北海峡

赤い角巻(かくまき) あの娘(こ)の涙
思い出すたび こころが騒ぐ
長く待たせはしないから
連れに来るまでいてほしい
雪が舞う 札幌に
残した恋よ 怨んでいてか
ああ 遠くなる 北海峡

ひとつ季節が 過ぎゆくたびに
俺は都会に こころを染めた
北のナマリも純情も
捨てたつもりじゃないけれど
雪が舞う 札幌に
残した恋よ いまでも待つか
ああ 遠くなる 北海峡

グラス重ねて 今夜も酔った
夢をなくした こころが重い
いまもあの娘が好きだけど
帰れないのさこのままじゃ
雪が舞う 札幌に
残した恋よ 許しておくれ
ああ 遠くなる 北海峡
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