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  • 花*花
    帰る場所ってどこやろう?
    帰る場所ってどこやろう?

    花*花

    帰る場所ってどこやろう?

     2022年10月12日に“花*花”がNew Mini Album『5B2H』をリリースしました。2021年6月にリリースされたミニアルバム『52R45』は、 コロナ禍に於いて感じた「あの人に会いに行きたい」「どこかへ遠くへ行きたい」鬱屈な気持ちを、爽快にポップに表現した1枚となりました。それに対し今回は「あの場所に帰る(還る)」郷愁や帰っていくあの人の無事を願い送り出す…といった、前作とは真反対のコンセプトで制作された1枚に。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“花*花”による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回は第1弾。執筆を担当したのは、おのまきこです。綴っていただいたのは、収録曲「 旅の終わり 」のお話。みなさんにとって、帰る・戻る場所というと、どこを、誰を、思い浮かべますか…?  帰る。戻る。 を、テーマに今作『5B2H』を制作しました。 前作の『52R45』は『旅に出る』がテーマの1枚になり、じゃあ帰ろう!という感じで、初めてテーマありきのアルバム作りになりました。 少しずつ旅行ができるようになったりして、お出かけの機会も増えているのではないでしょうか? ようやくという感じでワクワク旅の計画をされてるかたも多いと思います。   今回はアルバムの中から「旅の終わり」をご紹介したいと思います。   まず、アルバムのテーマでもある『帰る』ということで、帰る場所ってどこやろう? と考えたときに、やはり1番最初に浮かんだのが故郷でした。とはいえ、我々はとにかく全国各地にお邪魔していて、行きたい(帰りたい)場所がたくさんあります。 会いたい人もたくさんいて、コロナ禍でなかなか会う機会がなくなってしまい、あちこちのいろんな顔が浮かびました。 私たちの書く詞は、いつもお手紙のようなものだと思っています。 誰かに伝えたいこと、それは1人の時もあるし、たくさんの人に伝えたいと思っていたり。 今回の『旅の終わり』も全国各地にいる会いたい人たちへのお手紙になりました。   実際の旅の終わりに感じることや、人生=旅と考えたときに、自分は人生の終わりにどんなことを想い出すのかなーとふと想像してみたら、現時点でも楽しかったこと、美しい景色、あちこちで出会った人たち、美味しかったもの(笑)、たくさんのことが頭に浮かびました。 そんなことをうふうふ思いながら、人生最後を迎えられたら幸せだろうなぁと思いながら作詞しました。   レコーディングではいづみさんに、「ここはあの場所だよー、この歌詞はあの人のことだよー」とあれこれ話してから歌ってもらいました。 また、いづみさんはいづみさんの会いたい人や思い出の場所を思い浮かべて歌ってくれたと思います。   この曲に難しい言葉やかっこいいフレーズなんて出てきません。 ただただ帰りたい場所や、会いたい人を想って聴いてもらえるとうれしいです。   まだまだこれからたくさんの場所でたくさんの人に出会い、それらを大切に豊かな人生を送っていきたいと思います。 皆さんの人生の旅がますます豊かでありますように。   <花*花 おのまきこ> ◆紹介曲「 旅の終わり 」 作詞:おのまきこ 作曲:おのまきこ ◆New Mini Album『5B2H』(読み:ゴー・バック・トゥ・エイチ) 2022年10月12日発売   <収録曲> 1. Shenandoah 2. 旨し糧(5B2H ver.) 3. またいつか 4. Pigeon blood 5. 旅の終わり 6. 最後の散歩 Bonus Track:あ~よかった(pal*system mix) ◆Tour 11/4(金)【東京】eplus LIVING ROOM CAFE&DINING 11/6(日)【仙台】誰も知らない劇場 11/19(土)【京都】someno kyoto 11/27(日)【福岡】border -live music&drinks- 12/1(木)【名古屋】Tokuzo -得三- 12/3(土)【岡山】MO:GLA 12/16(金)【大阪】吹田市文化会館メイシアター小ホール

