燃え尽きる月

そろそろ行かなくちゃね
星は休まず降り続く
私がくたびれて
夕暮れを見つめるときに
その奥でせかせか働く空
心だけ止まる

悲しいを待たないで
どうせ来るのよ
楽しいを迎えにいこう
月ぐらいなら 行くよ

とっておきの笑顔を
届けに行くから
願ってだってちっぽけって
とっておきを 紡いでいく

空っぽな夜でも 寂しくない
うまく眠れるよ
また嘘を吐露した 寂しいです
手当て求めてる

黒いひだまりを みんな持ってる
内緒にしなくていい
燃え尽きないで 撫でて

分厚い雲 くぐり抜けて
探すの かけらの君
大丈夫の魔法をかけてあげるから
月ぐらいなら遠くない

とっておきの笑顔を
届けに行くから
願ってだってちっぽけって
とっておきを 紡いでいく

抜け出せないなんて
一つもないはずだ
攫って抱いてぎゅってして
一緒に行こう 紡いでいく
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