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  • THE BEAT GARDEN
    ぼくの音楽は音楽以外で出来ている。
    ぼくの音楽は音楽以外で出来ている。

    THE BEAT GARDEN

    ぼくの音楽は音楽以外で出来ている。

     2021年8月4日に“THE BEAT GARDEN”がニューアルバム『余光』をリリース!DJのSATORUが脱退することもあり、今作が現体制最後の作品です。前作以降にリリースされたシングルと、書き下ろしの新曲「好きな人がいる人を好きになった」、「Everglow」を追加した計11曲が収録。デビュー以来掲げてきた"EDR=エレクトリック・ダンス・ロック"に縛られることなく音楽性の幅を果敢に広げた、会心のアルバムに仕上がっております。  さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“THE BEAT GARDEN”のUによる歌詞エッセイをお届け!音楽は音楽以外で出来ている。その“音楽以外”の大切な記憶や感情を、2012年の“あの頃”までさかのぼって、綴ってくださいました。そして2021年の今、彼が想うこととは。是非、今作の歌詞と併せて、このエッセイを受け取ってください。 ~歌詞エッセイ~ 音楽は 音楽以外で出来ている。 誰かが言ってた。 リズムと言葉 メロディーと和音。 鳴っているのが これらだとしても 辛いとき 幸せなとき 描き方も 聴こえ方も 同じはずがないから だから その言葉をずっと信じている。 THE BEAT GARDEN アルバム『余光』リリース。 ――2012―― 東京、大阪、名古屋を中心に ベタ踏みでも80kmしか出ない ボロボロの軽バンに乗って 路上ライブで行脚していた。 事務所が決まっても 動員も曲もほとんど 生み出していないから バイトをして 夜中に出発して 目的地に着くと いい感じの道に停めて車内泊。 リクライニングできる広さはない。 背中はみんな90度。 冬は寒くて夏は暑い。 花粉で嫌いだった 春と秋が少し好きになった。 当時スタッフをしてくれていた 地元の後輩さとるは 20歳を越えても高校に通っていて 家がなく車に住んでいた。 それでも会うときは スタバを差し入れてくれたり 洋服も高そうなブランド物を身に付けていて そのお金があったら部屋借りたら?と 総ツッコミを入れても 断固として駐車場に住み続ける 不思議なやつだった。 ちなみに車は ホンダの“LIFE”に乗っていて 「おれLIFEでLIFE送ってるっス!」と ニカっと笑う彼が 冬を越せるのか心配になった。 その後。 迷いなく人生を生き続けた彼は 春を迎え DJ SATORUになった。 ―――― 一方、僕は迷っていた。 音楽の枝分かれは どんどん加速している。 ロックだけでも パンク、ヘヴィ、ハードコア、サイケ、グランジ、シューゲイザー、グラム、ガレージ、オルタナティブ 好みを分かりやすくする為のものが 余計に分かりづらくさせてる感さえある。 それに加え やりたい音楽と やり続けられる音楽はちがう とか 楽器、ダンス、コーラス 全部出来るけど中途半端だ とか 考えすぎて余計に 行き先が不透明になっていく中で 先輩のツアーの手伝いをして 移動中に車の中で曲をつくって 夜はクラブでライブをして ただただ 流れに流されながら 「握手会」を 始めることになった。 ――握手会―― 初めてそれを見たのは 派遣のアルバイトで設営に行った時。 幕張メッセで椅子を並べながら 「大変そうだなー」と あんなに縁遠いと思っていた 世界線。 そこにいま 立っている。 とある対バンの日 ずっとうしろのほうで 携帯をいじっている二人組。 そうね。 何言っても伝わんないよね。 イライラして 歌い終わって 真っ暗なステージ袖の壁を殴って ヘコんで 手の甲も腫れて もうそのままひとりで帰りたかった。 そんな日でも どんなに 今日のライブはダメだって日でも 自分と話してみたいと 思ってくれているひとがいるかもしれない。 だからすぐに気持ちを立て直して 握手会にいかないといけない。 トイレで水をバァーと出して 冷やした。 少し遅れて物販に行くと いつもの あの人が はじめましての あの子が 嬉しそうに 並んでくれてた。 ―――― 眠れなくなるくらい 食べることを忘れてしまうくらい 声が出なくなるくらい 伝えたい 歌いたい 何かが確かに宿ったのは この「握手会」だった。 手の甲が腫れたあの日からずっと 大事な時間。 目標をもって動いているひと 目的を探しているひと 何もないと言いながら 何もないとは真逆の 忙しい毎日を過ごしているひと。 何かと戦っている人たちばかりだ。 ぼくはみんなと 一緒にいい風に年をとって 一緒にあがっていきたいと思ってる。 ゆっくりだけど ずっとよくなってきた。 年をとるのが嫌ではないのは みんなのおかげ。 味方がいるっていいな。 味方でいたい。 間違えていてもいい。 この道を進むんだ。 話す度に そう思える。 だからもう 迷っていない。なう。 ――2021年―― 12ヶ所24公演 自身最大規模の全国ツアー。 こんな時期だというのに チケットがSOLDOUTしてくれた。 ずっとドキドキしてた。 会社の人たちも喜んでくれた。 ほんとにありがとう。 チケットを取れなかった 今回会えなかったあなたにも また必ず会いに行かせてね。 ごめんね。 元気でいてほしい。 やっと歌える。 Beemer(最高に人間らしい粋な仲間達) 事務所やシグマのみなさん ライブハウスのみなさんも 消毒 検温 ソーシャルディスタンス 会場の確保 移動の手配 SNSのメッセージ 手にあざができるほどの拍手 今まで以上に一緒にライブを 作ってくれているに他ならない。 覚悟を持って来てくれたひと 覚悟を持って行かないことを選んだひと みんなと みんなが また会えるように。 今日を繋いでいきたい。 そんなふうに考えていると ベッドに入っても眠れなくなって 3時間も経ってしまった。 瞼は重いのに 脳は軽やかに動き回って どういうことなのあれ。 同じ体なのに 主人は眠たいと申しているのに なんで 眠ってくれないの。 なにか 魔法が使えるようになるなら いつでもすぐに寝られる 魔法がほしい。 その時は 女の子の抱き枕も セットで出しちゃう。 (もっと眠れない) (いやん) さらに 喘息が出た。 こうなるとやばい。 寿命が5年縮まってもいいから ライブのとき お願いだから 声が出て欲しい 大袈裟ではなく そう思った ――グループ―― 4人のグループLINEに 「寝れない」と送った。 深夜2時。 既読2人。 日付変わって 今日になっても明日のイメトレを続けるREI (もはや本番) カップラーメンを食べてるSATORU (まじで浮腫め) 爆睡するMASATO (当日は寝坊。なんでやねん。) 喘息の漢方を飲んで LINEをしてたら眠ってた。 当日は 無事に声も出て良かった。 グループでよかった。 ――余光―― このアルバムも リリース当日にオリコン3位をいただいて ビートガーデンも 少しずつ ランクイン出来るようになった。 素直に うれしい。 いい曲だね。 いい歌詞だね。 褒めてもらえるのは 描いた本人だけかもしれない。 もちろん 聴いてくれるひとに こちらの事情全てを思い浮かべて 踏まえて聴いてほしい なんて 思わない。 ただ、 マイクを持たない スポットライトにも当たらない 誰かがいて 生まれる言葉があって ぼくは あなたと出会えて変わって 音楽をして 生きている。 これから先 いちねん先 じゅうねん先 どんなじぶんに どんなあなたに どんな音楽に 出会えるんだろ。 ―――― 陽が沈んでも 消えない光を「余光」と呼ぶ。 悲しいことがあっても 強い逆風に 晒されて 消えそうになっても。 何度でも もう一度 もう一度って 昇っていくんだ。 辛いとき 幸せなとき あなたの“LIFE”でも この「余光」が流れてくれたら 幸せです。 ぼくの音楽は 音楽以外で出来ている。 THE BEAT GARDEN / U 最後まで読んでくれたみなさん Beemerのみんな 歌ネットさん いつもありがとうございます。 これからもビートガーデンを 何卒よろしくお願い致します。 ========== ◆ニューアルバム『余光』 2021年8月4日発売 <収録曲> 01マリッジソング 02 Snow White Girl 03 遠距離恋愛 04 Morning Glory 05 夏の終わり 友達の終わり 06 好きな人がいる人を好きになった 07 光 08 ぬくもり 09 Everglow 10 スタートボタン 11 エピソード

    2021/08/11

  • フレンズ
    夜よ、このまま明けないで。
    夜よ、このまま明けないで。

    フレンズ

    夜よ、このまま明けないで。

     2021年8月4日に“フレンズ”が2ndフルアルバム『SOLAR』をリリースしました。本作には、ドラマ『きのう何食べた?』の主題歌「iをyou」をはじめ、数々のタイアップに起用されたこれまでのシングル曲のほか、新曲「東京今夜」を含む全15曲を収録。加えてBonus Rare Trackとして新録で「NIGHT TOWN(神泉ver.)」まで収められた、これまで以上の多彩なサウンドが詰まった、まさにフレンズの真骨頂と言える作品となっております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“フレンズ”のおかもとえみによる歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回はその第1弾。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 東京今夜 」にまつわるお話です。東京の夜の中、とあるひと言から蘇ってきた光景とは…。みなさんにとって“東京”とはどんな存在の街ですか? ~歌詞エッセイ第1弾:「 東京今夜 」~ 東京の夜は冷たく光っている。 夜の帳が下りた後、駅前で別れを惜しみながら抱き合うカップル、一方ビルの隙間からは微かにすすり泣く声、それをなだめる低い声。2人の愛は私にまでたどり着いた。正直、家でやってくれ!と思いながら横目で見つつ通り過ぎた時、「帰りたくない」という一言が聞こえてきた。その一言は、私をタイムマシーンに乗せた。 2010年、8月、0時、渋谷駅。当時学生だった私は実家に住んでいた。門限を守るタイプだったので、基本的に終電には間に合うように帰るようにしていた。 楽しい時間はあっという間に過ぎ去り、気付けば終電ギリギリの時間に。その頃、たまにバイトをするくらいでお金もそんなに持っていなかったので、タクシーに乗るという選択肢は頭にもなかった。 時間は刻々と迫っている中、今日を振り返ってみたり、次のデートの行き先について話してみたり。2人の時間を少しでも伸ばそうと、昨日見たドラマの考察をもう一回してみたり、友達の噂話をしてみたり。話せば話すほど名残惜しい。 恋をしているその瞬間は、いつも見慣れている風景が舞台のセットの様で、書き割りの空の下、大きくて丸い月のスポットライトが優しく見守ってくれているような気持ちになった。 このまま何処かへ行けたらいいのだけれど。願いが叶わない夜の終わりはとても短い。 人混みの中、彼の後ろに広がる景色は誰もが思い描く東京だった。 東京は華やか。 東京は夢を叶える場所。 東京は私をドラマの主人公にしてくれる。 東京。 「またね。」の、余韻を残したまま電車に飛び乗る。満員電車に揺られながら今日のことを思い出しては愛しさで胸が苦しくなった。 東京のイメージを こう描いている人の声もよく耳にする。 東京は冷たい。 東京は怖い。 東京はずるい。華やかでいて冷たいんだから。あの日の気持ちとリンクしてしまった。 2021年の東京にもあの日と同じように、駅前にはカップルがいる。あと数分で最終電車がやってくる。愛してるって言ったって構わず電車はやってくる。東京の夜は冷たく光っている。 夜よ、このまま明けないで。 <フレンズ・おかもとえみ> ◆紹介曲「 東京今夜 」 作詞:おかもとえみ 作曲:おかもとえみ ◆2ndフルアルバム『SOLAR』 2021年8月4日発売 初回盤 AICL-4030-4031 ¥4,400(税込) 通常盤 AICL-4032 ¥3,300(税込) <収録曲> 1.東京今夜 2.急上昇あたしの人生 3.FUTURE PEOPLE 4.Hey Boy Hey Girl 5.夢って 6.海のSHE 7.元気D.C.T~No at all~ 8.いつものサタデー 9.iをyou 10.8月31日の行方 11.約束 12.あくびをすれば 13.楽しもう 14.ボルテージ! 15.いいんじゃない?