    2022/11/08

  • 麗奈
    “好いひと”への想い。
    “好いひと”への想い。

    麗奈

    “好いひと”への想い。

     2022年10月23日に“麗奈”が3rd Single「ワカレミ」を配信リリースしました。絶賛配信中の「好いひと」が、ABEMAオリジナル恋愛番組『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』のBGMとして起用。そして今作「ワカレミ」は、「キミをアイス」「好いひと」に次ぐ、“恋”三部作の第三弾となる楽曲で、実は『オオカミちゃんとオオカミくんには騙されない』にインスパイアを受けて、制作された楽曲となっております。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“麗奈”による歌詞エッセイをお届け!麗奈がこれまで書いてきたラブソング、「僕だけを」、「キミをアイス」、「好いひと」、そして新曲「ワカレミ」にまつわるお話を綴っていただきました。それぞれの歌に込められた“好いひと”への想いを、歌詞と併せて受け取ってください。 これまで、恋のうたを何曲か書いてきました。   まず「僕だけを」   これはタイトル通り、僕だけを見ていてという想いが込められた作品です。   この曲の主人公“僕”が“君”に対しての気持ちを綴った歌なんですが、その“君”は私のことだったりします。そして、私は貴方から離れようとするんです。   強くならなきゃいけないから、一人でも生きていけるように、貴方の優しさに甘えてばかりじゃ駄目だから。一人じゃ何も出来ない人にはなりたくない、弱くてちっぽけな人間のままじゃ嫌だと。   でも貴方は、強くならなくてもいい弱いままでいい、そう言ってまた優しい言葉をかけてくれた、僕だけを見てて欲しいって。   私自身の想いと貴方の想いを同時に、目の前が真っ暗になるぐらい考えたんです。だけど、ただただ不安に駆られていました。貴方が私から離れてしまったら? と考えた時の恐怖。貴方がいなくなってしまって、私だけが取り残されて何も出来ないままでうずくまる辛さ。   だからこそ、貴方が離れてしまう前に、私だけでも生きていけるような強さが欲しかった。そして、こんな思いに染まる自分が嫌いだった。わがままで、きっと貴方からすれば私は最低な女の子なのかも知れません。   私はその時、ノートに「僕だけを」の歌詞を書きなぐりました。嫌いな自分ではなくて、好きな貴方の気持ちを想いながら。   この「僕だけを」って曲は、 そんな自分勝手でわがままな、 私だけの曲なのかも知れません。     そして夏にできた曲が「キミをアイス」   monogatari.comさんとのコラボで作らせて頂いた曲。「好き、でも言わない、言えない。」というテーマで小説を募集して頂き、その中の1作品をもとに曲を書きました。   気になる相手は、凄く仲のいい友達。いつも一緒にどうでもいい事も笑いあって、同じ時間を過ごして、同じ景色を見てきた、最高の友達。   ただ、気になってるだけ。   今、胸のどこかにある素直な気持ちを伝えてしまった後の未来への不安。