拝啓。皆さま

ふいに思い出した少し前のこと。
たまには下を向いて、躓かないように。
昨日は何に悩んでいたんだっけ?
いいか。忘れようか大したことじゃないさ。

すべて 終わりにしようと思った少女は、
駅のホームに飛び込んだんだ。
隅のほうにいるのが好きなの。誰も届かない。覗けないんだ。

病気の人たちを演じ涙誘う。そんなテレビドラマ僕は嫌い。

誰かがそこに線を引くから、息が詰まるな、行き詰まるな。
拝啓、皆さま。僕らはつくづく馬鹿なものですね。
学習しない。
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