    2021/08/10

  • MOSHIMO
    バカなこともくだらないことも一緒に笑って。ね。
    バカなこともくだらないことも一緒に笑って。ね。

    MOSHIMO

    バカなこともくだらないことも一緒に笑って。ね。

     2021年8月4日に“MOSHIMO”がフルアルバム『化かし愛』を日本コロムビアよりリリース&メジャーデビュー!様々な恋愛における「シーン」をリアルに赤裸々に切り取った楽曲を中心に、コロナ禍でソーシャルディスタンスが叫ばれる中、ファンへの思いを重ねた楽曲や、ライブシーンで話題のMOSHIMOらしいエネルギッシュな楽曲など全12曲を収録。バンドがメジャーシーンに飛び込む決意の現れた1枚となっております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放ったMOSHIMOによる歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回は第2弾。岩淵紗貴が執筆。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 倦怠期 」のお話。ずっと好きな気持ちはお互いに変わらないと思っていたのに、最近“倦怠期”かもしれない…。モヤモヤを抱えているあなたにこの歌詞とエッセイが届きますように! ~歌詞エッセイ第2弾:「 倦怠期 」~ 前回は「化かし愛のうた」のコラムを 書かせてもらいましたが今回は「倦怠期」。 表記だけ見るとすっごく重っ苦しく感じるよね。 でもね、この曲は倦怠期すら楽しんじゃおう!! っていう前向きな気持ちの歌になってます。 うーーん。本当は倦怠期とか来なくていいじゃん ずっと好き同士なんだから疑わなくていいし 一緒にいるだけで幸せ~!!♪ で、いいはず。理屈?理論?ではね。 でも気持ちはそうじゃない。 人間ってそんな単純な生き物じゃないじゃん!?笑 きっとお互いの事をどんどん知れば知るほど 気付いて欲しくて、知って欲しくて 求めちゃう。 感情と思考は別モノ、 そんな事考えて恋愛もしないけどさぁ。 恋愛は「楽しい。自分が喜びを求める」 こころの部屋だから 繰り返す毎日に ちょっとした刺激が欲しくなっちゃう!! だから倦怠期が来ちゃったら逆に理性を使って 「倦怠期来ちゃってね~~~どーするぅ??」 ぐらいの軽いノリで笑い合えるように 持っていけたらとっても最高!! いい未来を描くの。 嫌なことも苦しいことも2人で乗り越えていく未来 一緒に笑って泣いて、 時には八つ当たりしたり愚痴ったり。 でも2人で一緒にいるビジョンを お互い言葉に出してカタチにしておく。 そしたらきっと2人でその未来に進もうとする。 きっと…… そうでありたい どこまでも一緒に行こう。 バカなこともくだらないことも一緒に笑って。ね。 ごめんね。ありがとう。って ちゃんと伝えられたら大丈夫。 時間が解決してくれることが沢山あるからね!? 大好き!!!!って言っていつでもハグしちゃえ!! <MOSHIMO・岩淵紗貴> ◆紹介曲「 倦怠期 」 作詞:岩淵紗貴・一瀬貴之 作曲:岩淵紗貴・一瀬貴之 ◆メジャー 1st Full Album『化かし愛』 2021年8月4日発売 COCP-41503 ¥3,000( 税込 ) <収録曲> 01.化かし愛のうた 02.以心伝心ディストーション 03.獅子奮迅フルスイング 04.飛んで火に入る夏の虫 05.倦怠期 06.蜂蜜ピザ 07.青いサイダー 08.3年前に別れた彼はどっかの誰かと結婚したらしい。何とも言えない何とも言えない何とも言えない敗北感の歌 09.断捨離 NIGHT 10.侘び寂び 夜遊び 夏祭り 11.神様ちょっと 12.調子どう?

    2021/08/06

  • 瀬川あやか
    どうか想いを巡らせてください。
    どうか想いを巡らせてください。

    瀬川あやか

    どうか想いを巡らせてください。

     2021年7月7日に“瀬川あやか”がニューアルバム『Sprinkler』をリリースしました。今作には、“メガネのプリンス”CM曲の「DIAMOND」「アイシテル~心を込めて~」、UHB“サツコレチャンネル”テーマソング「アイデンティティ」等を含む全10曲を収録。約2年半ぶりとなるアルバム、歌詞を味わいながらじっくりご堪能あれ…!    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“瀬川あやか”による歌詞エッセイをお届け!今回は最終回です。綴っていただいたのは、アルバム『Sprinkler』というタイトルに込めた気持ちと、収録曲「 Someday, Someone 」に通ずるお話です。みなさんも“想いが巡る”という感覚を覚えたことはありませんか…? この歌詞とエッセイに込められた想いも「いつか、誰かの」力になりますように。 ~歌詞エッセイ最終回:「 Someday, Someone 」~ 初めましての人も、そうでない人も、今日から推しにどうですか?、、、ゴホン。読んでいただきありがとうございます。瀬川あやかと申します。 早いもので今回が最後のうたコラム。SNSで分かる範囲ですが、読んでくださった方々のリアクションが私のもとにも届いております。励みに感謝いたします。第3回もどうぞ最後までお付き合いくださいませ。そしてもしよかったら聴いてやってください。 リリースから1ヶ月が経ったアルバム『Sprinkler』。うたコラムでは既に「DIAMOND」「Laugh to Laugh」と、そこに収録されている楽曲について書かせていただきました。今回は今作のリードトラックになっている「Someday, Someone」のお話。 まず、アルバムのタイトル『Sprinkler』の意味なんですが、みなさんが10人中10人が思い浮かべたであろう、天井についている防火設備、もしくは芝生などに置かれている水やり機、それらでとりあえず間違いはありません。ただ、私がこの言葉をタイトルにした理由はその物ではなく、自分から出せる精一杯の愛やパワーや勇気や希望を声と音に乗せて「巡ってけ!ばらまけ!まき散らせ!」という想いを込めての『Sprinkler』でした。 なのでこの1枚に世界観というものは実は無く、どちらかと言えば全10曲いろんな表情を持った子たちを集めました。1枚を通して聴いた時に、どれかのほんの一言や一音が、誰かのお役に立てるようなことがありますようにと作った一枚です。 「巡ってけ!」と思ったのは「巡っていける」と思ったからです。優しさが巡るという感覚、不快な感情が巡るといった経験は、誰しもが感じたことがあるのではないでしょうか。人に優しくされた時って気持ちがとてもルンルンで、この嬉しさ100人くらいにばらまいたろか!って思えるくらい幸せな気持ちになります。 反対に、辛いことやストレスフルなことって、あったはずの人の心の余裕や余白を奪ってしまう物だと思うんです。誹謗中傷をSNSなどでする人も、きっかけはその人自身が誹謗中傷を受けた経験があったからなのかも。つい最近、大きな荷物を持っていた私が邪魔だったのか、駅のホームですれ違ったおじさんに思い切り足を踏まれたことがありました。もちろんわざとじゃなかったのかも知れませんが悲しかったです。故意だとしたら、おじさん何か嫌なことあったのかな。 そんなふうに気持ちは巡ります。でも巡るものは、できるなら全部優しい方がいいです。そしてそれは「今、あなたの」力になれなくても、巡り巡って「いつか、誰かの」力になれたらいいなと「Someday, Someone」を書きました。「誰かの」には「あなたの」も含まれています。 現実、私もデビューしてからの5年間はたくさんの出会いと別れを経験しました。今の自分ほどには、大事に出来なかった出会いもあったかも知れません。それは仕事の人も大好きだった人もそうです。どんな感情でも、少なからず自分を作ってくれた人たちに「今」という瞬間で果たせなかったものを、巡り巡って届けることが出来たらいいなと思っています。 どうか想いを巡らせてください。嬉しさや楽しさは連鎖します。辛い時こそ無理に笑う必要はありませんが、そんな時は周りからたくさんの優しさをもらってください。甘えてください。思ってるより人は独りじゃないし、独りになる方が難しかったりします。大事なことなので、、、どうか想いを巡らせてください。偉そうなこと言って、私もつい余裕も余白もなくしてしまうことが多々あるので、そんな時はみんなから優しさをいただきます(それはまるで吸血鬼のように)。 世界を巡って 誰かを支えて たくさんの愛を生み出していく そんな歌がうたえたらいいな いつか回って 誰かが君をその愛で包んでくれたならいいな そんな日を探していた 最後まで読んでいただきありがとうございました。別に世界を変えようと音楽を始めたわけではありませんが、今までもこれからも、それが歌じゃなくても、優しさ巡っていきますように。 巡っていける愛だけは いつかまたどこかで。したっけね! <瀬川あやか> ◆紹介曲「 Someday, Someone 」 作詞:瀬川あやか 作曲:瀬川あやか ◆4thアルバム『Sprinkler』 2021年7月7日発売 PNR-002 \3,000 <収録曲> 1.FILTER MAGIC 2.真っ白なジグソーパズル 3.Laugh to Laugh 4.アイデンティティ 5.プリザーブド・メモリー 6.もう一回 7.アイシテル~心を込めて~ 8.DIAMOND 9.アンコール 10.Someday, Someone

    2021/08/05

  • Hakubi
    凜とした私で「ただいま」を言えるように。
    凜とした私で「ただいま」を言えるように。

    Hakubi

    凜とした私で「ただいま」を言えるように。

     2021年9月8日に“Hakubi”がメジャーデビューアルバム『era』をリリース。先行配信シングル「アカツキ」「在る日々」「道化師にはなれない」、そして映画『浜の朝日の嘘つきどもと』の主題歌「栞」を含む全12曲を収録。バンドが歩んできたこれまでの歴史と、図らずもこの1年、一変した生活。その中で、自らと向き合いながら、それでも前に強く突き進んでいく、これから先の“時代”へのメッセージを詰め込んだ意欲作です。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“Hakubi”の片桐(Vo.)による歌詞エッセイをお届けいたします。今回は第2弾。綴っていただいたのは、今作に収録される新曲「栞」のお話です。今の自分にたどり着くまでに、支えてくれた大切なひとたちを頭に浮かべながら、このエッセイと歌詞を受け取ってください。   ~歌詞エッセイ第2弾:「栞」~ お久しぶりです。Hakubi vo./gt. 片桐です。 先月に引き続きエッセイなるものを書かせて頂きます。 今回は、1st Album『era』の一曲目に入っている 「栞」という曲です。 この曲は、 映画『浜の朝日の嘘つきどもと』の主題歌として 自分自身の学生時代に支えてくれた友人や家族、先生を思い浮かべ書き下ろした楽曲です。 拙い文章ではありますが、お付き合いください。 「栞」 横断歩道で信号待ちをしている後ろ姿が とても似ていて急に声が聞きたくなった。 電話をかけると、一言で自分だと気付いた。 照れ臭くなって、 「なんでもない、似ている人がいたから」 そう伝えると、 それだけでも嬉しいのだと笑っていた。 不思議とその声がどんな顔をしているのかわかった。 昔の自分は何もかもを諦めていた。 学校の人間関係も、ずっとやっていたスポーツも、 1番になれなかった自分にはもう何もない、 価値がないのだと塞ぎ込んでいたことがあった。 優しい言葉もうまく受け取れずに 嫌味に聞こえてしまうくらい張り詰めていた。 何も知らないくせに、と 怒りをぶつけてしまった事もある そんな自分にも変わらずあっけらかんとした 「いってらっしゃい」「おかえり」をくれた その言葉が救いだった。 高校卒業を機に、 地元である岐阜を出てしまった私は、 年に2、3度ほどしか顔を見せなくなってしまった。 音楽をやって今度メジャーデビューすることも、 ちゃんと伝えられていないのだ。 その人がくれたものは大きすぎて まだ返しきれないけれど、 いつか強くなった姿を見せられるように 凜とした私で「ただいま」を言えるように 精一杯今日も歌い続けようと思う。 <Hakubi gt./vo. 片桐> ◆メジャーデビューアルバム『era』 2021年9月8日発売 初回限定盤 WPZL-31869 ¥4,000(税込) 通常盤 WPCL-13298 3,000(税込) <収録曲> 1 栞 2 在る日々 3 辿る 4 フレア 5 :|| 6 道化師にはなれない 7 color 8 灯 9 mirror 10 誰かの神様になりたかった 11 悲しいほどに毎日は 12 アカツキ