その不安を考えてしまうと、臆病になり「言えない、言わない」。きっと、凄くもどかしい気持ちが、コラボさせて頂いた作品にも描かれていた。   どんなに近くに居ても伝わらないものがあって、どんなに仲良くても届かない想いがあって、どんなに目を合わせても言えないことがある。   きっと誰もが経験したことのあるような気持ちだと思う。   私こそそうだ。   なかなか素直な気持ちは伝えられない上に、恥ずかしがりや、そして臆病者だから、気持ちなんて上手く伝えられないし、伝えた後の不安には勝てない。たとえ自分の想像するいい結果が待っていても、気持ちを伝えることは凄く難しい。   相手のことを好きって気持ちだと尚更。   ほんとにもどかしいこの気持ちが、作中からすごく伝わってきてそれを上手く表現したかった。そしてこの歌詞を書きました。     そんななかで「好いひと」という曲が出来ました。   この曲はほんとに純粋で、繊細な曲です。   弱さを隠すための強がりにも、優しくしてくる君は、なんのために優しくしてくれるのか。嬉しさで舞い上がりそうになるような君の言葉や行動は、少しでも私のことを想ってくれてるからこそなのかな。そう考えちゃう時は変に冷静になるもので、よからぬ事も考えてしまうものです。   こんな舞い上がってちゃダメだとか、でも少しくらい希望をもっててもいいよねとか。信じているつもりでも、どこかでは疑っちゃってる。   近くにいるのに遠くにいるような、触れられる距離にいるのに触れられないような、1歩踏み出せば何もかも解決しそうだけどそう上手くは行かない恋。だからこそ、少しだけでも繋がった部分を大事に大事にしてる、どんなに辛くても、君がそっぽ向いてても。   本気で想ってるからこそ、本気で振り向いて欲しいからこそ、ずっと考える。本当はそのひとつひとつがとても大切で、全部を君に伝えたいという想いを綴った曲です。     最後に、別れの歌でもある「ワカレミ」   ずっと想い続けている人との別れ。きっとこの世のどこにもないような辛さと、心にぽっかりと穴が空いてしまったような気持ちになってしまう。   いままでの思い出、写真、贈り物、肌、匂い。   別れ際、全部が鮮明に蘇ってくるようで、その時にようやく私はあなたの事を何もかも覚えてるんだと気づく。   これまでの1秒が恋しくて、その1秒を思い出す度に辛くて辛くてどうしようも無くなったりして。忘れたい思いのはずなのに、とても大切なものばかりで、丸めて捨てたいのにどうしても捨てられない。   そんな風にずっと過去を引きずっているような想いを、未練がましいだとか、女々しい、だという人がいるだろうけど、きっと素敵な思い出が沢山あったからこそ、心の中でずっと輝いているんだと思う。それがいずれこれからの人生の栄養となって、素敵な人になっていくんだと私は思ってる。   苦しさが和らいだ時、きっとその時は前を向く合図で、その時にちゃんと「さよなら」すればいいと私は思います。 <麗奈> ◆紹介曲 「 僕だけを 」 作詞:麗奈 作曲:麗奈 「 キミをアイス 」 作詞:麗奈 作曲:麗奈・野村陽一郎 「 好いひと 」 作詞:麗奈 作曲:麗奈・野村陽一郎 「ワカレミ」 作詞:麗奈 作曲:麗奈・野村陽一郎

