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  • ヒトリエ
    the pillowsが解散してしまった。
    the pillowsが解散してしまった。

    ヒトリエ

    the pillowsが解散してしまった。

     2025年1月22日に“ヒトリエ”がニューアルバム『Friend Chord』をリリースしました。今作には、先行シングル「ジャガーノート」、「オン・ザ・フロントライン」、そして、2024年11月27日にリリースし大きな話題を生んだ、wowakaボーカル、作詞・作曲の未発表曲「NOTOK」を今回、Album versionとしてシノダがボーカルを務めた、全10曲が収録。    さて、今日のうたではそんな“ヒトリエ”のシノダによる歌詞エッセイを3週連続でお届け! 今回が最終回です。今年、35年以上の活動に幕をおろしたthe pillows。彼らへの想い。彼らから受けた影響。そして、奇しくも今の自身の気持ちにフィットする今作『Friend Chord』収録曲の歌詞について、綴っていただきました。ぜひ今作と併せて、エッセイを受け取ってください。 ヒトリエのニューアルバム『Friend Chord』リリースのタイミングでこの場をお借りしてまで書くべきことであると判断したので書かせていただきます。   the pillowsが解散してしまった。   あのどこまでも拗ねて開き直ってを繰り返しながらそんな自分の弱さも全部引っくるめて前へ前へと進もうとする力強さ、そしてユーモアとユニークの間に生を受けたみたいな言語感覚が生み出すあまりに重たいパンチラインで数々のティーンエイジャーをリングに沈めて来た我らがヒーロー山中さわおさんの影響を受けないことは最早不可能で、僕自身の創作にどこまでも深々と根差されちゃってるしそういった人間があまりにも少なくなさ過ぎるように思う。随分と陰気な大人に育った自分でさえも何だか嫌いではなく今も生き続けていられるのは、思わず忘れてしまいそうな程に側にあり続けてくれたthe pillowsの歌に幾度と無く支えられてきたことに他ならず、結局こんな形で気付かされてしまうのだ。   そんな僕だから新しいアルバム『Friend Chord』に書き起こした歌詞からもきっとthe pillowsの影響が何かしら見えてくるに違いない、さてどんなもんかねと今一度読み返してみたらあまりにも拗ねっぱなしでちっとも前に進もうとしない様子にびっくりしてしまった。とにかく基本的に離別してるというか、手を差し伸べようとか全然しないし、歩き出さないし。ずっと部屋に居んなコイツって感じがずっと漂ってて、まあ実際本当に部屋からは出ないしそういう内容になった理由もちゃんとあるしそれを語るべき機会が今なんだろうけど、少しはFUNNY BUNNYのように誰かの背中でもそっと押してみては如何だろうかと思うくらいにはウジウジしていて、ま~でも結局これが僕なんだよな~と思わされる程には良く書けてるじゃんと思ったりもした。   強く憧れたものと比較してそこに到達出来ない自分、みたいのにはもう慣れたし飽きたしそれが当たり前のことだってのもわかったし、僕は僕なりに頭を捻らせて僕からしか出てこないであろう言葉を紡ぎ続けていくだけだし、僕にとってのストレンジカメレオンみたいな衝撃的な出会いがこのアルバムで誰かに起こるのかもしれないし、だからこそ続けていくことには意味があるんだよって言ってくれるのは俺の中のthe pillowsだった。   そのthe pillowsが解散してしまった。   丁度the pillowsが解散したその日原宿に行く用事があり、ゴミゴミした山手線の中で、何でもうthe pillowsが居ないのにこの世界は普通に回ってられるんだろうなと思ったら胸の中に2月の風が吹き込んで来て、とてもじゃないがやってられないような気持ちが少しだけ生まれた。 少しだけだったのは、僕がもうすっかり大人になってしまったからなのだと思う。   きっと、 僕もあなたもこれからまだまだ色んな大切なものを失っていったりするだろうし、もしかしたら人生って思ってた以上に寂しく終わっていくものなのかもしれないけど、奇しくも『Friend Chord』の歌詞はそういった出来事に対する覚悟だったり喪失感だったり取り返しのつかない気持ちだったりが書かれていることが多く、こうして僕達がメジャーの世界を10年間駆け抜けていった矢先に解散したthe pillowsの背中を目の当たりにした僕の気持ちにあまりにフィットするアルバムになってしまい、全然そんなつもりじゃなかったんだけどなあ、でもそうなっちまったもんは仕方ないもんなあ。折角だから大好きな先輩バンドの解散にかこつけてアルバム宣伝するようなそんなセコい真似する自分だって別に嫌いじゃなかったりする、そんな僕だからこそ書ける言葉が沢山詰まったアルバムだと思っていっちょ聴いてみてほしい。   あーあもっと自分の書いた歌詞の話とかいっぱいするつもりだったんだけどそれどころでは無くなってしまった。だって全然心の整理がつかないんだもの。   次はあなたがほんの少しだけでも前を向いて歩いて行く気持ちになれるような歌詞でも書いてみようかな。そんなこと僕に出来るのだろうか。出来なくってもまあ、別にいいのか。   <ヒトリエ・シノダ>   ◆ニューアルバム『Friend Chord』 2025年1月22日発売   <収録曲> M1. 耽美歌 M2. ジャガーノート M3. Quadrilateral Vase M4. ネバーアンダースタンド M5. 月をみるたび想い人 M6. Shadowpray M7. NOTOK(Album version) M8. オン・ザ・フロントライン M9. おやすみなさい M10. ブルースプリングパンク

