コカルテ

真っ白なココロはいつしか
好き勝手な落書きで汚され
自分らしく生きることが困難になってた

真っ黒なカルテを見ながら
トランキライザの約束破り
大きく息を吸い込んで弱音を吐いた

夜に溶け出して滲んだ青い言葉 知らない声
誰かが決めた私が歪な花 咲かせてく

もう死んでしまおうか
そう言ってここまで来てしまった
ふんぞり返った天使が
私を指差して問いかける

生まれ変われるなら
それとも消えてしまえるなら
どっちを選ぶんだい?
あぁもう面倒くさいな 誰か決めてくれ

真っ赤な嘘で繕った
コルセットがカラダを締め付けて
上手に息をすることが困難になってた

透明な温度の中で
甘酸っぱい林檎は凍りついて
見向きもされずにいつしか砕けて消えた

夜を切り裂いて乾いた涙の痕 抜けない棘
誰かの中の私が可憐な花 捧げてる

もう死んでしまうなら
そのボタンを押すだけで良かった
どうしようもないくらい明日は
誰にも選べやしないのなら

散々な世界を
それでも知りたいと思った
ショッキングなほど鮮やかな
私の色で染まってゆけ

もう死んでしまおうか
これ以上は動けないんだ
ひっくり返った天使が
シャララ シャララと笑ってる

散々な世界を
それでも生きたいと思った
ショッキングなほど狂おしい
私の愛で染まってゆけ
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