冬の小鳥

毎週土曜日は 外に座って
少年は両手を あたためながら

思い出ばかりが 胸を駆け回る
最後だと言われても 帰りを待つ

氷の上では いつも自由で
滑って変わる空気 確かめながら

きっとパパだって すごく会いたくて
連絡したいけど できないんだ

見て ほら 星が踊る
ママも笑う

身体が浮いてしまう
パパが見える

初めて踊った日を思い出す
優しさに包まれ 冬の小鳥

LA LA LA…

見て ほら 星が踊る
ママも笑う

身体が浮いてしまう
パパが見える

夢を見続けて 口ずさむ歌
ぼくはここだよと 知ってほしい

そして飛び立って
冬の小鳥
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