地平線の向こうへ

想い出よりも明日が欲しい
モノクロな街の中で…
ぎっしり埋ったアドレス帳
でも孤独は今夜も埋らない
紙切れの様な冷たい月が しぼんだ心を照らすよ
ありふれた毎日 明日への不安感じた
この今が始まり
背伸びをして登った夢も
思った程高くなくて
いつも うつむいてしまうけど
地平線の向こうへ そっと夢に着替え…
五つの窓には五つの空があるから
余計な物が多く真実が見えづらい
きっと誰もがそう 決して一人じゃない

花束よりも言葉が欲しい
例えほんの一言でも…
心の隅っこで あの日の少年は
今でも落書きを続けてる
雨に撃たれ 自分の弱さ認めてしまったら
何かが透けて ぼんやりと見えて来た
地平線の向こうへ… 虹があるのなら
迷いも嘘さえ 今は抱きしめて飛ぶよ
変わらない毎日と 変われない僕等
ずっと夜間飛行 夜明けが来るまで
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