16才~青い夜

16になったばかりの あの冬の夜の出来事さ
バイクに乗って 溜まり場に集まり
他愛もない 話しをしていた

タバコを俺がきらしてた あいつは微笑んで
俺に「バイクを貸してくれ そしたら買って来てやる」と
そう言って部屋を出て行った...。

雪が少し降りはじめていた 「俺の革ジャンを羽織って行け」と
外は息が白くなっていた
「似合ってってるよ」と握手をしたんだ…

キックで かけたエンジンが 街中に木霊してた
凍りかけてた道の上 ケツを振りながら出て行く
見送る俺 背中越しにピースサインをしていたのに…

Ah 悔いが残る... Ah 雪の夜... Ah 馬鹿だった... Ah 青い夜...
今も痛む傷さ I Wana Crying...

サイレンの音鳴り響く 俺たち現場着いた時
あいつは道に横たわり 白い雪 真っ赤に染めて
ピクリとも動かないまま 夜空を見上げていたんだ...。

Ah 革ジャンの... Ah ポケットに...
Ah 買ってくれた... Ah 俺のタバコ...
Ah 悔いが残る... Ah 雪の夜... Ah 馬鹿だった... Ah 青い夜...

16になったばかりの あの冬の夜の出来事さ...。
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