砂浜

砂浜に 腹ばいになって 今年の夏を 思い出そう
さらさらと 手のひら抜けて 零れてく 時のはやさ

冬が来るって あなたが云う 砂の冷たさを 感じたのかな

砂浜に 二人立てば 繰り返す 波変わらずに
今までの 日々を棄てて 帰らない 時の重さ

人は恋しい あなたが云う 僕がいることを 知りながら

砂浜も 今日が最後 明日から 離れて暮らす
お互いの 幸せ祈り まちがいも おもいでとして

海が恐いとあなたが云う
波の重吹きが 襲ってくるという
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