16歳(Original Size)

さりげない振りで 待ち伏せした裏門
君の自転車の後ろに乗って
肩に触れてドキドキしてた 切ない駅までの道

雪が降ってふたり やっと手をつないで歩いた
あどけなく季節は流れていた
あの日君が押し倒した熱を 拒むまでは

あの時 抱かれていたなら
今も君と居れたのかな
あの時泣いて逃げたのは
好きだったから 君を好きだったから怖かったの

まわりの友達が 女をまとってゆく
誰かこの背中 押してくれたら
きっといつでも飛びおりられる
そんな気がしてるのに

優しすぎる君に 素直になれなくなってた
ぎこちなく季節は流れていた
あの日君が押し倒した熱を 越えられずに

あの時 抱かれていたなら
今も君と居れたのかな
本当は君がほしかった…
あと少しの勇気がなかっただけ

夕暮れの教室静かに影が重なる
くちびるも繋いだ指先も震えていたね

もし、
あの時 抱かれていたなら
今も君と居れたのかな
あの時泣いて逃げたのは
好きだったから 君を好きだった
あぁ君の最後のコトバが
今も胸にこだまするよ
わたしのすべてを見せても
きっと君は受け止めてくれたのにね もう二度とは 戻れないんだね
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