    2025/02/07

  • ヒトリエ
    さよなら、血まみれのデイジー
    さよなら、血まみれのデイジー

    ヒトリエ

    さよなら、血まみれのデイジー

     2025年1月22日に“ヒトリエ”がニューアルバム『Friend Chord』をリリースしました。今作には、先行シングル「ジャガーノート」、「オン・ザ・フロントライン」、そして、2024年11月27日にリリースし大きな話題を生んだ、wowakaボーカル、作詞・作曲の未発表曲「NOTOK」を今回、Album versionとしてシノダがボーカルを務めた、全10曲が収録。    さて、今日のうたではそんな“ヒトリエ”のシノダによる歌詞エッセイを3週連続でお届け! 今回は第2弾です。綴っていただいたのは、収録曲「 ブルースプリングパンク 」にまつわるお話。エイトビートの速いギターロックを作ることに高いハードルを感じていた自身が、「書けた」と思えたこの歌。ぜひ歌詞と併せて、エッセイをお楽しみください。 とにかくエイトビートの速いギターロックを作るのが苦手である。苦手、というよりもエイトビートの速いギターロックこそが僕にとっての全てで、例えばリンダリンダであるとか赤いタンバリンであるとかダニー・ゴーであるとかシャロンであるとか透明少女であるとか戦場の遠距離恋愛であるとか、そういった弩級の名曲達を聴いて憧れてバンドをやるようになったので、そこに肩を並べられるくらいの名曲を書かなきゃいけないし、聴き手にそれくらいのインパクトや勇気、感動を与えなきゃいけないと特に強く思ってしまう、自分にとってとてもハードルの高い創作になってしまうのである。   なのでかなり勇気を振り絞って、今回のアルバムの最後を飾る「ブルースプリングパンク」を書いた。いやぁ、書けた書けた。果たして上記のような諸々をこの曲でクリア出来たかどうかはわかりませんしそこは聴き手に委ねるしかないのですが、「書けた」と自分で思えることはかなり重要だとは思いませんか皆さん、この場合。ね。   ちなみにこの曲の原型はかなり前から、それこそアルバム『REAMP』を作ってる頃からデモが存在して、それを47都道府県弾き語りツアー「シノ鉄」の、恐らく高知公演でフル尺にして披露したわけですが、レコーディング直前で歌詞を殆ど全て書き直しました。何だかパンチに欠けたので。   そういう年月や工程を何度も経てそれでも残り続けた<さよなら、血まみれのデイジー>という歌詞、意味はさっぱりわかりませんがこれを超えるインパクトを持った言葉は終ぞ出て来ませんでしたし、このワンフレーズが曲中最も炸裂していて大好きです。果たして誰なんでしょうか血まみれのデイジー。きっとかなりピーキーな性格の女の子なんじゃないかと思います。   改めて歌詞を読み直した時にあまりの青さに何だか照れ臭くなってしまい、自嘲の意味も込めて「ブルースプリングパンク」という曲名になりました。僕が高校生だった頃に、メロコアとは違うブルーハーツリバイバルのようなパンクブームが起こり、それらは十把一絡げに青春パンクと呼ばれたりしてたんですが、僕はあんまりそこに傾倒はしませんでした、聴いてて何だか照れ臭かったので。この曲名はその照れ臭さからやって来たものだと思われます。そもそもこの曲パンクじゃないし、青春パンクってこんなたくさん転調しないし。   それはそれとして、これを聴いた人の心の青い部分に引っ掻き傷のひとつでもつけられたら御の字でございます。 <ヒトリエ・シノダ> ◆紹介曲「 ブルースプリングパンク 」 作詞:シノダ 作曲:シノダ ◆ニューアルバム『Friend Chord』 2025年1月22日発売   <収録曲> M1. 耽美歌 M2. ジャガーノート M3. Quadrilateral Vase M4. ネバーアンダースタンド M5. 月をみるたび想い人 M6. Shadowpray M7. NOTOK(Album version) M8. オン・ザ・フロントライン M9. おやすみなさい M10. ブルースプリングパンク