    2022/11/07

  • reGretGirl
    私は貴方を忘れたいけど、貴方には忘れられたくない。
    私は貴方を忘れたいけど、貴方には忘れられたくない。

    reGretGirl

    私は貴方を忘れたいけど、貴方には忘れられたくない。

     2022年秋に“reGretGirl”が、3ヶ月連続で新曲を配信リリース! 今回の連続リリースは、3曲を通してひとつの恋の行方が描かれ、歌詞世界のストーリーが繋がっております。9月14日に第1弾「ルックバック」が、10月12日に第2弾「車の中から」が、そして11月2日に第3弾に「 サンシャワー 」がリリースとなりました。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“reGretGirl”の平部雅洋による歌詞エッセイを3ヶ月連続でお届け!今回が最終回。綴っていただいたのは、新曲「 サンシャワー 」の歌詞世界をさらに掘り下げる感情です。別れたあの日から続く、長くて孤独な夜のお話…。ぜひ歌詞と併せて受け取ってください。 今日のうたコラムを3ヶ月掲載させていただく第3弾として、今回は「サンシャワー」にまつわる文章を書かせていただきました。かけがえのない人がいなくなった日から続く夜の話。是非ご一読ください。   ---------------------   「 サンシャワー 」   何も変わらないはずなのに灯りを消すと、辺りの静けさが更に研ぎ澄まされるような気がする。真暗な部屋に私ひとりだけ。今日もこの夜を抱きしめて眠る。   今この部屋は、雨が降る前のような重たい空気、嵐が来る前のような静寂が重なり合い、寂寥の感をさらに植え付ける。乾いた洗濯物は取り込むだけで床の上で山積みになり、「どうせ誰にも見られないから」とシワが付いたまま干される下着は、今の私を写し出しているようだ。同じベッドにふたりで眠っていた時の、壁に寄りかかって眠る癖が身体に染み付いていて、枕元に置いたスマートフォンの画面がパッと光るたび「もしかして」と目が覚める。   本当に長い夜だ。   ふたりで過ごした日々は、泡のように呆気なく弾け飛び、まるであの時間が嘘だったと錯覚してしまうほど儚かった。ただ幸か不幸か、今心に突き刺さった“別れ”という名の刃がもたらすこの痛みが、あの日々を現実だったと思わせてくれるのだ。   立ち行かなかったこの恋には、足りないものは無く、余計なものに邪魔をされたのだと自分に言い聞かせる。「私は貴方を忘れたいけど、貴方には忘れられたくない」この我儘をわかってくれるだろうか。どうやったって嫌いになれない存在を無理にでも嫌おうとするこの惨めさをわかってくれるだろうか。   よく笑う所が好きだった。でもその笑顔の奥底にはいつも雲が陰っているように思えた。まるで晴れているのに雨が降っているようだ。   これから車に乗るたびあの日の事を思い出し、私は記憶に囚われながら、何度も後ろを振り返りながら生きてゆく。もし次、別の誰かに巡り会えても、きっと私から手を離すのでしょう。今の貴方のように。   ---------------------   3ヶ月に渡る掲載ありがとうございました。現在我々は3ヶ月連続配信リリースと共に映像企画「Music Video&Story"煙の行方"」というショートムービーも公開しております。是非そちらも併せてご覧ください。   今年は本当にたくさんの今日のうたコラム書かせていただいております。またお呼びいただけるよう、これからも精進していきたいと思います。 <reGretGirl・平部雅洋> ◆紹介曲「 サンシャワー 」 作詞:平部雅洋 作曲:平部雅洋

    2022/11/04

  • ENVii GABRIELLA
    自分すら愛せない私が彼を愛し続けられる?
    自分すら愛せない私が彼を愛し続けられる?

    ENVii GABRIELLA

    自分すら愛せない私が彼を愛し続けられる?