    2021/08/04

  • 須澤紀信
    生きるということは心の中にドライフラワーの花束が増えていくこと。
    生きるということは心の中にドライフラワーの花束が増えていくこと。

    須澤紀信

    生きるということは心の中にドライフラワーの花束が増えていくこと。

     2021年7月21日に“須澤紀信”が最新EP『遠近法-Reconstruction of perspective-』をリリース!1年前から続く新型コロナウィルスによって新しく生まれた、肘でのタッチ、マスク越しの会話、オンラインでの授業やテレワークなど、コロナ禍の「ニュースタンダード」とよばれる新しい「距離感」の中で、過去の常識との間で生まれる「孤独」を須澤紀信の独自の視点を通して再構築した5曲が収録されております。  さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“須澤紀信”による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回はその最終回。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 ドライフラワー 」に通ずる想いです。彼が“ドライフラワー”という存在に重ねたものは…? 恋の終わりを引きずっている方、どうしても忘れられないひとがいる方、是非このエッセイと歌詞を受け取ってください。 ~歌詞エッセイ最終回:「 ドライフラワー 」~ 知り合いのミュージシャンに、お客様からいただいた花束は全てドライフラワーにして飾っているという方がいらっしゃいまして、興味本位に、部屋に吊るしてあるというドライフラワーの写真を見せていただいた。部屋の壁にズラッと逆さまに吊らされている花束。「こうやって水分を抜いていくんだよ」と説明を受けながら僕は、枯れているけど咲いているという矛盾を両立させているその不思議な存在に、どこかときめきに似た感情を抱いていたと思う。 枯れているけど咲いている。視点を変えると、咲いていないし枯れていない。忘れられない人や過去に想いを寄せ、現在も引きずってしまっているこの女々しい気持ちを比喩するに値するものと、ようやく出会えたと思った。 皆さんは恋の終わりからすんなりと立ち直ることができる人だろうか。それとも時間がかかる人だろうか。残念ながら僕はとても時間がかかるタイプだと思う。いや、思うというか、断言できる。ちゃんと引きずるタイプだ。軽く年単位で引きずる。ずーーっと匍匐前進(ほふくぜんしん)していると想像してくれるとわかりやすい。辛いし痛いし、いい加減ハイハイくらいには進歩したいと思いながら、一応前を向いている状態を年単位で。亀の歩みといい勝負だ。横をうさぎさんに追い抜かれながらいつか二足歩行になる日を夢見る。そんな傷心ボーイ。 いろんな考え方や捉え方があるけれど、僕は、一度大切に想った人はこの先決してどうでもいい人にはならない、と思っている。初恋の人然り、友人然り、家族然り…どんなに疎遠になっていったとしても、人生の一瞬一瞬をその人と色付けた事実は変わらない。結果として別々の道へ進んでいったとしても、あの時あの場所で同じものを見て聴いて感じた、その瞬間があるからこそ現在があり、それぞれの今がある。その時の二人でなければ咲かせられなかった色の花が、お互いの心に存在し続けているはずだ。 生きるということは心の中にドライフラワーの花束が増えていくことだと思う。記憶の中で色褪せていくものたち、けれど“思い出”というカテゴリーの中で枯れながらに咲き続けるそれらは、忘れさえしなければいつまでもそのままの形で残っていてくれる。二度と風に揺れることも匂いもしないけれど、散ることもない。そしていつか、そんな数えきれないほどのドライフラワーの中に数輪だけ、枯れることのない花が咲く。 古代エジプトの王アレキサンドロスは「真の愛にハッピーエンドはない 何故なら真の愛に終わりはないからだ」と言った。 永遠に咲く花を、今日も僕らは探している。 <須澤紀信> ◆紹介曲「 ドライフラワー 」 作詞:須澤紀信 作曲:須澤紀信 ◆『遠近法 -Reconstruction of perspective-』 2021年7月21日発売 YCCW-10387 ¥1,650(税込)/¥1,500(税抜) <収録曲> 1.ドライフラワー 2.パセリ 3.希望のうた 4.一匙の魔法 5.アソート -remix-

    2021/08/03

  • 島爺
    閃いたフレーズが歌詞冒頭の<天が唾を吐いた>だった。
    閃いたフレーズが歌詞冒頭の<天が唾を吐いた>だった。

    島爺

    閃いたフレーズが歌詞冒頭の<天が唾を吐いた>だった。

     2021年7月28日に“島爺”が5th Album『御ノ字』をリリースしました。6月~Netflixで全世界配信のアニメ『終末のワルキューレ』のEDテーマとなる「不可避」や、NHK特撮ドラマ『超速パラヒーロー ガンディーン』主題歌のほか、島爺のために7名の作家が書き下ろしたオリジナル楽曲が全9曲収録された待望の新作となっております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“島爺”による歌詞エッセイをお届け!綴っていただいたのは、今作の収録曲「 不可避 」のテーマ決めからメロ作り&作詞までのお話です。神と人類の戦いを描いたアニメのED曲として書き下ろされたこの曲。現実世界でわたしたちにとっての「神からの攻撃」に近いものとは…? 是非、歌詞と併せてお楽しみください。 ~歌詞エッセイ:「 不可避 」~ 2021年6月からNetflixで開始されるアニメ『終末のワルキューレ』のエンディングテーマを任せていただけることになった。不勉強ながら原作を存じ上げなかったので買い集め、ただただ読む。ひたすら読む。何度も読む。 やばい。めちゃくちゃ面白い。 大雑把に書けば「神 VS 人類のケンカ13番勝負」。物凄い発想だし、それぞれのキャラクターが背負っているストーリーの描き方も丁寧。こりゃあアニメ化も楽しみだ。というか、Netflixで全世界に公開されてオープニングはマキシマム ザ ホルモンさん、エンディングは島爺。これはなかなか…下手こいたら死ねる案件だなぁ…、と覚悟を決めて制作開始。 アニメ本編では神と人が殺し合いをし、それを受けてのエンディングなので刺々しくヒリついた感覚を癒す雰囲気が必要だと考えた。壮大なレクイエムのようなものをイメージしながら大体のコード進行を作成。作ったことのない雰囲気だが意外と良さそう。イメージ通りに具現化できればかなり良い曲になる予感。予感だけですけど。 ここからメロと詞を書いていくわけだが、どうしたものか…。何か取っ掛かりはないものか…。 原作で印象に残ったのは「アダムの戦う理由」。気になったのは、現時点ではまだ詳細が明らかになっていない「ブリュンヒルデが人類を守ろうとする理由」。ブリュンヒルデのほうはまだ分からないので推測だが、どちらにも共通しているのは「何かを守るための戦い」ということだろうか。 しかしそれだけではまだテーマが朧気なので、何か他に無いかと再度原作を熟読。読んでいる内にふと「神様から滅亡を宣告されること」の残酷さが頭を過る。 神から言われちゃったら最早どうなったって悲劇だよなぁ…。普通は滅亡を受け入れるしかないだろうし。この作品のようにタイマン勝負ができたとして、仮に勝てたとしてもその先には「神を殺した・神のいない世界」に生きなければならない。どちらにせよ何かを失うことはもう避けられないのか。 と考えた辺りで、「現実世界で言うと、神々から宣戦布告されることってどういう状況だろう?」という疑問から「天災・自然災害」が思い浮かんだ。東北大震災の時TVで何度も見たあの津波の映像と、それを見ていた当時の絶望感。少なくとも僕が生きてきた人生の中で「神からの攻撃」と呼ぶのに最も近いものは、あの光景だった。 ここでやっとテーマが出揃った。ような気がした。「神々の攻撃(天災)から大事なもの(家族・人類)を守るために命を懸けて戦っている状態」をイメージしながらメロと詞を書いていこう。イメージさえ固まれば言葉は色々出てくるはず。大丈夫。過去、作ってきたものは全てそうだった。 ところがどっこい。 言葉は出てこない。正確に言うと、出てきてはいるが全くピンとこない。今まで作ってきたものと比べてスケールがデカすぎるのか。シリアスすぎるのか。とにかく全く納得できない。 納得できない理由もいまいち分からないまま、アコギでコードを弾きながら鼻歌を延々と歌いつづけた。「何か違う」「これじゃない」「こんなもん使えるか」とブツブツ独り言。日本語詞じゃダメなのか、とも思った。しかし生半可な英語詞では全世界公開に耐えられる気がしない。どうしよう。イメージを思い浮かべながらただただアコギをつま弾く日々。何か思いつけ。俺。 そんな日々の中、不意にメロディと同時に閃いたフレーズが歌詞冒頭の<天が唾を吐いた>だった。 恐らく、序盤で曲の世界観・スケール感を提示したいのに、それらしい言葉を使うとわざとらしくとってつけた様に聴こえてしまい、それ以降の言葉が紡げなくなってしまっていたんだろう。 <天が唾を吐いた>は、原作冒頭の人類存亡会議をそのまま表現できているし、「天に」ではなく「天が」にすることでフックが効いている。おまけにスケール感も示せているのですんなり曲の世界に入ることができる。助かった。これで言葉を紡げる。 事実、このフレーズが出てからは早かった。原作で印象的だった「人間よ 祈るのはおやめなさい」のシーンも少し変化させて入れられたし、絶望感も悲壮感も、覚悟も入れられた。 作詞の段階で鳴っていてほしい音のイメージも浮かんできたので、それに近づけるようデモを作成。ピアノの低音とかTrap的なハイハットチキチキとか。それを編曲のナナホシ管弦楽団大先生に聴いてもらい編曲が始まっていくわけですが、それはまた別のお話。 今回は島爺の曲作り『「不可避」のテーマ決めからメロ作り&作詞』までを読んでいただきました。ありがとうございました。また機会があれば、是非。 <島爺> ◆紹介曲「 不可避 」 作詞:島爺 作曲:島爺

    2021/08/02

  • Amber's
    それぞれの得意分野があって、それぞれに合った生き方が必ずある。
    それぞれの得意分野があって、それぞれに合った生き方が必ずある。

