2024年11月27日にEP『月刊エスケープ』を配信とCDでリリース決定!
Helsinki Lambda Club
2024年11月27日にEP『月刊エスケープ』を配信とCDでリリース決定!
Helsinki Lambda Clubが、2024年11月27日にEP『月刊エスケープ』を配信とCDでリリースすることが決定した。 『ヘルシンキラムダクラブへようこそ』の制作終了後、次回はよりダンスにフォーカスした作品、全体として統一感のある作品にしたいという意図から制作を開始。 初のイギリスツアーを経て制作した"自分らしく生きていくこと"が大きなテーマとなっているM1「THE FAKE ESCAPE」。 アジア各国でライブをしてきた経験を経て、アジア各国の音楽や土地の雰囲気からインスパイアされて制作したM2「キリコ」。 本作の中で最も内面的でパーソナルな部分に迫った"人間のあらゆる弱さを自分自身で受け入れつつ、自分の道を進んでいく"ことを歌ったM3「Yellow」。 そして特筆すべきは、キーボーディストのみならずプロデューサー、アレンジャーとして活躍する堀江博久をプロデューサーに迎えた、M4「たまに君のことを思い出してしまうよな」。 80年代のポップスの質感を基軸としつつ、橋本自身がずっと魅了されているという大沢誉志幸の「そして僕は途方に暮れる」の影響も惜しみなく出して制作し、日常のふとした瞬間に思い出してしまう人や出来事について歌った楽曲で、それが恋人だったり友達だったりとの失敗や後悔、痛みなど、人それぞれの「君」に当てはめて聴いてほしいという気持ちも込められた、Helsinki Lambda Club史上最もポップスに接近した楽曲。 そして最後、一番自由に楽しく素のままに制作した、轟音と多幸感に飲み込まれるM5「My Alien」の全5曲入り。 個性が際立ちまくっている、かつ、バリエーションが豊かすぎる楽曲が並びつつ、テーマや意識が統一された作品に仕上がっている。 ジャケットは「THE FAKE ESCAPE」「キリコ」「たまに君のことを思い出してしまうよな」のシングルシリーズのジャケットに引き続き写真家・金本凛太朗の撮り下ろし写真を使用、デザインは過去にHelsinki Lambda Clubのバンドロゴやファーストアルバム「ME to ME」などを手がけた沼田創が、約7年ぶりに担当した。 また、EPのリリースに先駆け、11月6日に「たまに君のことを思い出してしまうよな」を先行配信シングルとしてリリース、さらに本楽曲を収録したフリーサンプラーCDを配布することが決定した。 先日「たまに君のことを思い出してしまうよな」の一文から思い浮かぶ"君"とのエピソードを募ったが、寄せられたエピソードも一部フリーサンプラーに掲載する予定。さまざまな人にこの楽曲を届けたいということから、配布店舗の募集も開始した。 <橋本薫(Vo/Gt) コメント> 前作「ヘルシンキラムダクラブへようこそ」を作り終えた時に、次はよりダンスにフォーカスした作品、全体で統一感のある作品を作ってみたいと思っていたのですが、その思惑は制作が進むにつれどんどんずれていき、むしろ前作以上に各曲の個性際立つバリエーション豊富なEPとなりました。 それでも世界中どこでも自分たちの音楽が楽しんでもらえたら嬉しいという気持ちはキープして、当初の想定とは異なるものの全曲ドラムとベースだけで身体を揺らすことができる作品になったと思います。 それではより作品の全体を繋ぐものは何か。 制作が進むにつれ作品のテーマが「エスケープ」なんじゃないかと感じるようになり、エスケープということについて自分なりに色々と考えていました。 エスケープというのは多く知られるニュアンスとしては現実逃避、物理的にも心理的にも逃避することだと思います。 こんな世の中なので多くの人にとって必要なものかもしれません。 音楽や芸術に触れることはそのわかりやすい一例です。 何らかの快感を伴うエスケープもあると思います。ただそのエスケープの先に何があるのか、結局自分たちの居場所は現実なのだとしたら、無事に帰ってくる術も知っておかなくちゃいけない。 もしくは人によっては適切に現実と向き合うこともまたエスケープになりえるのではないか、そんなことをぐるぐる考えながら作りました。 漫画の月刊誌のようにワクワクしながら、あらゆる種類のエスケープを楽しんでもらえたら嬉しいです。 明るい未来を見るために、時には過去にも目を向けたり、傷を癒したりする時間を持つのも大事なことかもしれない。 音楽にはその役割を少し担うことができるかもしれないと思いました。 橋本薫 (Helsinki Lambda Club) ニュース提供:UK.PROJECT