    2025/01/31

  • ヒトリエ
    わたしだけの感情が貴様にわかるものか
    わたしだけの感情が貴様にわかるものか

    ヒトリエ

    わたしだけの感情が貴様にわかるものか

     2025年1月22日に“ヒトリエ”がニューアルバム『Friend Chord』をリリースしました。今作には、先行シングル「ジャガーノート」、「オン・ザ・フロントライン」、そして、2024年11月27日にリリースし大きな話題を生んだ、wowakaボーカル、作詞・作曲の未発表曲「NOTOK」を今回、Album versionとしてシノダがボーカルを務めた、全10曲が収録。    さて、今日のうたではそんな“ヒトリエ”のシノダによる歌詞エッセイを3週連続でお届け! 今回は第1弾。綴っていただいたのは、収録曲「 ネバーアンダースタンド 」にまつわるお話です。47都道府県弾き語りツアー「シノ鉄」で生まれたこの歌。自身がとくに気に入っているフレーズとは。そして曲名の由来は…。ぜひ歌詞と併せて、エッセイをお楽しみください。 平素よりお世話になっております、ヒトリエという昨年メジャーデビュー10周年を迎えたバンドのギターボーカル、シノダと申します。 ヒトリエは新しいアルバム『Friend Chord』を1月22日にリリース致しました。 今回はそのアルバムから一曲、「 ネバーアンダースタンド 」についてつらつらと語らせていただきます。   昨年わたしは47都道府県弾き語りツアー「シノ鉄」というタフなツアーをやっていたんですが、いつからか本番前に新曲を書いてその公演で披露する、という意味わからん負荷を自分に与えるようになりました。   恐らくsyrup16g(僕の宗教)がART-SCHOOLのイベントでいきなり新曲を四曲もやったことに感銘を受けたというか曲解したというか、ライブの初っ端に誰も知らない曲やるのカッコよくね?って思ったのかもしれません。アホなので。その所為で会場入りからサウンドチェック、リハを終えて残った時間は全部作曲にあてるということを各会場で繰り返す羽目になり全然ゆっくりする暇は無かったですし、出来ない時はやばいくらいに出来ないので半ば無理矢理泡沫みたいな曲をでっちあげていざ本番を迎えて歌ってる最中に平気で歌メロを忘れたりして、さも忘れてないですみたいな顔をしたりしてました。そんな調子だったのでファンから、「今日の新曲良かったです」と言われても「どんな曲でしたっけ??」ってなることが多かったんですが、結果的に39曲は書いたらしいです。本当か??????????   「ネバーアンダースタンド」はその混沌の中生まれた比較的ちゃんとしたほうの曲で、どうやら広島で作ったらしいです。 どこで何を書いたとか本当に覚えてないんですがエゴサしたら広島って出て来て、ファンはこういう情報をちゃんとアーカイブしてくれてるのでいつも助かっています。 広島でシノ鉄をやったのは昨年の3月2日みたいです。遥か昔の出来事過ぎて、そんな頃からこの曲はあったのか、と驚いています。 前述したような限りなく焦燥に近いスピード感で歌詞を書いてた割には歌い出しの、   フリーズドライされた輪切りの柑橘を 優しく食むように詩集のページをめくる   この2行がとても綺麗で気に入っています。 それ以降はずっと発狂してるような内容なのですが異様にスムーズに書けた記憶があり、改めて読み返すとあの特殊な状況下じゃないと出て来ない言葉だらけで、負荷が物を言わせてるなあというか、負荷に物を言わされてるなあというか。どっちなんでしょうね。   一番悩んだのが曲名で、サビ中に出て来る<偏執的>という言葉を頼りにgoogleの世界にダイブしたところかなり早い段階で“偏執症”という言葉に辿り着き、英訳するとパラノイアになることを知り、へえ、アンタがあの有名なパラノイアだったのかいとなったわけですがそこからパラノイドアンドロイドを超えられる曲名が思い付かなかったので早々にその線は切り捨て、Bメロに出て来る<6番線>という言葉から○○トレインみたいな曲名が良いんじゃないかと色々考えてはみたものの結局ラグトレインを超えられることなくすっかり困り果てていたわけですが、結局この歌で一番言いたいことってラスト一行の<わたしだけの感情が貴様にわかるものか>に尽きるなと思い、ネバーアンダースタンドという曲名になりました。はーよかったよかった。   <ヒトリエ・シノダ> ◆紹介曲「 ネバーアンダースタンド 」 作詞:シノダ 作曲:シノダ   ◆ニューアルバム『Friend Chord』 2025年1月22日発売   <収録曲> M1. 耽美歌 M2. ジャガーノート M3. Quadrilateral Vase M4. ネバーアンダースタンド M5. 月をみるたび想い人 M6. Shadowpray M7. NOTOK(Album version) M8. オン・ザ・フロントライン M9. おやすみなさい M10. ブルースプリングパンク