    Amber's

    それぞれの得意分野があって、それぞれに合った生き方が必ずある。

     豊島こうき(Vo.&Gt.)、福島拓人(Gt.&Programming)からなる2人組バンド“Amber's(アンバーズ)が新曲「DRIVE」と「アブノーマル」を2作連続配信リリース!1作目の「DRIVE」は2021年6月18日に配信リリース、2作目の「アブノーマル」は7月30日にリリース。2曲ともAmber'sのTikTokアカウントで既に公開されているものから、さらに磨きのかかった音源となっております…!    さて、今日のうたコラムではそんな最新作をリリースした“Amber's”の福島拓人による歌詞エッセイをお届け。今回は第2弾。綴っていただいたのは、新曲「 アブノーマル 」に通ずる想いです。アブノーマル=通常ではない、普通ではない。そういう自分の居場所がなく今、息苦しい日々を送っているあなた。この楽曲とエッセイを受け取ってください。 ~歌詞エッセイ第2弾:「 アブノーマル 」~ 僕もあなたも、なにも劣ってはいない。変人、奇人でもない。出来損ないというわけでもない。ただ単にそういった性質を持った人間なだけだ。自分を卑下する必要は全く無い。とはいえ、その性質を理解してもらえなくて肩身の狭い思いをしたり、上手く言葉に出来なくて心と身体が噛み合わない瞬間を経験した人はたくさんいると思う。きっと、その性質とちゃんと向き合う事が僕らには必要なんだと思う。 そんなことを自分にも言い聞かせながら、新曲「アブノーマル」を制作して感じた想いを皆さんに届けたいと思う。 自己肯定力が下がって、他人からの不当な扱いにいつの間にか慣れている日がある。 「自分は変わってるんだ。自分のせいで秩序を乱してしまうかもしれない。」 誰かが作った普通に合わせて、自分を偽り、話を合わせれば、確かに波風は立ちづらいかもしれない。自分のプライドを大きく傷付けなくて済むかもしれない。 けど、そうじゃ無いハズだ。 そもそも同じ人なんて存在しないわけで、人は生まれながらに誰もが個性的な性質を持っている。月並みな言葉だけど、表現的にではなく心の底からそう思う。自分に導かれて、心から惹かれたものが「ノーマル」であっても「アブノーマル」であっても胸を張ってそれを好きでいて、突き詰めればいいと思う。 例え、「変わってるね」と言われても、「劣ってるね」と言われても。 1しかないものを10あるかのように振る舞うこと。果たしてそれは本当に自分の為なのだろうか。1しかないなら本気の1を出すべきだと思う。その1で勝負するべきだ。どう考えてもストレートしか投げれないのに、フォークボールにも興味ありますって前髪いじってるヤツより、よっぽど清々しくてカッコいい。 それぞれの得意分野があって、それぞれに合った生き方が必ずある。 僕は今Amber's というバンドを組んでいる。 正直、自分ではそこまで自覚がないけれど“変わり者”の僕でも居場所を見つけられた。僕を“変わり者”と表現するならば、相方は“宇宙人”だ。自分の性質に向き合って生きれば、きっと居場所も見つけられる。 きっと僕らはいつまでも不器用だし、誰もが素晴らしいとは言わないかもしれないけれど、自分らしさを磨いてあなたの心の居場所になる。 「アブノーマル」をもっと。 <Amber's Gt/Programming 福島拓人> ◆紹介曲「 アブノーマル 」 作詞:豊島こうき 作曲:Amber's

    2021/07/30

  • MOSHIMO
    「好き」って理屈じゃない!!
    「好き」って理屈じゃない!!

    MOSHIMO

    「好き」って理屈じゃない!!

     2021年8月4日に“MOSHIMO”がフルアルバム『化かし愛』を日本コロムビアよりリリース&メジャーデビュー!様々な恋愛における「シーン」をリアルに赤裸々に切り取った楽曲を中心に、コロナ禍でソーシャルディスタンスが叫ばれる中、ファンへの思いを重ねた楽曲や、ライブシーンで話題のMOSHIMOらしいエネルギッシュな楽曲など全12曲を収録。バンドがメジャーシーンに飛び込む決意の現れた1枚となっております。    さて、今日のうたコラムでは最新作を放った“MOSHIMO”による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回はその第1弾です。執筆を担当したのは岩淵紗貴。今作に収録される新曲「 化かし愛のうた 」に通ずるお話を綴っていただきました。素直に“好き”と伝えられたらいいのに、お互いに“化かし合い”をしてしまう。そんな恋をしているあなたへ…! ~歌詞エッセイ第1弾:「 化かし愛のうた 」~ 本気で人を好きになった事って皆んなある? 素直に恋ができたらいいのになって 化かし合う事をやめたくて作った曲なんだよ 本気でぶつかって、 自分をさらけ出して相手に求めて、求められて。 傷ついて傷つけて、笑って泣いて乗り越えて。 すれ違って重なって、想いあって支え合って。 なのに叶わない。変なのーー!! お互いの気持ちに気づいていても 言葉にして答えを出しても その先が見えないし、怖いからそのままでいるの。 ずっとそのまま。そっちの方がお互い居心地がいい。 誰も傷つかない。この関係を壊したくない。 いなくなっちゃうのが怖い。 タクシーの中で 「次どうする?帰る?もう一軒だけいく?」 って2人で話して 「じゃぁじゃんけんして、 私が勝ったらもう一杯だけ行こう!!笑」 なんてふざけてじゃんけんしたら ずっと、あいこなんだもん!! さすがに2人で吹き出して笑っちゃったのを覚えてる。 素直に「帰りたくないなぁ」 って伝えとけばいいのに。 そんな事言えないから 余計帰りたくなくなっちゃってさっ!! もう…ばかばかばか!!ほんとばか!!笑 誰にでも同じ優しさを渡してるだけ。 皆んなに同じ態度だと分かってるのに 私の欲しい言葉や優しさをくれる。 だから惹かれちゃう。 心のくすぐったいところを 猫じゃらしで撫でられてる感覚。 甘え下手だから愛でられてると勘違いしちゃって 私は「特別」だと思い込んでしまって期待する。 惹かれあってるのは確かなのに 言えない理由は沢山 ダメって分かっていても 好きな気持ちは止められないし 押し殺しちゃうと苦しくなる。 お風呂の中で限界まで息を止めてみても 苦しさは紛れない。 相手に気付いて欲しくて 分かって欲しくて押し付けちゃう。 「好き」って理屈じゃない!! これは私の中で恋愛を通して今 行き着いているところです。 化かし合ってる気持ちなんて嫌だ。 好きって気持ちは悪い事じゃない!! プラスの作用だよ。 なのになんで言えないの?伝えないの? 探り合って、騙し合って。 相手を想う気持ちがあるなら 「好き」って伝える形は沢山あるじゃん。 だから全部、冗談混じり半分本気!! ね? 煩悩、煩悩、煩悩!!!!だらけが楽しいや。 お互い全部、「冗談」にして「お友だち」 <MOSHIMO・岩淵紗貴> ◆紹介曲「 化かし愛のうた 」 作詞:岩淵紗貴・一瀬貴之 作曲:岩淵紗貴・一瀬貴之 ◆メジャー 1st Full Album『化かし愛』 2021年8月4日発売 COCP-41503 ¥3,000( 税込 ) <収録曲> 01.化かし愛のうた 02.以心伝心ディストーション 03.獅子奮迅フルスイング 04.飛んで火に入る夏の虫 05.倦怠期 06.蜂蜜ピザ 07.青いサイダー 08.3年前に別れた彼はどっかの誰かと結婚したらしい。何とも言えない何とも言えない何とも言えない敗北感の歌 09.断捨離 NIGHT 10.侘び寂び 夜遊び 夏祭り 11.神様ちょっと 12.調子どう?

    2021/07/29

  • 瀬川あやか
    思い出すその時はどうかもっと素晴らしい世界でありますように。
    思い出すその時はどうかもっと素晴らしい世界でありますように。

    瀬川あやか

    思い出すその時はどうかもっと素晴らしい世界でありますように。

     2021年7月7日に“瀬川あやか”がニューアルバム『Sprinkler』をリリースしました。今作には、“メガネのプリンス”CM曲の「DIAMOND」「アイシテル~心を込めて~」、UHB“サツコレチャンネル”テーマソング「アイデンティティ」等を含む全10曲を収録。約2年半ぶりとなるアルバム、歌詞を味わいながらじっくりご堪能あれ…!    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“瀬川あやか”による歌詞エッセイをお届け!今回はその第2弾。綴っていただいたのは、今作に収録の新曲「 Laugh to Laugh 」の誕生秘話です。コロナ禍の恐怖や不安を知った今だからこそ、生まれた曲。頑張り、踏ん張り続けているあなたに、この歌詞とエッセイが届きますように…! ~歌詞エッセイ第2弾・「 Laugh to Laugh 」~ 初めましての人も、そうでない人も、今夜から寝る前に聴く曲は私にします!という人も読んでいただきありがとうございます。瀬川あやかと申します。 今回でうたコラムは2回目。前回のお話は楽しんでいただけましたでしょうか? 文章が拙すぎたかなと気になりつつも、こんな貴重な機会なので第2回も楽しく楽曲の深掘りをさせていただこうと思います。どうぞ最後までお付き合いくださいませ。そしてもしよかったら聴いてやってください。 今回は「Laugh to Laugh」誕生秘話…というか、誕生の裏側をちょっと赤裸々にお話したいなと思います。今月リリースしたアルバム『Sprinkler』に収録されている楽曲。タイトルに選んだ「Laugh to Laugh」という言葉は以前(おそらく2~3年前?)行ったワンマンライブにつけたタイトルで、顔と顔を合わせる「Face to Face」ではなく、もっと先の「笑顔と笑顔で」という意味を込めて作った造語です。 今回のアルバムの制作は2019年末頃から始動していたのですが、収録されている全10曲中9曲のレコーディングを終えた頃から今のコロナ禍が深刻化し、制作を含めライブなどの音楽活動が完全にストップしていました。2020年に予定していたリリースも見送り、全く見通しのつかない状況が音楽業界にも続いていました。 実は私は普段看護師としても働いているのですが、日々悪化していく状況と情報で医療者としても音楽を届ける身としても、今できること、今やるべきことは何なのかを考えさせられる毎日でした。 そんな中で考えてもわからない日はあれど、みんなに会えない間も腐らない!と、たくさん出来た時間を使って今しか書けない楽曲をたくさん書こうと思っていたのですが、実は2020年に自発的に書いた曲はゼロ。断片的なデータはいくつかあっても、自分が満足して“書けた”曲はお恥ずかしながら1つもありませんでした。それほどこの歴史的な出来事は、少なからず私にも大きなショックを与え「もう書けないのかも…」とも思わされました(ちょっと無視してごまかしながらめっちゃ気にしてた笑)。 2021年になり、満を持してのリリースを決めた時からアルバムの制作が再開されました。とは言ってもジャケット撮影もすべて終わっていたため、収録されるあと1曲の制作です。ちょっと前に書いた曲のストックはあるけれど、せっかくリリースするのなら今の私が書いた曲がいい!と意気込んだのですが、まあー書けない進まない…まじでもう書けなくなっちゃったのかもおおおおと、何かが浮かんでは消しての繰り返しでした。他のアーティストさんってこんなことあるのかな笑。 そんなこんなで、締め切りのギリのギリまでかかって(何なら待たせて)出来上がったのが「Laugh to Laugh」だったというわけで、これはかなりいろんな意味で難産な曲になりました。 人と人との距離や関係までも遠ざける新型コロナウイルスの出現。たくさんの命と自由が奪われた日常に、一体どんなメッセージを受け取ればいいのか。難しく落とし所が見つかりませんが、また必ずみんなと笑顔と笑顔で会える日を心待ちにしています、という気持ちを込めて書かせていただきました。いろんな意味で今しか書けなかった曲だなあと今は愛着がすごいです。一旦は終わってしまった素晴らしい世界ですが、きっとアップデートして戻ってくる素晴らしい世界で、必ず会えると曲中で歌わせていただいております。頑張らず踏ん張ってまた必ず私たち笑顔で会いましょう。 裏話というか、私はこの先もこの曲を聴くたびに怖かった気持ちやコロナ禍のことを思い出すんだろうなあと思ったので、改めてきちんと私自身が「Laugh to Laugh」を振り返ってみたかったのでした。この先、思い出すその時はどうかもっと素晴らしい世界でありますように。 最後まで読んでいただきありがとうございました。次回がラスト。したっけね~。 <瀬川あやか> ◆紹介曲「 Laugh to Laugh 」 作詞:瀬川あやか 作曲:瀬川あやか ◆4thアルバム『Sprinkler』 2021年7月7日発売 PNR-002 \3,000 <収録曲> 1.FILTER MAGIC 2.真っ白なジグソーパズル 3.Laugh to Laugh 4.アイデンティティ 5.プリザーブド・メモリー 6.もう一回 7.アイシテル~心を込めて~ 8.DIAMOND 9.アンコール 10.Someday, Someone

