愛よ炎に染まれ

唇濡らす 涙の糸を
夕陽が 染めてゆく
愛しき女(ひと)よ 笑ってごらん
悲しみは今 遠くに消えた

木枯しの 舞う夜は
僕の胸で おやすみ
凍りつく指先に
息をかけて あげよう

振り向くな ためらうな
愛を信じて
風の吹く 青春を走れ
炎のように

激しい雨に 打たれた後の
野ばらは 美しい
愛しき女(ひと)よ 誰もが一度は
傷つきながら やさしさを知る

想い出が 痛むなら
僕が歌を 贈るよ
飾らない 微笑み
心に虹を 描こう

振り向くな ためらうな
愛を信じて
風の吹く 青春を走れ
炎のように

唇濡らす 涙の糸を
夕陽が 染めてゆく
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