    2025/01/24

  • ヒトリエ
    一枚のセルフィーの美しさに込められた覚悟と情念、のようなもの
    一枚のセルフィーの美しさに込められた覚悟と情念、のようなもの

    ヒトリエ

    一枚のセルフィーの美しさに込められた覚悟と情念、のようなもの

     2024年6月5日に“ヒトリエ”が両A面シングル『オン・ザ・フロントライン / センスレス・ワンダー[ReREC]』をリリース! 「オン・ザ・フロントライン」は、TVアニメ『無職転生Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~』第2クールのオープニングテーマ。「センスレス・ワンダー[ReREC]」は、2014年1月22日に、ヒトリエがメジャー1stシングルとしてリリースした楽曲を、現体制のシノダがボーカルを務める3人体制で再レコーディングしたものとなっております。    さて、今日のうたではそんな“ヒトリエ”のシノダによる歌詞エッセイを2回に渡りお届け。第2弾は、自身が作詞を手掛けた収録曲「 Selfy charm 」にまつわるお話です。会ったこともないような誰かを想像しながら書いた、自撮りがモチーフのこの歌。主人公が対立している価値観とは…。今作と併せて、エッセイを受け取ってください。 前回は「オン・ザ・フロントライン」についての話をさせていただきましたので、引き続きわたしが歌詞を手掛けた「 Selfy charm 」か「 さくらのいつか 」のどちらかの話をしようと思うんですが、「さくらのいつか」に関しては最早語るまでもないというか、あなたが聴いて感じたことが全てと思っていただいて結構ですので、ここはひとつ「selfy charm」について語らせていただこうかと思います。 こっちはこっちでかなり僕にとって深刻なテーマを書いたつもりなので…   selfyってことで自撮りが歌詞のモチーフになってるんですけど僕は自分の顔が全然好きじゃなく、そのくせ仕事上ステージでカッコつけなければならない局面が多い為、ライブ中はハイになっていたり自分のことが見えてなかったりするので特に気にはならないんですが記録物としての自分を見た途端にコイツこんなツラの癖に自分がカッコいいつもりでやっていたのかと愕然することが多く、それだけで半日寝込んだりする時も余裕であったりするんですね。   ルッキズムが自家中毒を起こして苦しんでいるみたいな状態。てめー何年バンドマンやってんだ、良い加減慣れなさいよって話で、これから歳を取っていくたびに嫌いな部分なんてどんどん増えていくわけで、このままでは憎悪の螺旋が自己に向けてねじ巻いていくばかりなので早々に割り切りをつけないとこっから先マジでやばそうだなと思ってますが、そんなもんなあ、つけられるんならとっくの昔につけられてたっつーのなあ。   そんな僕も自撮りをSNSに放り投げまくっていた時期とかあって、若気の至りとスマホを手にした喜びがマリアージュして発芽した過ちとでもいいますか、別に自分の顔を100%憎悪しているわけではなくて、好きなところはあるけど好きじゃない部分は抹消したい程に嫌、といった塩梅でして、これなら世に出せるかもみたいなレベルまで自分の顔を監修出来る楽しさが自撮りにはあったんですよね。ただインカメで反転させたまま撮るという行為にとても違和感を感じていて、結局鏡に映った自分の顔は普段見慣れた顔かもしれないが真実性に欠けるというか、その真実性が自分自身を苦しめている筈なんだけど、なるべく嘘を発信したくないという自分のだるい部分がそれをさせてくれなくて、そのうち色々面倒臭くなって自撮りはやらなくなったのですが…結局そういっただるい部分によってスポイルされるスピード感ってあるよな~とか思ったりします。   何か“嘘”という言葉を曲中で用いてる時点で呪いに似た衆愚的感覚が心に刻み込まれているのかもしれないと、改めて歌詞を読み返し痛感する次第です。この歌詞の主人公である彼女が対立する価値観こそがわたしの呪いのようなそれで、美しくなりたいと願い、行動し続ける彼女達に容易に浴びせられる「嘘」だとか「汚れ」といった数多の定型句が装填されたまま回る世界のある日の刹那、タイムラインに颯爽と現れ、タブレットの液晶を滑らせる指を反射的に止めさせられた一枚のセルフィーの美しさに込められた覚悟と情念、のようなものを勝手に想像している時点で到底僕なんかが追いつけないスピード感で彼女達は生きているのかもしれない、という想像。会ったこともないような誰かを想像しながら歌詞を書くってマジで謎の行為だなと思うんですが、それでも書きたくなってしまったものはしょうがないじゃない。   「さくらのいつか」に関しても、曲も歌詞も含めて果たしてこれを今書いてしまっていいのかしら、と悩んだ時もありましたが、それよりも書きたくなってしまったものはしょうがないじゃない、という気持ちが余裕で勝ったので、 昨今のわたしはきっとそういうモードなのかもしれません。多分良い傾向なんだと思う。 <ヒトリエ・シノダ> ◆紹介曲 「 Selfy charm 」 作詞:シノダ 作曲:イガラシ 「 さくらのいつか 」 作詞:シノダ 作曲:シノダ ◆両A面シングル『オン・ザ・フロントライン / センスレス・ワンダー[ReREC]』 2024年6月5日発売 <収録曲> M1. オン・ザ・フロントライン M2. センスレス・ワンダー[ReREC] M3. Selfy charm M4. さくらのいつか