    2021/07/28

  • 須澤紀信
    ひょっとすると世の中パセリだらけなんじゃないか。
    ひょっとすると世の中パセリだらけなんじゃないか。

    須澤紀信

    ひょっとすると世の中パセリだらけなんじゃないか。

     2021年7月21日に“須澤紀信”が最新EP『遠近法-Reconstruction of perspective-』をリリース!1年前から続く新型コロナウィルスによって新しく生まれた、肘でのタッチ、マスク越しの会話、オンラインでの授業やテレワークなど、コロナ禍の「ニュースタンダード」とよばれる新しい「距離感」の中で、過去の常識との間で生まれる「孤独」を須澤紀信の独自の視点を通して再構築した5曲が収録されております。  さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“須澤紀信”による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回はその第2弾。綴っていただいたのは、今作に収録されている新曲「 パセリ 」のお話。彼がこのタイトルで歌を作ろうと思った理由、込めた想いを明かしてくださいました。みなさんにとってパセリとは、どんな存在ですか…? ~歌詞エッセイ第2弾:「 パセリ 」~ 唐突なんですが、パセリのことが好きだという人にお会いしたことはありますか? ちなみに僕はないです。「人生の最後にパセリをお腹いっぱい食べたい!!」なんて聞いたことも、もちろん言ったこともありません笑。 そもそも、お弁当や主菜の彩りにちょこんと添えられるのが定位置のパセリ。とりあえず入れといたら見栄え良くなるよね、みたいな感覚で、決してメインには成れないし、さらには、食卓に上っているにもかかわらず「えー、それ食べられるの?」と言われるパセリ。クラスに一人はみんなの残したパセリを食べて回る食いしん坊キャラいませんでした? それくらいみんな食べないパセリ。食べると好奇の眼に晒されるパセリ。なんと不遇な野菜なんだろうか、と同時に僕らはパセリの何を知っているんだろうか。 パセリの魅力を隅々まで知ってほしくて歌を書いた訳でも、このエッセイを書いている訳でもありませんが、ここまで蔑ろにされると逆に応援したくなってしまうもので、今回はぼくが「パセリ」というタイトルの歌を書いた理由も踏まえて書いていこうかなと思います。 もし野菜の世界に学校があったとしたら、まず間違いなくパセリはクラスの隅っこで静かに過ごすタイプのやつだったと思うんです。休憩時間にトイレに行って、帰ってきたら自分の席に人気者のトマトくんが座っていて、後ろのバジルちゃんと仲良さそうに話している。でも、どいてとは言えずにチャイムが鳴るまで遠くで待っているタイプ。 …実は栄養満点の緑黄色野菜なんですよ、美容と健康にいい栄養素が含まれていて、どの成分も野菜の中ではトップクラスなんだそうです。そんなわけでポテンシャルはすごい。でもちょっと見た目が地味で、好まれる味じゃない。自分からアピールすることもなく、ただ隣に置いておくと主役を引き立たせてくれるから居場所がない訳じゃない。都合のいいやつ。 ある日のお弁当、メインの肉料理に添えられたパセリを見て、なんか他人事じゃない気がしたんです。本当は美味しくなれるレシピもあるのに、諦めかけている。自分の可能性にそもそも気づけていないんじゃないか。それって、もしかしたら自分もそうかもしれないし、あの人もこの人もそうかもしれない。ひょっとすると世の中パセリだらけなんじゃないか、と。気づいたら歌にしていました。 もともと食べる派でしたが、歌を書いてからパセリのことがずっと好きになりました。人生の最後に食べたいとはまだ思えませんが…。 <須澤紀信> ◆紹介曲「 パセリ 」 作詞:須澤紀信 作曲:須澤紀信 ◆『遠近法 -Reconstruction of perspective-』 2021年7月21日発売 YCCW-10387 ¥1,650(税込)/¥1,500(税抜) <収録曲> 1.ドライフラワー 2.パセリ 3.希望のうた 4.一匙の魔法 5.アソート -remix-

    2021/07/27

  • 西片梨帆
    わたし以外のひととどんな熱をもって惹かれ合うのか。
    わたし以外のひととどんな熱をもって惹かれ合うのか。

    西片梨帆

    わたし以外のひととどんな熱をもって惹かれ合うのか。

     2021年7月28日に“西片梨帆”が新曲「愛は4年で終わる」を配信リリース!同曲は、バンドサウンドが炸裂したアップテンポチューン。人類学者ヘレン・フィッシャー博士が提唱した“愛は4年で終わる”という説をタイトルに掲げ、愛の価値観について独自の視点から描かれた歌詞では「love or Lie? 愛を選びたい」と軽快に歌う1曲となっております。  さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“西片梨帆”による歌詞エッセイをお届けいたします。綴っていただいたのは、新曲「 愛は4年で終わる 」に込めた想いです。わざわざひどいことを言ってしまった理由。本当は素直に謝って、泣いてみたいという本音。歌の中の<わたし>の感情がより鮮明に伝わってくるこのエッセイ、是非、歌詞と併せて受け取ってください。 ~歌詞エッセイ:「 愛は4年で終わる 」~ 愛は4年で終わる 昔のことばかり思い出す 初めてあったときに交わした言葉や表情 取り戻すように今 関係を修復しようと試みても 日々は戻ってこない 「愛情はとてもあるよ」 そんなこと言われた ただ 痛かった わざと嫌がる言葉を選んで 最後にね 吐き捨てるようにつぶやく 覚えていてほしい それだけだよ 毎日ピンクが似合う女の子でいたいけど 失った日は黒い服を着て ひとり 祈る 諦めたふり 忘れたふり あの行の文字変換だけ  はやく はやく 打たなきゃ はやく はやく 忘れなきゃ あなたが新しい誰かをおもうときに ピンク色の気持ちではありませんように その色はわたしのために いつまでもとっておいて ときどきポッケから取り出しては 悲しくなったり 嬉しくなったりしてね 何にも感じない人には ならないで いい大人に出会うと あなたを想います あなたも何年か経ったら きっとこんなような人に なっているんだろうと なっていてほしいと 「やさしくされたいから やさしくするわけじゃないよ」 いつか言ってたっけ 隣には別の誰かがいて 日曜日には公園を ふたりで散歩したり おだやかに 暮らすのだろう 遠く 想像する 想像する やだなぁ  やだなぁ 覚えてて わざわざ言ったひどいこと 一番聞いてほしい 見てほしい ひとりのひと あなたには届かない この文章もこの曲も 皮肉ばかりだよ わたしをどこかで見かけたら 他人みたいに挨拶をするのだろう まるでなにもなかったように はじまってすらいなかったように 素直に謝って泣いてみたい 寂しかっただけなのと 泣いてみたい あなたの一部を少しずつ 食べては わたしの全てにしていたけど これからは 取り戻していかなくちゃ わたしがわたしを選ぶ練習 わたし以外のひとと どんな熱をもって惹かれ合うのか やだなあ やだなあ 覚えてて わざわざ言ったひどいこと 恋が音を立てて終わったとき きちんと教えて欲しかったけど そのころあなたは いない ふたりの思い出とあなたのこれからに 最大の愛と少しの軽蔑を 愛は4年で終わる  <西片梨帆> ◆紹介曲「 愛は4年で終わる 」 作詞:西片梨帆 作曲:西片梨帆

    2021/07/26

  • ネクライトーキー
    私の中では前に進みたい時に支えになってくれるお守りみたいな曲だ。
    私の中では前に進みたい時に支えになってくれるお守りみたいな曲だ。

    ネクライトーキー

    私の中では前に進みたい時に支えになってくれるお守りみたいな曲だ。

    2021年5月19日に“ネクライトーキー”がMajor 2nd Album『FREAK』をリリースしました。メジャーデビュー作『ZOO!!』以来1年4カ月ぶり、3枚目のアルバム。アニメ『秘密結社 鷹の爪 ~ゴールデン・スペル~』OP曲の「誰が為にCHAKAPOCOは鳴る」アルバムバージョン、ライブで披露されている新曲「続・かえるくんの冒険」「豪徳寺ラプソディ」「はよファズ踏めや」、アルバムのための新録曲など全13曲が収録されております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“ネクライトーキー”による歌詞エッセイを3か月連続でお届け。最終回を担当したのは、メンバーの中村郁香(Key)です。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 夢を見ていた 」に通ずるお話。みなさんにも何かずっと諦めきれないことってありませんか? 独りで考え込んでしまった時、このエッセイと歌詞を読んでみてください。 ~歌詞エッセイ最終回:「 夢を見ていた 」~ 眠りに落ちる前の暗闇の部屋の中で、いつも答えのでない事を考えふけっている。毎日のルーティンのようにしてしまうこの考え事は、勝手に反省会とでも名付けようかな。今まで生きてきた選択肢で後悔していることはないかなとか。他にもいろいろ。生きるって本当に大変だし面倒くさい。まったく。そんな疲れた気持ちを少しだけ和らげてくれる曲「夢をみていた」について話をしようと思う。 まず最初にお伝えしておくと、私は“2人きりで話す”という当たり前な事が苦手である(例外はある)。とにかく2人だと会話のキャッチボールが早くて困る。そしてちゃんと話を聞かねばと集中すると疲れて眠たくなっていく。別に相手の話がつまらないわけではない。こんな眠たそうな顔してごめんと思っている。そうやって過ごした日の夜は、相手に悪かったなーとか思いながら自己嫌悪という勝手に反省会が開催される。 1人でいればこんなに悩まなくていいのに、と考えてみる時もある。けれども誰かと話しをしたいとも思ってしまう。なにか話すことで相手と分かり合えるんじゃないか、ずっと一緒に時間を共有すれば、2人きりでも平気な人になるんじゃないかなって。実際に3年を経て仲良くなった人もいたので、不可能ではないのだ。単にその人と親密になることを諦めきれないのだ。これも相手に対しての1つの愛だと思う。  さてこの曲の話をしよう。普段の曲達より音数も少なくて哀愁を感じさせる「夢をみていた」。 残りはどうにも少ない水筒 何年経てどかわらぬままで 自分の中では、この水筒の中身はすり減った自分の気持ちとして考えている。諦めきれなくて空っぽにもできない。でも何年経っても中身を増やせない。ずっとそこから動けないでいるという事。何かを諦める事も続ける事も勇気が要って苦しい時があるよね。人間関係でも音楽でも同じ。 愛さえ無ければ悩まないままで 愛さえあるなら迷っても灯を探して このフレーズは、少しだけ未来に希望が持てる言葉だと信じている。誰からも思ってもらえていないのであれば簡単に諦めもつく。けれどそこに少しの愛があるのならまだ少し、あと少しだけ進んでみようかなって思える言葉だと思う。実際にこんな話をメンバー内でしないので、歌詞の本当の解釈はわからない。ただこの曲は、私の中では前に進みたい時に支えになってくれるお守りみたいな曲だということ。 <ネクライトーキー・中村郁香> ◆紹介曲「 夢を見ていた 」 作詞:朝日 作曲:朝日 ◆Major 2nd Album『FREAK』 2021年5月19日発売 初回生産限定盤[CD+BD] AICL-4053~4 ¥4,800(税抜) 通常盤[CD] AICL-4055 ¥2,800(税抜) <収録曲> 1.気になっていく 2.はよファズ踏めや 3.大事なことは大事にできたら 4.踊る子供、走るパトカー 5.誰が為にCHAKAPOCOは鳴る(Album EDIT) 6.俺にとっちゃあ全部がクソに思えるよ 7.八番街ピコピコ通り 8.豪徳寺ラプソディ 9.カニノダンス 10.思い出すこと 11.続・かえるくんの冒険 12.Mr.エレキギターマン 13.夢を見ていた

