くれない仁義

恋に咲いても いのちはいのち
義理に散っても 花は花
おひかえなすって
この道 開けてもらいましょうか…
女だてらに 仁義きる
肌はくれない 鉄火肌

変る時節を 嘆きはせぬが
浮名ばかりの たつみ風
おひかえなすって
けじめをつけに 参りましょうか…
肩で泣いてる 緋ざくらも
燃えて血染めの 修羅の坂

あおぐ夜空を 染めては消える
雪か花火か 人生は
おひかえなすって
盃うけて 別れましょうか…
忍の一文字 抱いてゆく
それが渡世の おんな道
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