    2024/06/05

  • ヒトリエ
    オン・ザ・フロントライン。
    オン・ザ・フロントライン。

    ヒトリエ

    オン・ザ・フロントライン。

     2024年6月5日に“ヒトリエ”が両A面シングル『オン・ザ・フロントライン / センスレス・ワンダー[ReREC]』をリリース! 「オン・ザ・フロントライン」は、TVアニメ『無職転生Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~』第2クールのオープニングテーマ。「センスレス・ワンダー[ReREC]」は、2014年1月22日に、ヒトリエがメジャー1stシングルとしてリリースした楽曲を、現体制のシノダがボーカルを務める3人体制で再レコーディングしたものとなっております。    さて、今日のうたではそんな“ヒトリエ”のシノダによる歌詞エッセイを2回に渡りお届け。第1弾では配信リリースされた新曲「 オン・ザ・フロントライン 」にまつわるお話です。なぜ、このタイトルをつけたのか。10代の頃からずっと胸の内に溢れ続けている想いとは…。歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。 何かスティール・ボール・ランとかボーイズ・オン・ザ・ランみたいな感じの言葉がきっと合うだろうなと思って色々考えてようやく捻り出せたのがこのタイトルでして、今のヒトリエになかなか相応しいものがつけられたんじゃないかと思います。   フロントライン、つまり最前線ですね。 別に自分達が音楽シーンの最先端に居るとは思っていないし、ずっと新しいことに挑戦しているとか、革新的なことをしているとかそういう風に思ってはいなくて、 ただ、わたしにとっての最前線とは現在進行形でバンドを走らせているこの状態であり、 ステージでフロアと対峙しているその瞬間でもあり、 この曲に限らず、過去の曲でもこれから先の曲でも、それがテレビでもラジオでも動画でもサブスクでもライブでもどんな形でもあなたの耳にヒトリエの音楽が届いた瞬間であり、いつでもその瞬間のことを考えているわたしの状態だったりします。   とにかく、聴いて欲しい聴いて欲しいという気持ちがこのバンドを始める前、それこそ10代の頃からずっとあってその気持ちが今もパンパンに張り詰めていてずっと苦しい。それは最早執念としか言いようが無く、その執念を燃やして走り続けているうちに多くの人を傷つけ、 沢山のものを失ったような気がするし、自分がまるで異形の怪物になってしまったようにも思う。最早人間のフリをするので精一杯だけどそれは今に始まったことじゃないような気もする。そんなわたしがメジャーの世界で10年も生き延びれたのだからやはり自分は音楽をやるべきだったし、続けるべきだったし、これからもきっとそうなのかもしれない。そうやってここまで生存してきたことをひとつの担保に、まだまだ先の長い未来に足を踏み入れていくのだと思う。 その先に何があるのか、みたいなことを考えられるほど自分は想像力豊かな人間ではないし、 メジャー10周年目のヒトリエの姿を誰が想像出来ただろうか。少なくともわたしにはできませんでした。   何だか色々とっ散らかったことをつらつらと述べた気がしますが、こういった気持ちを抱えたまま筆を滑らせていくとあのような歌詞が生まれたりするわけです。無職転生ⅡのOP曲になるのであまり作品世界を乱さないように言葉は選びましたが、割と自分の本音ファーストで書いた歌詞だったりします。   今、自分達がオン・ザ・フロントラインの名に恥じぬバンドかと問われれば、全然余裕ッスと胸張って言えるようになるまで多少時間は掛かってしまったかもしれませんが、 まあ、全然余裕ッスね~。   <ヒトリエ・シノダ> ◆紹介曲「 オン・ザ・フロントライン 」 作詞:シノダ 作曲:ゆーまお ◆両A面シングル『オン・ザ・フロントライン / センスレス・ワンダー[ReREC]』 2024年6月5日発売

    2024/04/23

  • ヒトリエ
    4種の「つまらない」を解説、解体、そして弁解していこうと思います。
    4種の「つまらない」を解説、解体、そして弁解していこうと思います。

