ぎゅってしよ

もしも明日世界が終わってしまうとしたら
僕は君の隣でこの身が果てるまで
「愛してる」って言うんだろうな

君がくだらないことで笑うたび
君のやわらかい声を聴くたび
僕はガラでもないけど
この世界の平和なんて願っちゃったりしてる

あぁ 流れる季節の中で僕らただ恋をしただけ
ぬくもりがこの夜に溶けていくのが怖くて

だから ぎゅって、ぎゅって、ぎゅってしよ
君の温度を忘れないように
ぎゅって、ぎゅって、ぎゅって、ぎゅって
君が思い出なんかにならないように

もしもタイムマシンでどこかへ行けるとしたら
僕は君が生まれたその日に戻って
眠る君を抱きしめたい

君が育ってきたその街も
君が見てきたその景色全部も
僕は触れたいとか 知りたいとか
思って一人 目が熱くなってる

あぁ オレンジに染まる空にただ君を思い描いて
らしくないな 今はずっと永遠なんか願ったりしてる

ぎゅって、ぎゅって、ぎゅってしよ
僕ら二人離れないように
ぎゅって、ぎゅって、ぎゅって、ぎゅって
君が思い出なんかにならないように
君が僕を忘れないように
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