてよ強く抱きしめて…

いつしか涙は深い深い海となって あなたと指輪に手を振り沈めた
”あなたと出逢えてよかった”と思う心から生きる糧となるでしょう

あなたの記憶の欠片になれますように
あなたがあたしをふと思いますように
あの夕焼け空 見れるかな

愛しい人…さよなら愛しい人
また夕焼けの下で想い焦がれる
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