    2021/07/23

  • 川村結花
    会えるのかなあ。会えるよね。次の世で。
    会えるのかなあ。会えるよね。次の世で。

    川村結花

    会えるのかなあ。会えるよね。次の世で。

     2020年にCDデビュー25周年を迎えた、シンガーソングライター・川村結花。今日のうたコラムでは、その記念企画として2020年~2021年の2年を通じてのご本人によるスペシャル歌詞エッセイをお届けしてまいります!更新は毎月第4木曜。  シンガーソングライターとして活躍しながら、様々なアーティストへの楽曲提供も行い、ここ数年はピアノ弾き語りのLiveをコンスタントに続けている彼女。この連載でどんな言葉を綴ってくださるのでしょうか…!今回は第19回をお届けいたします。 第19回歌詞エッセイ:「 星の果て 」 暑中お見舞い申し上げます。連日の猛暑にわたしはもちろん、我が家のワンコもお散歩帰りはヘトヘトにへばっております。なるたけ涼しい時間に行くのですがやはりどうしたって暑い。帰ってくるとゼーゼーハーハー。イヤほどわかってるのに何故そう毎日行きたがるのでしょうか。しかも後半ほとんど抱っこ、、、。彼女はフレンチブル←11キロ。どんなエクササイズやねん、と毎日参っております。 ところで。いきなりですがお好きな邦画は何ですか?ーって、そんなの考え出したらキリがないと思いますし、わたしも然り、なのですが、1番は?と考えると『時をかける少女』かもしれません。あの描かれている世界の全てが好き。ストーリーも映像も原田知世さんもキャストの方々もそして物語の舞台である尾道も。目に映るもの耳に届く音包み込まれる空気、なにもかもが静かでゆっくりで懐かしくて、そして何よりどこか物哀しくて儚い。 最後の方のシーンのひとつ、深町くんが未来へ帰る時。「未来で必ず別の人になって君の前に現れる」「でもそのとき君も僕もお互いがお互いであることがわからない。記憶は消されてしまうから」というようなことを原田知世さんに言う。それに対して「わかるわ、わたしには」と言いながらふわ~っと気を失ってゆく。 その後何年かしてどこかの研究室ですれ違う2人。深町くんを見て首を傾げながらすれ違ってゆく知世さん、、、。そこへチャ~ッ、チャチャチャッ、チャッチャッチャ~、とテーマ曲のイントロが。あかん。胸がいっぱいになってきた。いや、とにかくさっきも書きましたがその作品全体に漂う物哀しさと儚さがわたしの胸を打ちまくり倒すのです。 前回も同じようなこと書いた気もするのですが、どんなに長く一緒にいられたとしても100年にはとても足りない、と「 Travels 」(←わたしの曲です。すみません、つい)で歌っておりますように、どんなに愛し合っていてもどんなに大切な人でも、いつか必ず天に召されるか土に還る時がやって来る、これは生きとし生けるものの宿命です。そればっかりはしょうがない。 でもだからこそわたしは信じていたいのです。大切な誰かとは、また次の世で会える、ということを。父がこの世を去ってからもう13年になりますが、今でも時々「ああ、会いたいなあ、、」と思います。会えるのかなあ。会えるよね。次の世で。とも。その場合、わたしは父を見て父とわかるのだろうか。それ以前に父と娘という関係性ではなく、近しい者同士として再会するのだろうか。などなどー、こういう輪廻転生的なことを昔から信じているところがあって、そういう意味でわたしはヒンドゥー教なのであろうかと思うのですが、そない言うほどカレーめっちゃ好きでもないし、そうでもないんかな。知らんけど。 まあそんなわけで、わたしの曲の中にはそんな思想がいつも根底にあると言ってもいいと思われます。顕著なものとしては、2011年リリースの、観月ありささんへの提供曲(作詞作曲)「星の果て」。 いつか この目が閉じて ふたりが遠く話されても 星の果てで 虹のふもとで あなたのこと きっと見つけるよ どこにいても 時を越えても その手のひら ずっと憶えてる この曲の MV を見た時、まずもう観月ありささんのあまりの美しさにうっとりしてしまいました。その美しいありささんが澄んだお声で心込めて歌ってくださることで、より壮大にロマンティックな音楽となって世に出ることになってくれて、本当に嬉しく光栄でした。 そして観月ありささん、今年で歌手活動30周年なのですね(おめでとうございます!)。それに伴って、過去のリリース曲の何曲かが各種音楽サブスクリプションサービスにて配信されているそうです。ありがたいことに「星の果て」も入っているようです。このコラムを読んでくださっている皆さまもどうぞお聴きになってみてくださいね。この儚い人生の中で出会えた愛しい人達へ想いを馳せてみてくださいね。書いていてなんだか、わたしも優しい気持ちになってきました。今日も一歩一歩&愛情持ってがんばってこう。 <川村結花> ◆紹介曲「 星の果て 」 作詞:川村結花 作曲:川村結花 ◆プロフィール 川村結花(シンガー・ソングライター) 大阪府生まれ。東京芸術大学作曲学科卒業。1995年、アルバム「ちょっと計算して泣いた」でシンガーソングライターとしてデビュー。同時に作詞家作曲家として楽曲提供を行い、主な提供楽曲は、夜空ノムコウ(作曲)をはじめ2019年現在までに100曲以上。2010年「あとひとつ」(作詞作曲共作)でレコード大賞作曲賞を受賞。2017年、アルバム「ハレルヤ」をリリース。ここ数年は、提供楽曲の作詞作曲も行いながら、ピアノ弾き語りのLiveをコンスタントに続けている。 オフィシャルサイト: https://www.kawamurayuka.com ◆歌詞エッセイバックナンバー 【第1回】 【第2回】 【第3回】 【第4回】 【第5回】 【第6回】 【第7回】 【第8回】 【第9回】 【第10回】 【第11回】 【第12回】 【第13回】 【第14回】 【第15回】 【第16回】 【第17回】 【第18回】

    2021/07/22

  • saji
    ほんの少しの支えで花咲く夢があるとすれば。
    ほんの少しの支えで花咲く夢があるとすれば。

    saji

    ほんの少しの支えで花咲く夢があるとすれば。

     2021年7月21日に“saji”がニューシングル「星のオーケストラ」をリリース。タイトル曲は、7月から放送開始のTVアニメ『かげきしょうじょ!!』オープニングテーマです。ヨシダタクミ(Vo.)は「僕も夢を持って音楽の門戸を叩いた人間なので、さらさたちと同じ目線に立ち、全力でOP曲書かせて頂きました。sajiは皆さんの夢を全力で応援します。かがやけ青春。」とコメントしております。眩しい青春ポップロックをご堪能あれ!    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“saji”のヨシダタクミによる歌詞エッセイをお届け!綴っていただいたのは、新曲「 星のオーケストラ 」に通ずるお話です。ご自身の“夢のはじまり”である中学3年生の頃まで遡り、今に至るまでの軌跡を明かしてくださいました。彼だからこそ紡ぐことができた「星のオーケストラ」の歌詞と併せ、エッセイもお楽しみください。 ~歌詞エッセイ:喩芽 -ゆめ-~ 僕の生まれた北海道帯広市という街は 雪の深いとても静かな街で、 夏になると祭囃子が聴こえ始めるとか、 冬が来れば観光客が溢れかえるとか そういう世界とは無縁の、 しんしんと と云う言葉が まさにぴったりと当てはまる場所。 街には小さなライブハウスが2つだけあり、 プロを目指すとかそんなんじゃなく、 普通に働いている音楽好き達が 土日だけ非日常を奏でている空間であって、 「芸能人になる!」と宣言する人は皆無で、 ましてや同級生にアイドルなんて居なかったし 友達のお父さんが有名な歌手なんて事もない いわゆるどこにでもある古き良き田舎。 僕が音楽でプロになりたいと 最初に思ったのは中学3年生の時。 当時は父の影響でバスケをやっていて、 運動は好きだが上手くはない。 試合には出るがレギュラーではない。 中途半端な存在だった。 そんな僕が唯一目立てる瞬間が休み時間。 地元の学校では、1教室に1台 必ずオルガンが置いてあって、休み時間になると 偶にクラシックの曲を弾いたりした。 (渚のセレナーデやモーツァルトのトルコ行進曲) すると友達や普段は親しくないクラスメートたちが 集まり出して、興味深そうに僕の演奏を見つめる。 見られる事は恥ずかしかったが、 他の人が僕の存在を肯定してくれる気がして、 そこには自分の居場所があった。 得意気になった僕は 弾けもしない中古のアコースティックギターや MTR(マルチトラックレコーダー)やらをお年玉で買って 作曲の真似事をやり出した。 そんな時にたまたま某レコード会社の デモテープ募集の記事を見つけて、 自作のオリジナル曲を集めて焼いたMDと 履歴書を詰めた茶封筒に封をした。 結局これを送る事はなかったのだが、 それから数年後、 縁あってsajiの前身である phatmans after schoolというバンドの一員として 某レコード会社からデビューする事になる。 そして初顔合わせの時にこのエピソードを レコード会社の社長に話したらとても喜んでくれた。 話は戻るが、そんな中学時代を過ごした後、 僕は家から徒歩10分ほどの高校へ進学する。 そこでsajiのギターであるユタニと出会った。 軽音楽部(バンドやりたい人たちが集まる部活)で 一つ上の先輩だったユタニくんとは 音楽の趣味も女性の趣味も合わなかったが 妙に気が合って毎日一緒に居た。 授業が終われば部活に行き、 部活が終われば僕の家でだらだら過ごす日々。 先輩後輩というよりは仲の良い友達みたいな関係。 先述の通り音楽の趣味がまるで違ったので それぞれ別のバンドを組んでいたのだが、 ある時、某テレビ番組主催の バンドオーディションがあると知り合い伝てに聞く。 しかも一次予選は帯広でも行われると言うのだ。 (この手のオーディションは北海道だと だいたい地区予選会場が札幌だったりして、 高校生の僕らに交通費が捻出できるわけがなかった) しかし困った。 当時僕が組んでいたバンドのギターは他校かつ進学校で オーディションの為に平日に集まれる訳もない。 でも出たい。 「そうだ。ユタニくんに聞いてみよう。」 オーディション当日、 僕の家で初めて曲を聴いたユタニとそのまま初の共演。 ちなみにそれが僕らの地上波デビュー。 なんとそんなバンドが予選通過してしまった。 てぇへんだ。 そんなこんなで二次予選に進んだ僕らは 札幌プチ旅行よろしくTV局が手配したホテルに泊まり、 テレビカメラが沢山向けられた ステージで演奏することになる。 結果として僕らの冒険はここで終わってしまうのだが、 この時の経験が僕たちをプロの世界へと誘ってくれた。 気の合う仲間と好きなことをやってタダで旅行できる。 こんな事が続くならプロになれたら最高じゃないか。 これが二度目の夢のハジマリ。 そんな邪な気持ちが 純粋な世界を結びつけてくれたのだから、 どこに夢の芽生えが転がっているか 分かったもんじゃない。 人間、一生に関わる出逢いは ふとした偶然の先にあるものだ。 だいぶ前置きが長くなってしまったが 今回僕らが紡いだ 「星のオーケストラ」と云う曲は そんな誰かの夢の傍に居続けてくれるような 存在になることを目指して書いた。 本楽曲がオープニングテーマを担当する TVアニメ『かげきしょうじょ!!』という作品は まさにその夢の門扉を叩いたばかりの少女達の物語で、 それは僕らsajiの三人が かつて歩いてきた道程でもある。 夢というのは誰かが建てた建造物ではなく、 喩えるならばそれは 心の中でふとした瞬間に 芽生える花のようなもので、 咲くか枯れるかは自分次第。 雨の日もあれば風の日もある。 誰かが叶えてくれる訳もないが、 ほんの少し支えてあげることは 出来るのかもしれない。 そのほんの少しの支えで花咲く夢があるとすれば、 僕はそのきっかけになりたいと思うし その想いの先にあるのが この「星のオーケストラ」という曲。 物語の主人公はいつだって君たちであり、 冒険の始まりは突然やってくるのかもしれない。 その“いつか”の時に 皆さんの側に僕らの曲が 居てくれる事を願って 今日も唄を歌ってみたりして。 <saji> ◆紹介曲「 星のオーケストラ 」 作詞:ヨシダタクミ 作曲:ヨシダタクミ ◆ニュー・シングル 『星のオーケストラ』 2021年7月21日発売 KICM-2095 ¥1,320(税込) <収録曲> M1:星のオーケストラ M2:アンチロックミー M3:ネモフィラ

