カフェラテのうた feat. luz

掻き混ぜながら 愛して
冷める頃には 帰して
喉を伝う闇
どうぞ 召し上がれ

深煎りしちゃった仇色のビーンズ
宵に咲いたホイップ 一輪
渇いた言葉で 何が救えんの
音も価も無い 聲だけが良い

絡み合って 机上
さながら 劇場
火照るから 零れた
不幸のドリップ

優しく注いで 塞ぐ白雪
はじまりは 綺麗で居たい

ふたり ハバネラ
溶けて かさね合って 踊れば
白く黒く 甘く苦く 嗤うトリップ
秘密が生まれる

掻き混ぜながら 愛して
心だけでも 還して
飲めど 飲めど 渇く呪い
可笑しく 侵して
癒々
忘れちゃった あなたに
相応しい 夜になったね
喉を伝う闇
終わってゆく ラヴィ
どうぞ 召し上がれ

交わすハーモニー
他愛もない サムバディ
泡沫の 我楽多
揺らして fake me
廻して fake you
ねぇ イビツなりに美しく在ろう

ぐちゃぐちゃになってね
情けなく 果てるまで
汗ばんだカップで 一つに成って
嘘みたいに 溶けて消えよう

朝にサヨナラ
明けて シラけ合う運命なら
脆く 酷く 荒く 描く 爪痕に
秘密を宿した

諦めながら 愛して
心ゆくまで アイロニー
夢の夢のまた夢なら
こぼしてしまえ
厭 厭 厭
忘れちゃった 証に
全部ちゃんと 台無しにして
まだ 足りないなら
強請って おかわり

水面に浮かべた
最後のサイン
想い出ごと
未来ごと
飲み干して

忘れたいのは どうして?
この冀望を 否定して
何者にも成れないままの
二人で居させて

掻き混ぜながら 愛して
心だけでも 還して
飲めど 飲めど 渇く呪い
誰より 侵して
癒々
忘れちゃえる あなたに
相応しいのは わたしだけ
喉を伝う闇
狂ってゆけ ラヴィ
これで おしまい
どうぞ 召し上がれ
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