    ヒトリエ

    4種の「つまらない」を解説、解体、そして弁解していこうと思います。

     2022年5月25日に“ヒトリエ”がニューシングル「風、花」をリリースしました。さらに、6月22日には約1年4か月ぶりのニューアルバム『PHARMACY』をリリース!2カ月連続でのリリースとなります。シングルタイトル曲「風、花」は、テレビアニメ『ダンス・ダンス・ダンスール』エンディングテーマ曲。ドラムのゆーまおが作曲、ボーカル・ギターのシノダが作詞を手掛けた1曲となっております。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放つ“ヒトリエ”による歌詞エッセイを2カ月連続でお届け。今回は【後編】です。執筆はシノダが担当。綴っていただいたのは、アルバム『PHARMACY』の作詞にまつわるお話。改めて歌詞を見直したところ、10曲中4曲に出てきたとあるワードと、そのワードを使った意図とは…。今作と併せて、このエッセイをお楽しみください! 『PHARMACY』 という新しいアルバムが出ました。 なので、これを読む前に一旦聴いてきて下さい。 一旦聴いて、その印象、感動を胸に抱いた状態で読んで頂けると幸いです。 要はネタバレ注意みたいなことです。   前作のアルバム『REAMP』は3人だけでキリキリしながら作った、言うなればかなりファイトしたアルバムだったので、今回はなるべくストレスの無い制作をモットーに挑んだ次第です。おかげでレコーディングの全工程を何一つ滞らすことなく、かつ高品質なアルバムを作ることに成功したことは自分にとっても、バンドにとっても大きな成長だったように思います。   基本的に僕の作詞は世を儚んだりとか自身の良くない部分、澱みのようなものを剥き出しながら書くことが多いのですが、なにぶん前回のREAMPでそれをかなりやり尽くしたといいますか、良い歌詞が書けた手応えはあるものの、反動で僕の中の澱みがカラッカラに枯れ果ててしまい、こいつは参ったな、一体何書きゃいーんだと悩むことが今回は多かったように思います。   それに付け加え、前回のアルバムではcurved edge、YUBIKIRI、イメージと三曲連続でMVを発表していったわけですがその三曲全ての歌詞に靴が登場するというミスとも言い難い何かをしてしまったので、そっからはなるべく靴の話題は避けるようにしています。   そして今回のアルバムが完成して改めて歌詞を全部見直したところ、10曲中4曲「つまらない」って書いちゃってる事実に衝突しました。   え、靴より悪化してない??? ストレスの無い制作、ということは精神への加圧を軽減することも意味するわけですが 圧緩めるとこんなことになんの???と かなり驚いています。 確かにここ数年は某ウィルスの影響もあってつまらない思いをすることが増えたようにも感じますが、にしても10曲中4曲もやってしまうのはマジでただの見落としでしかなく、 もっと他に言い方いっぱいあっただろお前、何が作詞だよと己を恥じて止まない次第です。 何なら前作『REAMP』で最後に作詞した曲「tat」のサビの歌詞が<つまらない漫画の話>だったので、もうその段階でつまらない渋滞の布石は打たれていたように思います。 (これはイガラシくんに言われて気付きました)   まーでもこういうことは よくある話なんだろうな~的な、 いっぱい歌詞を書いていると絶対に躓く小石みたいなもんだってのは頭では理解しているんですけど 歌詞、メロディ、ギターフレーズ、展開等々どの分野においても 「またこの人同じことやってるわ草」みたいなこと言いたがる人って少なからずいて、 僕なんかまさにそのタイプなので(最悪) そんな僕の標的が僕自身に向くというケースが 今回で2回目なので、 るろうに剣心の相良佐之助の 「一度見た技を二度喰らうのは三流のやることだろ」という台詞が重くのしかかりますね。   まあウダウダ言っててもアレなんで PHARMACYに点在する 4種の「つまらない」をそれぞれ 解説、解体、そして弁解していこうと思います。   1曲目「 Flashback, Francesca 」   つまらないパレード見せつけられて 笑顔になる子供達   これ一曲目の1Aの部分なので初っ端から あ~やっちゃったなって感じなんですが 「同調出来ない」「押し付けがましい」 「そもそも欲して無い」 的なニュアンスで使われたつまらないですね。 大人達がよかれと思って始めた何かを内心全然面白くねーなと思いながらもここで喜んどかないと性格が歪んでるとか言われるので致し方無く喜んだフリをする、みたいな最悪の構図を端的に描写する為にはやっぱ「つまらない」という言葉は避けられなかったように思います。   4曲目「 Neon Beauty 」   つまらない話を聞きながらそれに齧りつく   これは前段の<くだらない心を燃やした熱でパンを焼く> が良く書けてるため、そこから綺麗に韻を踏むことも考慮すると<つまらない>を超えるワードは見当たらないように思います。 あとパン食ってる時に聞こえてくる話なんて大体つまらないじゃないですか(そんなことはない)   8曲目「 ステレオジュブナイル 」   “何でつまんないことばかり言うの” “何でつまんないことばかり起きんの” “みんなつまんないことばかり言うよ” “ずっとつまんない世界なんでしょう”   と、前代未聞のつまんない祭りが開催されてますが、ステレオジュブナイルはロックンロール賛歌であり、世の中がつまらなければつまらないほどロックは輝くものなので、このワードを回避すると楽曲の崩壊を招くことになります。なのでこれは適切な作詞行為だったと言えるでしょう。   9曲目「 strawberry 」   つまらない季節が過ぎたら優しい街へ行こう   これに関してはちょっと <つまらない季節>からの<優しい街>と、漠然に次ぐ漠然のコンボが決まっちゃってて比喩もへったくれも無い感じですがこれ書いてる時は脳が焦げ付くような音や匂いがしてたのをよく覚えています。 たぶんですけど、 「コロナ落ち着いたら飯でも行きましょう」 みたいなことを言いたくて書いたんだと思います。 これはもうちょい何とかなったかもしれません。   まあでもPHARMACY聴いて頂ければ決して手を抜いてこうなったわけではないことがわかって頂けると思うので、次からはなるべく靴の話は控え、あんまつまんないとか言わないように気をつけようと思いました。   おしまいです。 <ヒトリエ・シノダ>  