    2021/07/21

  • 須澤紀信
    いつか「コロナで大変だったよね」なんて笑える日まで。
    いつか「コロナで大変だったよね」なんて笑える日まで。

    須澤紀信

    いつか「コロナで大変だったよね」なんて笑える日まで。

     2021年7月21日に“須澤紀信”が最新EP『遠近法-Reconstruction of perspective-』をリリース!1年前から続く新型コロナウィルスによって新しく生まれた、肘でのタッチ、マスク越しの会話、オンラインでの授業やテレワークなど、コロナ禍の「ニュースタンダード」とよばれる新しい「距離感」の中で、過去の常識との間で生まれる「孤独」を須澤紀信の独自の視点を通して再構築した5曲が収録されております。  さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“須澤紀信”による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回はその第1弾。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 希望のうた 」のお話です。この歌詞のワンフレーズに、ご自身の中でなんとなく「譲れない気持ち」と「むず痒さ」を感じていたという彼。それは一体、どんなものだったのでしょうか。是非、歌に込めた想いと併せて、歌詞をお楽しみください…! ~歌詞エッセイ第1弾:「 希望のうた 」~ この街は野良ネコが多いんだ 捨てたもんじゃないよ って歌詞が、自分の中でずっと異質なものに見えていて、自分で書いた歌詞なのに何言ってんだって話なんですが、曲の中ですごく浮いていた。でも、頭で理解できないけどフィットしているから変えたくない歌詞ってあるんですよ。譲れないところ。まさにこの箇所はその感覚で。そして今回のこのエッセイのお話をいただいた時に、そのむず痒さをそのままにしていたら書けないなと思って、改めて歌詞とにらめっこしてみました。 そしたらハッとして、これは自分の中の“THE BLUE HEARTS”的な部分なんじゃないかと。「 TRAIN-TRAIN 」に<いい奴ばかりじゃないけど 悪い奴ばかりでもない>って歌詞があるんですが、それを僕なりの言葉にすると<この街は野良ネコが多いんだ 捨てたもんじゃないよ>になるんじゃなかろうかと。 残念ながら猫や動物を自分の都合で捨てる人はいる。でも、その反面拾う人や大切にする人もいる。そうやってこの街で、人は自分にできることを不器用ながらも考えて生きている。<TRAIN-TRAIN 走って行け TRAIN-TRAIN どこまでも>なんじゃなかろうかと。今回のエッセイのお話をいただいたおかげで、自分の中に“THE BLUE HEARTS”的な部分があることを知れました。 この歌はまず、間違いなく僕一人では書けませんでした。それは何故かというと、この歌がTBSラジオでコーナーを持たせていただいていた時に、あるテーマに沿ってリスナーの皆さんから頂いたメッセージを元に書いた歌だから。そのテーマというのが「コロナ禍の中で、したいけど、出来ないこと」です。 メッセージはどれも皆さんの我慢が綴られていました。「息子が生まれ、久しぶりに実家に帰って顔を見せたい」「学校に行けない」「友達に会えない」「リモートの仕事に慣れない」ラジオ内で紹介しきれなかったものも含め、様々な痛みや不安がありました。それらのメッセージに触れ、自分なりに書き上げたのが今回の「希望のうた」でした。 僕自身、この1年間で開催できたライブは片手で数えられるほどでした。ワンマンライブを延期し、延期した日程も中止になり、悔しい思いもしました。こんな今だからこそ、希望を持って生きていたい。いつか「コロナで大変だったよね」なんて笑える日まで、僕はこの歌を歌い続けていきたいと思います。 <須澤紀信> ◆紹介曲「 希望のうた 」 作詞:須澤紀信 作曲:須澤紀信 ◆『遠近法 -Reconstruction of perspective-』 2021年7月21日発売 YCCW-10387 ¥1,650(税込)/¥1,500(税抜) <収録曲> 1.ドライフラワー 2.パセリ 3.希望のうた 4.一匙の魔法 5.アソート -remix-

    2021/07/20

  • 西片梨帆
    変わって欲しいとは思わないからあなたはそのままでいてね。
    変わって欲しいとは思わないからあなたはそのままでいてね。

    西片梨帆

    変わって欲しいとは思わないからあなたはそのままでいてね。

     2021年6月23日に“西片梨帆”が新曲「そのままでいてね」を配信リリースしました。恋人として、ずっと一緒にいて、互いを理解していたはずの二人。でも、仕事や生活で移りゆく時間の中、愛情や絆といった価値観が少しずつ違っていって…。そんな恋愛模様を描いた作品。二人の結末はどうなるのでしょうか。是非、歌詞をご堪能ください。  さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“西片梨帆”による歌詞エッセイをお届けいたします。綴っていただいたのは、新曲「 そのままでいてね 」に込めた想い。変わることを求められているようで息苦しいあなたへ。変わらなきゃいけないと、不安で焦燥感のあるあなたへ。このエッセイと歌詞が届きますように…! ~歌詞エッセイ:「 そのままでいてね 」~ こんにちは。西片梨帆です。 歌詞エッセイを書かせて頂けるとのことで、 夜な夜な書いています。 前作のミニアルバム 『彼女がいなければ孤独だった』をリリースした際も 書かせて頂き、ありがとうございます。 今回は、一人で話している内容を 文字に起こすような形でエッセイを書いてみます。 西片と内緒話をしているような、 そんな気持ちになってくれたらと思います。 約半年ぶりに新曲「そのままでいてね」を リリースすることができて、とても嬉しいです。 “そのままでいてね”という言葉は 実はファンの人や、周りの大切な人へ 長い間送っていた言葉でした。 例えば、 グッズを買ってくださった方にサインをする時に、 “そのままでいてね”ってよく書いていたんです。 生きていると、 変わることを常に求められる気がしていて、 せめて私はそのままでいいよって伝える人でいたくて。 知っている人には伝わる言葉。 知らない人にだって救いになるかもしれない言葉。 久々のリリースだったので、 私は変わらずにここにいることを 「そのままでいてね」という言葉を通して、 内緒話みたいに伝わればいいなと思っています。 新曲をリリースするたびに、 曲の意味についてよく考えます。 聞かれることも、多くて…。考える。考える。 なんで作ったんだっけ?記憶を掘り起こす。 ほとんどが感覚だったり、 自分でも説明できないような感情を 残すために書いていて。 だから、正直自分でもよく分からないのです。笑 意味ってすごく難しい。 だけど、たくさん考えた結果一つだけ分かったのは、 意味ってあるようでないということ。 「あなたはなんで生きてるの?」って聞かれるのと 近い質問なのかもしれません。 説明するための言葉は探せばきっと、 私の中から持って行けるけれど、 それをしたくない自分もいます。 わからないままで十分に事足りていると思うのです。 だから、好きなように大切にしてもらえたらいいなあ。 この曲を持ち歩いては、時々お守りにしてもらって。 わからないけど、自分もその感情を知っているなって。 そうやって気付いたら、涙が出たり、 心が動いてしまうような音楽を ずっと作っていたいです。 あなたが変わることを 望む人たちがたくさんいたとしても 私は変わらないでいいよと歌います。 大丈夫、もう十分だよ。 だからどうか、そのままでいてね。 <西片梨帆> ◆紹介曲「 そのままでいてね 」 作詞:西片梨帆 作曲:西片梨帆

    2021/07/19

  • Ms.OOJA
    「人生死ぬまで途中経過」これが私の座右の銘だ。
    「人生死ぬまで途中経過」これが私の座右の銘だ。

    Ms.OOJA

    「人生死ぬまで途中経過」これが私の座右の銘だ。

     メジャーデビュー10周年を迎え、来年3月27日(日)に初の日本武道館単独公演開催を発表した“Ms.OOJA”が、7ヶ月連続でデジタルシングルを配信リリース!2021年7月16日に第5弾となる新曲「あなたが決めた今日なら」をリリースしました。Ms.OOJAの代表曲「 Be... 」を共作したプロデューサー・her0ismと再びタッグを組んだ1曲。疾走感あふれるトラックに、背中を強く押してくれるようなポジティブなメッセージを詰め込んだ、爽快なサマーアンセムとなっております。  さて、今日のうたコラムではそんな“Ms.OOJA”による歌詞エッセイをお届け。今回はその第6弾。綴っていただいたのは、新曲「 あなたが決めた今日なら 」に通ずるお話です。今作で再びタッグを組んだher0ismと、初めて会ったLAでの体験を明かしてくださいました。そのときに湧き上がってきた、とある感情とは…? 今の自分が不甲斐なくて情けないと感じているあなたへ。是非、歌詞と併せて、このエッセイを受け取ってください。 ~歌詞エッセイ第6弾:「 あなたが決めた今日なら 」~ Ms.OOJA7ヶ月連続リリース第五弾「あなたが決めた今日なら」。この曲はLA在住の音楽プロデューサー・her0ism(ヒロイズム)との*Co-Write(コライト)だ。彼のオハコでもある天才的にキャッチーなメロディーラインと前向きだけど少し辛辣な歌詞。連続配信の中では初のアップテンポの応援ソングだ。 *Co-Write(コライト)=共同で曲作りをする her0ismといえば私の代表曲「 Be... 」の作曲家でもある。2012年にリリースされた「Be...」だが、作曲家である彼には一切会わずに制作したため、初めて彼にあったのは2017年のLAだった。 その時はDr.Rこと酒井さんとLAのクリエイターたちとのコライト合宿で訪れていたのだが、偶然にも隣のスタジオに彼が居て、そこで「初めまして」となった。ツイッターのアイコンでしか彼を知らなかったので、サングラスを掛けたトッポイ感じの人なのかと思ったら、とても優しく親しみやすい人物で安心したのを憶えている。しかも同い年だった。 コライトで訪れていた初のLAで、毎日スタジオに籠もって制作をしていたのだが、一つやりたいことがあった。それはライブをやること。 her0ismと初対面した夜、バーバンクの小さなライブハウスで歌えることになった。ハウスバンドのギターとドラムと簡易的なリハーサルをして(そのギターがとんでもなくやる気がなかったw)、しなびたポテトとビールを飲みながら本番を待った。そこにはher0ismと、もう一人の「Be...」の作曲者・アレックス(Alex Geringas)も駆けつけてくれた。 坂本九の「上を向いて歩こう(sukiyaki)」とアリシア・キーズの「If I ain't got you」と「Be...」を歌ったのだが、洋楽のアリシアを歌ったときには少し反応があったけど、SUKIYAKIならまだしも、アメリカ人にしてみたら全く聴いたことこのない日本語の曲を突然歌いだしたアジア人に、まばらにいたお客さんは終始クールな反応だった(しかも私は終始に日本語で喋っていた)。 小さな箱の小さなステージ、音響も照明も万全ではないし、なんせバンドのギターはずっとやる気がない(笑)。そして誰も私を知らない。そんな圧倒的アウェイな状況で私は意気消沈するどころか大興奮していた。歌いながら自分の中にどんどんとある感情が湧き上がって来ていることに気づいたのだ。それは17歳の時に初めてステージで歌った時の感覚に酷似していた。 「こっちを見ろ!」「歌を聴け!」「振り向かせてやる!」クラブで歌っていたころの私は、毎回挑むような気持ちでステージに立っていた。 クラブという場所に集まる人達にはさまざまな目的がある。踊りに来る人、酒を飲む人、ナンパ目的の人、目当てのアーティストのパフォーマンスを楽しむ人、人が多く集まるイベントもあれば、そうじゃない場合もある。歌う環境だって劣悪で、いわゆる転がしモニターと言われる、ステージに立つ人専用のスピーカーなんてものは無いのがほとんど。PAだってリハーサルの時と人が変わっていたりして、なんのためのリハーサルなんだ?と思うことも多々あった。 歌っている自分の声は、ほとんど聴こえない状態で歌うしかない。しかもホコリとタバコの煙と酒の匂いが蔓延する中で。そんな環境が当たり前にあって、いかにそこでステージに目を向けさせるか、歌を聴かせるか、名もなき駆け出しのシンガーには大きな課題となってくる。試行錯誤をして場数を踏んでいくしかない。悔しい思いも理不尽な経験もした。自分の不甲斐なさに情けなくなったこともたくさんあった。そんな私のモチベーションになっていたのが反骨心だ。この反骨心が私を燃えさせ、そして楽しませていた。 その反骨心は火種を絶やしていなかった。2017年のLAでまたメラメラと生き返ったのだ。そして目線の先には代表作を手がけてくれた作曲家二人がまっすぐにステージを見て「Be...」を聴いてくれている。まるであの頃、私のファンだと言って支えてくれた親友たちのように。たった一人に届けること、対観客ではなく対一人一人に。歌うことの楽しさ難しさを改めて感じることが出来、初心に帰ることが出来た。そんな貴重な体験だった。 その出会いから時を経て生まれた楽曲が、また時を経てみなさんのもとに届く。今は容赦なく過去になっていく。過去は変えられないと思うかもしれないが、過去は未来でその意味を変えることが出来る。例えば、クラブ時代にはその劣悪な環境で歌うことをマイナスだと思っていたけども、今こうして大きな声量とたくさん歌っても壊れない強い喉を手に入れたのは、当時のお陰だと言えるからプラスと言える。 今をどう生きるかでプラスにもマイナスにも過去を変える事ができる。これは私の大好きな作家さんの著書の中に出てくる概念だが、私の基軸となっている考え方だ。「人生死ぬまで途中経過」これが私の座右の銘だ。今起こっていることの答えなんて、今理解出来なくても良い。いつか振り返った時に「そうだったのか」と思えればいい。しかもその答えは自分の歩く道次第でいくらでも姿を変えていくのだ。 そう、全ては自分次第、そして「あなたが決めた今日なら」人生はもっと楽しくハッピーなものに変えていけるのだと思う。私達の未来は希望だらけだ。 <Ms.OOJA> ◆紹介曲「 あなたが決めた今日なら 」 作詞:Ms.OOJA・her0ism 作曲:her0ism・Ms.OOJA

