蝋燭を灯して

閉じかけてた
雪の世界
浮かぶ明かりは

動き出した
車輪のように
せわしなく弾む

長い冬の陰に隠れ
1人取り残されてたみたい

魔法のような
だれかの声
響く方へと

吹き積もった
言葉の隅
あなたが泣いた

遠い昔にあったもの
何か思い出したいけれど

移ろいゆくあなたの心
照らす
愛だけでも何かが
見えてくるはずよ

閉じかけてた
雪の世界で
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