エドの国

不埒な想いはずっと私を誘い
導かれるように辿りついた
何でも手に入る ここはエドの国
禁断の扉を開け放つ

『ようこそ この国へ』
黒い影が微笑んで囁いてきた

恐がることはない

煌いた街の色に 染まってしまえばいいだけだろう
無防備に傷つけたあの人 忘れてしまいたい

地下鉄を乗り継ぐモグラになって
穴だらけの土地に根を張ってゆく
落とし穴さえも多い ここはエドの国
したたかに生きる術を知る

道の片隅でまた 黒い影が笑う
『逃げる事くらい 容易い事だよ』と

この胸に落ちてくる 同じ想いに歌いつづける
あの人がいない街は ただ錆びついていくだけ

乾いた部屋で 壊れる人形になる

煌いた街の色に 染まってしまえばいいだけなのに
無防備に傷つけたあの人 忘れてしまえない

この胸に落ちてくる 同じ想いに歌いつづける
Tururu… 忘れてしまえない

枯れては咲く花になって もう一度私に落ちて
抜け出せない ここはエドの国
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