夢ひとつ

あなた待つ夜は 三十路が十九
恋は耳まで 紅をさす
今あれば何もいらない 生きられる
信じるだけの 仲だけど
いいのよ いいのよ 小さな夢ひとつ

早くねむれば そのぶん早く
逢える明日が 近くなる
陽だまりは惚れた男の 腕の中
窓打つ風が 寒いけど
あたしは あたしは 冬でも蝶になる

便りとだえて あれから三月
恋はかなしい 片だより
るすでんに酒に負けては いないかと
あなたの声に 花いちりん
飾るのよ 飾るのよ 女の夢ひとつ
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