千輪花火

君はわかってるんでしょ
二人は思い出になること
夏に咲いた物語
ドラマチックにはもう行かない

あの映画じゃもう一緒に笑えない
すれ違う二人はコメディみたいに
笑えない映画のシュールなワンシーン
少し離れて歩く君の影に
自分の影を重ねてみても
なぜか胸が張り裂けそうになるだけ

くだらないないライなんて僕を責めないで
わかってるんだ
愛されたいなんて僕のわがままさ
願ってるんだ
終わらない恋だと信じていたなんて
俺 馬鹿みたい
夏の花火 終わらないでいて
最後の花火 散らないでいて

君と手を繋いだ日のこと
いまでも僕は覚えてる
二人 見上げた夜空に
打ち上がった千輪花火

また来年も一緒に見たいね
二人乗りで下る帰り道
あの頃の面影はもうここにはない

電話越しの声と無言の時間
重ねた身体だと初めてのキス
もう全て何もかも忘れられたら あーああ

くだらないないライなんて僕を責めないで
わかってるんだ
愛されたいなんて僕のわがままさ
願ってるんだ
終わらない恋だと信じていたなんて
俺 馬鹿みたい
夏の花火 終わらないでいて
最後の花火 散らないでいて
千輪花火 消えないでいて
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