    2022/06/22

  • ヒトリエ
    「風、花」がどんな言葉が浮かぶ曲だったのかシノダに聞いてみた。
    「風、花」がどんな言葉が浮かぶ曲だったのかシノダに聞いてみた。

    ヒトリエ

    「風、花」がどんな言葉が浮かぶ曲だったのかシノダに聞いてみた。

     2022年5月25日に“ヒトリエ”がニューシングル「風、花」をリリースしました。さらに、6月22日には約1年4か月ぶりのニューアルバム『PHARMACY』をリリース!2カ月連続でのリリースとなります。シングルタイトル曲「風、花」は、テレビアニメ『ダンス・ダンス・ダンスール』エンディングテーマ曲。ドラムのゆーまおが作曲、ボーカル・ギターのシノダが作詞を手掛けた1曲です。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放つ“ヒトリエ”による歌詞エッセイを2カ月連続でお届け。今回は【前編】です。執筆はゆーまおが担当。綴っていただいたのは、新曲「 風、花 」にまつわるお話。自身が作詞を手掛けた楽曲に、この歌詞がついた理由とは。そして、フレーズの奥にある想いとは…。貴重なメンバー同士の会話を、ぜひ歌詞と併せてお楽しみください。 「ゆーまおの作曲は真水のようなメロディを作るよね」とシノダから何度も言われているし確かに他のメンバーと比べたらストレートなメロディを思いつく自覚もある。   近頃、歌詞を自分自身で書いてみたい気持ちもほんの僅かだが湧いているので「風、花」がどんな言葉が浮かぶ曲だったのかシノダに聞いてみた。   ゆーまお「この曲を俺が作って渡した時、どんな歌詞が合うと思った?」   シノダ「編曲をして曲が具体的になって全体像が見えてから考えるけど、明るい曲だけど切なげな歌が合うと思ったよ。一人では切なくなれないから対象となる相手が必要と思ってこの歌詞になったね。」   ゆーまお「その切なさは異性に対して思う切なさなのかなと感じたけどどうなの?」   シノダ「そもそも色恋ではないよ。自分や対象となる相手が前向きな目標や時が進んでいく中で致し方なく発生していく別れの切なさだよ。ピュアな思いから生まれる別れだね。」   ゆーまお「なるほど。今回の曲は俺の曲だけど 何か俺をイメージするような部分ってあったの?」   シノダ「この曲に関してはゆーまおの要素は全くないね。」   ゆーまお「風と花が歌詞でも顔になってる曲だけど、なぜこの言葉を選んだの?」   シノダ「“さよなら風よ、花よ 眠ることのないストーリーよ”が語呂も流れも良いフレーズが浮かんだなって所が最初だけど、風が吹くことに理由はないし、その風によって花のおしべからめしべに運ばれていく過程も全て偶発的な出来事であって、それは人間関係も同じような時間が流れているなと思ったのよ。」   ゆーまお「ありがとう。具体的に歌詞の内容なんて聞かないからなんか変な感じするよね。野暮なこと聞くなよ、とか察してくれよ的な。」   シノダ「意図しない捉え方の声が大きい場面もたくさんあるけど、それはごく一部で本当に察してくれてる人もたくさんいるよね。一本筋の通った意志を持っておくことが大事だと感じるよ。」   ゆーまお「メンバーとしても全体感がいいのかどうかくらいの指標を揃える話をするくらいだから今回は良い機会だったよ。」   俺自身はストーリーを考えたり何か細かい人物設定を考えるのがすごい苦手だが、近しい人間の言葉を聞くと背中を押されるような感覚になる。前向きに創作に反映させていこうと思う。 <ヒトリエ・ゆーまお> ◆紹介曲「 風、花 」 作詞:シノダ 作曲:ゆーまお

    2022/05/26

  • ヒトリエ
    こんなん聴いてんのお前だけ。
    こんなん聴いてんのお前だけ。

    ヒトリエ

    こんなん聴いてんのお前だけ。

     激動の活動を続けてきた“ヒトリエ”が2022年1月22日に8周年を迎えました。このメモリアルなタイミングに2週連続で新作をリリース!1月19日にライブアルバム『Amplified Tour 2021 at OSAKA』をリリース。そして、1月26日に新曲「ステレオジュブナイル」をリリース。同曲は、新章へと歩みを進めたヒトリエの初期衝動すら感じさせるバンドイズム満載の音楽への高い純度とエネルギーに溢れた快作となっております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“ヒトリエ”のシノダによる歌詞エッセイをお届け!綴っていただいたのは、新曲「 ステレオジュブナイル 」についてのお話です。歌の核となる<こんなん聴いてんのお前だけ>というワンフレーズ。その言葉に込められた想いとは…。是非、歌詞と併せてこのエッセイを受け取ってください。 <こんなん聴いてんのお前だけ>   この一節が浮かんだので、あーもうこの曲は大丈夫だわ、と根拠の無い確信を得ました。それ以外の歌詞は全部まやかしだと思って頂いて結構、「ステレオジュブナイル」の完成です。   昨年開催されたフジロックに関する記事で、「最近の若者はロックを聴かない」みたいなことが書いてあり、それを読んだわたしは驚愕しました。最近どころか20年くらい前から、それこそわたしがクソ田舎の高校生だった頃からロックなんて誰も聴いてなかったからです。   勿論みんな聴いてるロックも余裕であったんですけど何かそういうものは10代特有の排斥エンジンにより一旦無かったことにされいつの間にか「俺しか聴いてない音楽こそロックである」という最悪の認知に到達しがちなのがまたロックの恐ろしいところでもありますね。   学力、スポーツ、人間性という3つの大きな風穴を空けたわたしが高校時代をサバイブするには誰よりもヤバい音楽を聴いて、自意識を増幅させ続けるしかなかったのです。   勿論、ロックを聴く友人、コミュニティはわたしの周りにもありましたがその中でも細かな食い違いを感じ続けたわたしは最終的に「俺よりロックを聴いている人間は存在しない」と思い込む最悪の生物に変身して教室から姿を消し、戻ってくることはありませんでした。   あなたが普段足を運んでいるライブ会場は上記のような生物の集まりである可能性が高いみたいなことを想像したら何か嫌ですね。そうでないことを祈ります。   ここまで読んで、「何言ってんだこいつ」と思う人と「わかるなー」って人とで大きく二分化されると思うんですけど、人生なんてマジでそんなことの連続で生きていく過程で様々なものを間引いたり間引かれたりした挙句最終的に残ったカードでデッキを形成していくしか無いわけで何言ってんだこいつって思う人に徹底的に理解してもらおうなんて気力は流石にもうそんなに湧かないんですよね。この世には争っても仕方の無いことの方が多い。   それよりも、より剥き出しのわたしを言葉にした方がより多くの共鳴を得られるのではないか~等と最近は考えており、それが何故かというと自分が自分のことをオンリーワンなどという戯けた考えなんて徹底的に排斥した方がよくて、むしろ1匹いたら30匹、くらいのノリで考えてないとマジでやってられないというかわたしみたいなやつが本当にわたししか居なかった場合の方が圧倒的に寂しいし恐ろしいし、わたしみたいなやつがもっと居てくれないとこの先マジで困るんですよね。   わたしみたいなやつにしかわからない救難信号を出すような気持ちで日々、歌詞を綴っています。救難信号なので、なるべくノイズが乗らないように気をつけては居ますが…ただ10代の頃、こんなん聴いてんの俺だけだと思って観に行った、ナンバーガールのライブ会場が押し寄せる人波で爆裂したあの時の余波で今を生きているのでヒトリエもそうなったらいいなあというおまじないのような意味も込められた「こんなん聴いてんのお前だけ」。我ながらなかなか勇気づけられる言葉を書くじゃないの、と満足しています。   <ヒトリエ・シノダ> ◆紹介曲「 ステレオジュブナイル 」 作詞:シノダ 作曲:ゆーまお ◆新曲「ステレオジュブナイル」 2022年1月26日発売 

