終の棲みか

穏やかな日々が ここにある
夕やけの歌が ここにある
もう急がずに 季節(とき)に身を寄せ
君とふたりの あかね空
言葉で言えない 胸の暖かさ
倖せなんか 小さくていい
人を羨(うらや)まず 生きてこれたのは
終(つい)の棲(す)みかに 君がいたから

懐かしき日々が ここにある
若き日の青春(ゆめ)が ここにある
もう迷わずに 浮雲(くも)のゆくえを
君の隣りで 指させば
心は旅する あの日あの場所へ
思い出だけは 遠くてもいい
人をおしのけず 生きてこれたのは
終(つい)の棲(す)みかに 君がいたから

言葉で言えない 胸の暖かさ
倖せなんか 小さくていい
人を羨(うらや)まず 生きてこれたのは
終(つい)の棲(す)みかに 君がいたから
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