夕映えの時計台

夕映えの 丘の時計台
鐘が鳴る 白い校舎よ
過ぎし三年の 想い出を
残して別れを 告げる今
ああ 誰か知る 熱き涙を

風かほる 楡の並木路に
流れくる 若き歌声
肩を互いに 組み合って
見交わす瞳も今日かぎり
ああ 忘れじの 楽し三年よ

なつかしの 優しほほえみよ
いつの日か またの逢う日は
明日は都に 君はゆき
この身は故郷に ひとり行く
ああ さようなら 丘よ校舎よ
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