板チョコ

満点の星を最上階の ベッドから見てる
少し羽根を伸ばし 月明かり浴びて
落ちる 時の砂時計
折れる位に 抱きしめあって

街が目覚める前に それぞれの場所へ
首筋には夢のしるし
曇ったショーケースに
並んでる二人の暮らしを 抜け出して
逢いたい時だけ 逢いに来てくれれば
いいんだよ

ねぇ 振り出しもゴールも
期限も無いのだから
古いフランス映画を見て
飲めないワインで 夢に寝転ぶ
リズムに合わせ踊る日も
こうして君と居ると 一瞬忘れられる
壊したい でも捨てられない
変わりたい でも
離したくはない 日々の中

満点の星を最上階の ベッドから見てる
愛とも恋とも言えぬ 現在を見つめてる
だから逢いたい時だけ 逢いに行くよ
身勝手だけれど

ねぇ あの頃の僕等だって
錆びた風見鶏 だから逢いたい時だけ
逢いに来てくれれば いいんだよ
ねぇ 僕等が僕達を 壊さぬ為にも
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