キラキラ

ぼくには甘すぎるよ ひとりじゃ食べきれない
正直苦手なんだ きみのだいすきなりんご飴
『ふたりで半分こしよ。』どうして嬉しそうなの?
照れ笑いきみは本当にずるい ぬるい風が揺れる

このまま時が止まればいいな
このままぎゅっと手を握れたら...

屋根まで飛んで 空高く飛んで
きらきら光るしゃぼん玉
きみへの想いも乗せて
届く前に消えちゃえ

必死で手にした場所 意外と甘くないね
懐かしい町の匂い ビルの隙間風に溶けた

現実から逃げたいわけじゃない
ただあの夏が熱すぎただけ...

屋根まで飛んで 空高く飛んで
きらきら消えたしゃぼん玉
隠した想いが痛い 会いたい きみに会いたい

どうしてきみなの?きみを選んだの?
壊れて消えたしゃぼん玉
ぼくのすべてだった 今でも...

りんご飴はまだひとりじゃ食べれない
でもぼく強くなるから
ちゃんと手を握るから
届け、きみがいる空へ。
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