    2021/07/16

  • Panorama Panama Town
    そのキャラクターと、自分の高校生活を重ね合わせて歌詞を書いた。
    そのキャラクターと、自分の高校生活を重ね合わせて歌詞を書いた。

    Panorama Panama Town

    そのキャラクターと、自分の高校生活を重ね合わせて歌詞を書いた。

     2021年7月16日に“Panorama Panama Town”が新曲「Strange Days」を配信リリース!80年代ポストパンク~New Waveを踏襲した、彼らにしか出せないOne&Onlyなギターロック。10代の未体験な蒼く切ない衝動と葛藤の日々=Strange Days。同曲はドラマ『ギヴン』の主題歌にも決定しております。さらに。劇中バンド“the seasons”が演奏する楽曲も岩渕想太(Vo.)が作詞曲・アレンジで担当。是非、ドラマと併せてお楽しみください。  さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放つ“Panorama Panama Town”の岩渕想太による歌詞エッセイをお届けします。綴っていただいたのは、新曲「 Strange Days 」に通ずるお話です。音楽を聴くことが貴重な楽しみだったという彼の高校時代。今の“Panorama Panama Town”にも繋がっているであろう、当時の記憶や想いを明かしてくださいました…! ~歌詞エッセイ:「 Strange Days 」~ 高校の頃は、やり場のないエネルギーに溢れていた。 福岡北九州の街から外れた住宅地の中にあった我が母校は、校則がとても厳しく、周りから「監獄」のように恐れられていた学校だった。頭髪検査、持ち物検査は当たり前に存在し、登下校時には制帽を被ることが定められていた。入学してすぐには、山奥に泊まり込みで集団行動をやり続ける「克己心育成のための合宿」なるものがあって、ひたすらに行進や「右向け右」の練習だけをし続ける。そしてその「右向け右」の号令は、卒業するまでずっと耳元で鳴り響いた。自分にとっての高校生活とは、いかに教師達の言う「右向け右」を無視し続けられるか、「右向け」と言われた時に、どれだけ違う方向を向くことができるか、を考え続ける日々だった。 高校生活における楽しみは、音楽を聴くことだった。帰宅部だった自分は、放課後になるとすぐに自転車を飛ばし、学校から20分ほどのショッピングセンターの中にあるタワーレコードに向かう。または、帰り道にあるレンタルビデオショップでCDを借りる。それを家で聴いている時が、何よりの楽しみだった。当時は、サブスクリプションなんかなくて、CDを一枚一枚パソコンに取り込んでいく。最初は、PSPに、ウォークマンに、iPodに、自分だけのライブラリを作っていった。友達付き合いは下手な方ではなかったけど、学校で音楽の話をすることはほとんどなかった。当時、クラスで流行っていた音楽が全然好きじゃなかったし、なんとなく伝わる気がしなかったからだ。 そんな学校の中にも、何人かは音楽の話ができる友人がいた。まるで、禁止されている宗教を告白し合うように、教室の隅で、会話の断片をヒントに、「もしかしてあのバンド好きなのか?」「お前もか!」と分かり合った友人だ。学校終わりのタワーレコードも、レンタルビデオショップも、友人と行くようになり、授業の合間の休み時間や、掃除の間、好きなバンドの話をする。携帯や音楽プレイヤーなどあらゆる持ち込みが禁止の学校の中で、その時間だけがオアシスだった。囚人同士が、牢屋の中で捕まる前の生活を懐かしむように、会話は白熱してとめどなかった。あのアルバムのあの曲がいい、あのライブ映像観た?そんな会話がいつまでも。 新曲「Strange Days」は、ドラマの主題歌に書き下ろした曲で、そのドラマの中には過去に音楽を志したが、ひょんなことから諦めてしまった高校生の少年が登場する。クラスの友人には、音楽の話を一切語らず、常にどこか退屈そうだ。「Strange Days」はそのキャラクターと、自分の高校生活を重ね合わせて歌詞を書いた。自分の場合、高校の時にバンドは組めなかったが、紛れもなくその友人たちのお陰で、学校が楽しめたんだと思う。そんな話ができることを諦めかけていたあの頃、好きなものについて分かち合えた瞬間は、今でも宝物だ。 あと、その時バンドを組まなかった代わりに、大学に入って最高のバンドが組めた。音楽を好きでいることを繋ぎ止め、音楽への憧れを大きなものにしてくれたという意味でも、当時の友人には感謝している。 <Panorama Panama Town・岩渕想太> ◆紹介曲「 Strange Days 」 作詞:岩渕想太 作曲:岩渕想太

    2021/07/15

  • 黒木渚
    全部捨てて音楽に身を捧げろと、他でもない私自身が叫んでいた。
    全部捨てて音楽に身を捧げろと、他でもない私自身が叫んでいた。

    黒木渚

    全部捨てて音楽に身を捧げろと、他でもない私自身が叫んでいた。

     2021年7月7日に“黒木渚”がNew Full Album『死に損ないのパレード』をリリースしました。今作には、昨年から今年にかけて配信された「ダ・カーポ」「竹」や、ツアーメンバーと即興でリアレンジした「あたしの心臓あげる(midnight ver.)」など全8曲が収録。何度だってくたばってまた立ち上がる、黒木渚が贈る生命賛歌を受け取ってください。  さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“黒木渚”による歌詞エッセイをお届け!綴っていただいたのは、今作の収録曲「 心がイエスと言ったなら 」に通ずるお話です。かつて、音楽で生きてゆきたい気持ちと安定志向との狭間で戦っていた彼女だからこそ、生み出すことができたこの曲。人生の帰路に立っている方、とくに学生から社会人になる上での選択肢に悩んでいる方へ。この歌詞とエッセイが届きますように…! ~歌詞エッセイ:「 心がイエスと言ったなら 」~ 誰しもが成長の過程で「自己実現」の壁にぶち当たる。 理想の自分を思い描くと同時に知らしめられる現実とのギャップ。完全なる自己実現を果たした人間がこの世界にどれほどいるのだろう。 我々は思い通りにならない人生に翻弄されながら生きている。時には成功している人へのルサンチマンを抱えたりして。 例えばここに、音楽で生きてゆきたい私がいる。 中高一貫の厳格な学校に通い、奨学金で大学に進み、欲を出して大学院にまで行ったくせに、私は音楽を諦められなかった。体に染み付いた優等生のペルソナと安定思考は、なかなか抜けてくれず結局、地方公務員として市役所に就職した。 働きながら、いつも音楽のことを考えていた。 作りたくて作りたくて、時間が足りない。 休日にはギターを抱えてステージに立った。もちろん本業は公務員だから、趣味として活動していたわけだが、小さなライブハウスのステージでスポットライトに照らされているときだけが、本当の自分でいられる時間だった。 頭では分かっている。 音楽で生きていくなんて大それた夢物語だと。 このまま真面目に働いていれば、不自由なく生活できるだろうし、家族だって安心してくれている。いずれは同じ公務員の誰かと恋愛して、結婚して、子供も産んで、安定した家庭を築き、マイホームを建て、幸せに暮らしてゆけるかもしれない。 でも、ダメだった。 深い場所が安定を拒絶している。 これまで得たものも、築いたものも全部捨てて音楽に身を捧げろと、他でもない私自身が叫んでいた。 諦めにも似た気持ちで辞表を出したとき、この先行き倒れになるかもしれない自分の人生が誇らしく思えた。 私は一回制の命を尊んでいる。そう実感できた。死にたがりだった少女時代が可笑しく思えるほど、私は思うままに生きようとしている。 新生活のために買い揃えた家電も、初任給で買ったおしゃれなインテリアも全部捨てて、楽器だけ持って東京に飛び出してきた日。心細さとともに、清々しい気持ちがあった。 なんと身軽でわがままな人生だろうか。 私の心は音楽に対してイエスと言い続けていた。その声に従って行動したことが、今の私を支えている。曲をつくるたびに、大きな声で歌うたびに、今だにイエス、イエスと言い続けているのだ。 迷いの中で答えを探している人がいたら、この曲を聴いてほしい。あくまでも黒木渚からの提案ではあるけれど、経験則や実感を込めて贈りたい声援だ。 <黒木渚> ◆紹介曲「 心がイエスと言ったなら 」 作詞:黒木渚 作曲:黒木渚 ◆「心がイエスと言ったなら」MV https://youtu.be/zWSDwrpyeIY ◆New Full Album『死に損ないのパレード』 2021年7月7日発売 <収録曲> 01. 心がイエスと言ったなら 02. 竹 03. モンロー 04. 合わせ鏡 05. 象に踏まれても 06. ダ・カーポ 07. あたしの心臓あげる(midnight ver.) 08. 死に損ないのパレード ◆黒木渚「死に損ないのパレード」発売記念配信トークイベント&サイン会 開催日時:2021年7月22日(木・祝)19:00〜 配信内容:アルバム公開インタビュー イベント特典:ネーム&直筆サイン入りアザージャケット 詳細は→ https://tower.jp/article/feature_item/2021/05/21/0703 ◆初のFC限定単独公演!黒木渚 ONEMAN LIVE 2021「死に損ないのパレード」 日時:2021年10月3日(日)開場17:00 開演17:30 会場:東京キネマ倶楽部 ※有観客チケットはファンクラブ限定発売。即日入会可。 https://sp.lastrum.co.jp/kurokinagisa/

    2021/07/14

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