デラシネ

季節が変わっても 戻って来なければ
迷わずぼくを 思い出にしてくれ
自分の夢だけを 追ってる男には
君を待たせる資格など ないはず

デラシネ 男たちはいつも ふた通り
群れなす羊と 根のない草と
やすらぎは終りさ ほほをなぐりつける
風に体を あずけてみたい デラシネ

抱き合う肩ごしに 地平線を見てた
君の香りに 負けるのが恐くて
はるかに故郷を ふり返るみたいに
愛しつづける そのほうが似合いさ

デラシネ 男たちはいつも ふた通り
つながれた犬と 根のない草と
心に蜃気楼 ゆらめいているかぎり
遠い眼をして さすらうだけさ デラシネ

デラシネ 男たちはいつも ふた通り
群れなす羊と 根のない草と
やすらぎは終りさ ほほをなぐりつける
風に体を あずけてみたい デラシネ
デラシネ デラシネ
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