ふるさとへ帰ろう

ふるさとへ帰ろう 君が育った町へ
君の母が待ってる 老いた身体を横たえて‥君の帰りを待ってる
自分の命を削り 君を育てた母が
君が忘れかけたふるさとで 老いた身体を横たえて・君の帰りを待ってる
ふるさとへ帰ろう 君が育った町へ
老いゆく母は語らない 救いなど求めもしない・それが何故だか分かるかい
ふるさとへ帰ろう ふるさとへ帰ろう 老いた母の為に
あの日、優しさを‥ふるさとに残し 君は都会に憧れて‥しまった
そして、君はそこで何を‥得たのだろう 今でも拘る何かが‥あるのかい
ふるさとに沈む夕陽は‥あの日と同じ、だけど
君が母を最後に見たのは‥いつ
君が何かと闘い‥もがく間に‥君の母も老いに苦しんでる
ふるさとへ帰ろう ふるさとへ帰ろう 君自身の為にも

ふるさとへ帰ろう 君が育った町へ
そこで君は必ず 大切なモノを見つけるだろう・今の君が忘れてる何かを
自分の命を削り 君を育てた母が
君が忘れかけたふるさとで 老いた身体を横たえて・君の帰りを待ってる
ふるさとへ帰ろう そして、多くは望まない
君は母の手を取り 「今、帰って来たよ」・と・声を掛けてくれ
ふるさとへ帰ろう ふるさとへ帰ろう 老いた母の為に
私も自分の暮らしに‥疲れた時 ふるさとに救いを求めてた
だけど、今、思えば‥母はその頃 老いの狭間に喘いでいた
今でも母であって‥欲しいとは思うが 母がいるのは私の記憶の‥中
それは、母との暮らしを‥始めればこそ‥分かり出した事
ふるさとへ帰ろう ふるさとへ帰ろう 君自身の為にも
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