    2022/01/27

  • ヒトリエ
    僕らの恋がいつか終わって、それでも残るものを信じるよ。
    僕らの恋がいつか終わって、それでも残るものを信じるよ。

    ヒトリエ

    僕らの恋がいつか終わって、それでも残るものを信じるよ。

    僕らの青はいつまでだって 消えることなんてないって思ってた だから 僕らの恋がいつか終わって それでも残るものを信じるよ 「青」/ヒトリエ  2019年2月27日に“ヒトリエ”がニューアルバム『HOWLS』をリリースしました。今日のうたコラムでは、今作の収録曲「青」をご紹介。まず冒頭の<僕らの青>というワードからは、パッと【青春】の若々しいイメージが浮かびますね。ただ<いつまでだって 消えることなんてないって思ってた>それは、単なる青春時代の恋に限らない気がします。  たとえば、青い果実は、実った歓びと熟してゆく未来への希望に満ちているもの。青天井という言葉は、天井が果てしない青空のように際限ないことを表すもの。青い炎は、赤やオレンジの炎よりいっそう高い温度で燃えるもの。そのように“限りない可能性”を抱いて、心の“熱量がピーク”であるような状態を表すのが<僕らの青>なのでしょう。  そして、そんな<僕らの青>はたとえ<僕らの恋>が終わったって、もう二度と会えなくたって、何らかの形で<僕ら>の心身に<残るもの>なのです。何故なら<消えることなんてないって>思えたことも、希望を抱いてあんなに熱く燃え上がった経験も、共に色づけ合った確かな<僕らの青>のすべてが、今とこれからの<僕ら>を形成するから。 僕ら、 僕らの恋はいつか終わって それでも僕らが終わることはないだろう 「青」/ヒトリエ いつか 僕らが青を塗り潰したって それでも僕らをやめることはないだろう 「青」/ヒトリエ  また、この曲は歌詞内に<僕ら>というワードが計15回も綴られております。あえて<僕ら、僕らの恋はいつか終わって>と<僕ら>が強調されているフレーズも。もし<僕らの恋はいつか終わって>というフレーズが“別れ”を意味しているのなら、もちろん<僕>は<僕>で、<あなた>は<あなた>で、それぞれ別の道を歩んでゆくのでしょう。    さらに<僕らの恋はいつか終わって>というフレーズが“愛や情への変化”を意味している可能性もあります。どちらにせよ、恋をしていた頃の<僕ら>そのものではなくなるんですよね。でも、それでも、生涯、終わらない<僕ら>が、消えない<僕らの青>があるのだと、この歌は伝えたいのではないでしょうか。そう信じてほしいのではないでしょうか。だからこそ刻み込むように、何度も何度も<僕ら>と口にするのです。 くだらなく つまらない 継ぎ接ぎの唄でいいよ 誰にも似つかない あなたのままでいいよ 馬鹿みたく不甲斐なく 頼りないままでいいよ 嘘みたい でも嘘じゃない 僕らを唄おう 「青」/ヒトリエ 焦がした青が、青が 誰を染めることも無くとも 捨てられやしない 僕にはできない 心なんて自分勝手だ 飛ばした色は今も 僕らの胸の中で燃えてる そんな唄を歌うよ 「青」/ヒトリエ  くだらなくて、つまらなくて、継ぎ接ぎの唄を歌う。馬鹿みたいで不甲斐なくて頼りない。それがこれまでの<僕ら>でしょう。お互いに染めて、染められて、焦がして、焦がれて作り上げてきた<僕らの青>でしょう。その“青”はどんなに時間が経っても<僕らの胸の中で燃えてる>もの。一生、胸の中のどこかで静かに燃え続けるもの。    どうかそうでありますようにと、ヒトリエの「青」はそんな祈りの唄でもあるのかもしれません。尚、この曲はMVがフルで公開されております。淡い色彩の中で切々と演奏するメンバーと、歌詞とリンクするような男女のキャストのシーンで構成されたシネマティックな映像を是非、歌詞と併せて楽しんでみてください…! ◆紹介曲「 青 」 作詞:wowaka 作曲:wowaka ◆New Album『HOWLS』 2019年2月27日発売 初回生産限定盤 AICL-3677~8 ¥3,400(tax out) 通常盤 AICL-3679 ¥2,600(tax out) <収録曲> 1. ポラリス 2. 伽藍如何前零番地 3. コヨーテエンゴースト 4. SLEEPWALK 5. 殺風景 6. November 7. LACK 8. Idol Junkfeed 9. 青 10. ウィンドミル

    2019/03/11

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