宝石

真夜中の空に問いかけてみても
ただ星が輝くだけ
心から溶けだした黒い湖へと
流されていくだけ

もう一度天使はボクにふりむくかい?
僕の心で水浴びをするかい?
やがてくる冬の風に波が揺られて
闇の中へぼくを誘う

氷のように枯れた瞳で
僕は大きくなっていく
だれもよせつけられない
異臭を放った宝石

心からしみでた黒い空に
今夜も星は輝くだけ
やがてくる春の光
息をすいこんだ

氷のように枯れた瞳で
僕は大きくなってゆく
だれもみたことのない
異臭を放った宝石
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