巡恋歌

好きです 好きです 心から愛していますよと
甘い言葉の裏には 一人暮らしの寂しさがあった
寂しさゆえに 愛が芽ばえ
お互いを知って愛が終わる
別れは涙で飾るもの 笑えばなおさら
みじめになるでしょう

こんなに好きにさせといて
「勝手に好きになった」はないでしょう
さかうらみする わけじゃないけど
本当にあなたは ひどい人だわ

だから私の恋は いつも巡り巡ってふりだしよ
いつまでたっても恋の矢は
あなたの胸にはささらない

タバコを吸うなとか 酒を飲むなとか
私の勝手じゃないの
好きでもないくせに 好きな振りをするのは
よして欲しいわ

くやしいけれど ほれたのは
どうやら私のほうだったみたい
「別れの舞台はどこで?」 などと
おどけて見せるのも これで最後ね

さよならさよなら 心かよわぬ恋など さようなら
こらえきれない涙よ 出来ることなら笑いとなれ

だから私の恋は いつも巡り巡ってふりだしよ
いつまでたっても恋の矢は
あなたの胸にはささらない

だから私の恋は いつも巡り巡ってふりだしよ
いつまでたっても恋の矢は
あなたの胸にはささらない
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