蛍舞う頃

あれから幾度と 月が欠け日は沈み
そう 想い出は 暖かな灯火

また 夢で逢えたなら 微笑み交わすの

蛍舞う頃 話したいことがたくさんあった
腕時計隠して 時を止めたの

あれから幾度と 花が咲き種は落ち
そう 胸の奥 焼きついた景色も

また ここに来る頃は 梅雨空へ移る

蛍舞う頃 オレンジの雨が 夕日に光る
髪濡らし 頬伝う雫拭った

名前刻んだ石の前で
あなたの遠い記憶たどる

蛍舞う頃 この川を 二人手をつないで...ね
ありがとう あの頃を 幸せだった
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