あたらしき夜

あたらしき夜
なつかしい波 崩れ

だれも気づかず
いつもの 人混み
ノラ猫だけが わたしを みつめる

手を払ってみたり
いい訳したり そんなこと もういいの

心のなかの 美しい 混乱を
愛するだけで 自由に なれる

手を払ってみたり
いい訳したり そんなこと やめたの

だれも知らない 明日のわたしを
聞き流すのよ 言葉の洪水
だれも知らない 明日のわたしを
どこにもないの 暗号なんてね
満ちてく 冒険
消えゆく 足あと

あたらしき夜
わたしは 飛びこむ
なつかしい波
消えゆく まぼろし
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