     2022年10月26日に“ENVii GABRIELLA(エンヴィ・ガブリエラ)”が8㎝シングル『あなたが私を綺麗にする訳じゃないの』をリリースしました。力強いメッセージ性を込めた表題曲。サウンド面でも過去発表してきたどの曲よりもゴージャスで煌びやかに仕上がっており、エンガブ全ての楽曲を一つにまとめたような、目まぐるしい展開をみせるナンバーとなっております。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放ったENVii GABRIELLAによる歌詞エッセイを2週連続でお届け!執筆を担当したのはTakassy。第2弾はシングル収録曲「 オリビアを聴きながらを聴きながら 」にまつわるお話です。相手のことを大好きな気持ちにも、愛している気持ちにも、偽りはない。だけど、自分自身を偽って、自分自身を愛せない…。今、葛藤のなかにいるあなたへ。この歌詞とエッセイが届きますように。   家の前の小道を抜けると少し車通りの多い大通りに出る。私はそこでタクシーを捕まえた。   「どちらまでですか?」   「渋谷駅まで行きたいんですが、表参道を通ってもらっていいですか?」   遠回りになると確認を取ってきたドライバーに、私は問題ないと答えた。時刻は16時を少しすぎたあたり。彼との待ち合わせは18時だからまだだいぶ時間がある。   今日こそ伝えよう。私はそう決めていた。   私はこの演じ続ける恋に疲れていた。今日だって、彼が以前好みだと言っていたフワッとしたシルエットのスカート。メイクも極力薄めのピンク系。ロングの髪の毛は1時間かけて巻いている。   これは私が求める私ではないといつからかずっと気づいてた。彼が喜ぶからとさりげなく彼の好みに合わせて、彼の喜んだ顔を見て、ああ彼は今日も私に笑いかけてくれてると、初めの頃は喜んでいた。そして彼が喜んでくれればそれでいいと思っていた。   でも。じゃぁ彼の知らない本当の私は? 彼が笑いかけているのは「私」じゃない。私の顔をした何かだ。本当の私は彼から一度も愛されてはいないんじゃないのか。そう思い始めた。   そして気づいたら後戻りはできないところまで来ていた。嘘はついていない。これもきっと私の一部ではある。でも居心地は最悪だった。それでも彼はいつも楽しそうに私との時間を過ごしている。彼はこの「二人」を愛してくれている。   何度も曝け出そうと思った。私が好きな服とメイク、話し方、食べたいものを伝えようかと思った。会話の隙間にさりげなく「こう言う感じどう?」とか「こう言うの好きかも」などと潜ませたときの彼の反応でわかってしまう。きっと幻滅されるかもしれないと思うと、結局また元通りに戻った。   私はいつからこんなに自分のことを愛せなくなったんだろう。どうして自分自身を愛してもらえないと感じてしまってるんだろう。   ふと窓の外を見ると、彼と入ったカフェ。少し暗くなってきた空の下で看板にライトが灯り始めてる。あ、あの店員さん、まだ働いてたんだな。生クリーム多めにしてくれたんだった。楽しかったな。一見何も変わらない景色は、何度も見返した大好きなラブコメ映画みたい。何度見てもハッピーエンド。   私と彼は? このまま付き合い続けることもできるけど、それはハッピーエンド? わからない。私は彼を愛してる。真っ直ぐで純粋。そして憎たらしいほど鈍感。でも好き。そしてそんな彼を愛している私を私が愛せない。自分すら愛せない私が彼を愛し続けられる?   考えが行ったり来たりしている間にも、タクシーはネオンを抜けて目的地に近づいている。こんな時だけ信号に引っかからずに、どんどん進む。   私はずるい。そして最悪なことをしようとしてる。傷つかないように、最後の最後に本音を晒して逃げようとしている。   彼の愛を取るか 自尊を取るか 偽るか真実か     ふと見上げると駅が見えてきた。いつものガードレールに彼がもたれかかってる。いつもお尻が汚れるから座るなって言ってるのに。   「ついたよ」 彼からのLINE   私の気持ちは。   遠くに見えてるあの姿を愛してる。 このメッセージが愛おしい。   でも苦しい。     「止めてください」 ドライバーにそう告げて降りる支度をし始めた私の耳にふと、聞き覚えのある歌が流れてきた。   杏里。   私の幻を愛したの     「オリビアを聴きながら」だった。 <ENVii GABRIELLA・Takassy> ◆紹介曲「 オリビアを聴きながらを聴きながら 」 作詞:souljuice 作曲:souljuice ◆8㎝シングル 「あなたが私を綺麗にする訳じゃないの」数量限定販売 2022年10月26日リリース KING e-shop限定販売商品  ECB-1501 ¥8,000 (税抜¥7,273) 8cm CD+M-CARD+オリジナルサコッシュ+オリジナルキーチャーム   <収録曲> 01. あなたが私を綺麗にする訳じゃないの 02. オリビアを聴きながらを聴きながら  

