夏の雪

アイシテル
その言葉だけ
伝えたい
夜がある

窓の外
街のあかりが
気持ちを灯す

不器用なココロを
あなたの胸の中で
抱きしめてよ
嘘でいいから

見つめ合う視線が
愛を燃やすの
夏の雪の魔法が解ける

サヨナラの朝は
シアワセの後で
あなたのキスを思って

叶わないと
わかっているのに
好きなのは
なぜなの

京町家と
女の心は
入り口が狭い

隠しきれないほど
あなたのことが好きなのに
どうして
僕じゃないの?

見つめ合う視線が
愛を燃やすの
夏の雪の魔法が解ける

サヨナラの朝は
シアワセの後で
あなたのキスを思って

愛を知ると
より孤独を知ってゆく
そしてもっと近づくと
より遠ざかってゆく
生きている矛盾だらけのどまん中で
たとえどれだけ
好きであっても

すれ違うyesterday
めぐり逢いの中
人は皆孤独と愛の
狭間をさまよう

好きだから逢いたい
なのに隠してゆく
言葉では表せられない
このもどかしいこの距離を

アイシテル
その言葉だけ
伝えたい
夜がある
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