酒田カモメ唄

酒田港(みなと)の 黄昏時は
白いカモメも 夕日に染まる
すねて甘えた 倖せが
海の向こうで 燃えてます
好きで 好きで 好きでたまらぬあの人を
カモメよ どこに運んだの

沖の飛島(とびしま) 海猫さえも
ぬくい塒(ねぐら)に 帰ってゆくに
帰る胸すら もう無くて
こころひゅうひゅう 泣いてます
泣いて 泣いて 泣いてどうなる弱虫と
カモメが そっと笑います

六角灯台 あかりがともる
海を照らして 想い出さがす
夢をつかの間 手渡して
なんでさみしく させますか
もっと もっと もっと抱いててほしかった
酒田の港 カモメ唄
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