心呼吸

あの日パパと見上げてた綺麗な夜空も
今じゃ遠くでミサイルが流れ星のように飛ぶのです
ただ願ったよ あのミサイルが堕ちるのは何処かの街じゃなく
腐りきったこの僕の心でありますように

こんな世界の片隅で 今日も僕らは息をする
途切れぬように 途切れぬように
まだ生きていてもいいんですか?
誰かがそっとつぶやいた 人は汚れた生き物と
認めぬように 逆らうように
柔らかな君の体温に触れてみた

何かの命を奪ってまで食い繋ぎ生きてる
そうまでして生きる価値がこんな僕にあるというのかい?
もうわかったよ ほら黙ってよ 身体中が悲鳴をあげるのに
この肺がこの心臓が止まることを許さない

こんな世界の片隅で それでも僕らは種を蒔く
枯れないように 枯れないように
希望の芽を絶やさぬように
誰かがそっと吐き捨てた すぐ干からびてしまうよと
認めぬように 逆らうように
涙の粒でアスファルトを濡らしてみた

誰かが叶えたその夢は 叶えられなかった誰かの夢
僕がぼんやり過ごす今日は 昨日消えてった命の明日
僕らはきっとどこかで繋がってるんだな
わかち合うことはできるかい?痛みも悲しみも

こんな世界の片隅で 今日も僕らは息をする

こんな世界の片隅で 今日も僕らは息をする
途切れぬように 途切れぬように
まだ生きていてもいいんですか?
誰かがそっとつぶやいた 人は汚れた生き物と
認めぬように 逆らうように
柔らかな君の体温に触れてみた

息を吸って吐くだけの単純作業でいいんだよ
つまりそれは生きる意志 無意識に背負った運命
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