アゲイン

今 暮れようとする瞬間の
たそがれ空を見ていると
何故か 目まいににた感動が
かけめぐります!

青春はいつもかけ足 気ままなお前
美しい草花に見とれているうち
もう行ってしまうよ私をおいて
いつもの喫茶店で備えつけのコミック雑誌毎週読み
夜更けまでおしゃべりした
あの時評判だったマンガのヒーロー
今はもう変わった
だからもう一度会いたいお前に
せめてもう一度会いたいお前に
アゲイン

青春はいつもかけ足 気短かなお前
ちょっとかまってあげないでいると
もうここを出て行く声もかけずに
小さなアパートみつけ嬉しくて友達の一人一人に
電話かけあいさつした
あの時壁にはってかざったユトリロ
いつのまにかもういない
だからもう一度会いたいお前に
せめてもう一度会いたいお前に
アゲイン

ああ!この感動は何だろう
そう思って自分の心をさぐり
我に帰った時 もうたそがれは
終っています
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