    2022/11/02

  • SAKANAMON
    永遠に続くものでは無いからこそ感謝を伝えられる今を大切に。
    永遠に続くものでは無いからこそ感謝を伝えられる今を大切に。

    SAKANAMON

    永遠に続くものでは無いからこそ感謝を伝えられる今を大切に。

     2022年10月26日“SAKANAMON”がフルアルバム『HAKKOH』をリリース!今年11月で結成15周年を迎えるSAKANAMON。同アルバムは「発光」をテーマに、15周年経った今でも自らが輝き続ける「発光」と、続け末長く愛される「発酵」の意味が込められております。初回限定盤は、今回のタイトルをテーマに蓄光を施した暗闇などで光る特殊仕様となり、収録曲は15周年にちなんで全15曲を収録する豪華な内容に。    さて、今日のうたコラムではそんな“SAKANAMON”の藤森元生による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回が最終回。今作の収録曲「 ふれあい 」にまつわるお話です。ずっとひとりでいることを好んでいた彼に、最近訪れた変化とは…。15周年を迎えた今、伝えたい想いを改めて綴っていただきました。歌詞と併せて、受け取ってください。 「 ふれあい 」と言う曲は元々「 ディスタンス 」という曲を作っている時に一緒に生まれました。「触れる事」と「離れる事」をタイトルにした双子の兄弟です。   そんな双子の弟「ふれあい」についてお話しします。   僕は昔から1人でいる事が好きでした。   「人を好きになる事、人に好かれる事」の嬉しさよりも「人を嫌う事、人に嫌われる事」の方が辛かったからです。僕と関わらなければ誰も傷付かないし僕も傷付かない。「皆幸せ!何て安心感だ!」って思っていました。   だけどここ最近。 1人でいる時に寂しさを感じる事が増えました。 「寂しい。」「誰かと話したい。」 そのせいと言うかお陰と言うのか、近所の居酒屋やスナックによく一人で通うようになりました。   近所で暮らしているサラリーマンやOL、人生の先輩方と気さくに話しながら皆さんのカラオケを聴きながら飲むのがとても楽しいのです。   人との関わりに恐怖を感じなくなったのは僕を取り巻く環境のお陰だと思います。   皆優しいです。 メンバーもチームもスタッフもお客さんも友達もご近所さんも家族も。   勿論優しい皆さんが僕という迷惑をこうむっているとは思いますが、、、。   本当に僕は恵まれていると思います。   心に余裕が出来ると視野が広がります。 視野が広がると人の良い所を見付ける事が出来ます。 それで関心、感謝の連続です。   配信シングル「ディスタンス」からの2年間、コロナを通って培った人生経験と恵まれた人間関係が今この年になってようやく僕に実を付けたのか、人との「ふれあい」を好きになる事が出来ました。   昔だったら綺麗事だと思う様な感謝の言葉が今は恥ずかしさを帯びません。僕自身の中でそれが本心だと自信を持つ事が出来る様になったからです。   永遠に続くものでは無いからこそ感謝を伝えられる今を大切に、でも感謝感謝ばっか言う面白くない人間にならない様に、音で伝えられる様に、慢心を抱かず、深い事は考え過ぎない様に、音楽を楽しんでいけたらと思います。   僕等はまだまだ15周年です。 ありがとう。ごめんなさい。 これからもよろしくお願いします。 <SAKANAMON・藤森元生> ◆紹介曲「 ふれあい 」 作詞:藤森元生 作曲:藤森元生 ◆フルアルバム『HAKKOH』 2022年10月26日発売   <収録曲> 01.発光  02.MAD BALLER  03.JUNK IN MY HEAD  04.ふれあい(prelude)   05.つつうららか   06.1988feat.たかはしほのか(リーガルリリー)  07.ディスタンス(HAKKOHVer.)  08.南の島のハメハメハ大王  09.幸せな生活  10.FEST  11.ベクトル  12.裏鬼門の羊   13.ZITABATA(サカなもん Ver.)  14.妄想 DRIVER(2022 Ver.)  15.ふれあい

    2022/11/01

  • 足立佳奈
    あなたを想って壊れてしまう前に。
    あなたを想って壊れてしまう前に。

    足立佳奈

    あなたを想って壊れてしまう前に。

     2022年8月でデビュー5周年を迎えた“足立佳奈”が、毎月の連続配信リリースを行うことを発表。その連続リリース第7弾として10月28日に新曲「リミット」リリースしました。楽曲制作は、「ゆらりふたり」をはじめ「面影」「ひとりよがり」など数多くの楽曲を手掛けたCarlos K.とタッグを組み、作詞は足立佳奈本人が手掛けております。    さて、今日のうたコラムでは、アニバーサリーイヤーを記念して、5月~12月に毎月“足立佳奈”による歌詞エッセイをお届けいたします!今回は第6弾です。綴っていただいたのは、新曲「 リミット 」にまつわるお話。もう動かない時計の針、もう動かない恋…。いなくなってしまった大切なひとを思い出しては苦しくなるあなたへ。この歌詞とエッセイを受け取ってください。 部屋の時計の針が今朝止まっていた。   3日前の夜 あなたがいなくなったあの日。 信じられない気持ちでいっぱいだった。 なんだか現実じゃない気がして。 まだ戻れるような気がして。   動かない時計の針をみて理解した。   もう本当に終わったんだなって。   時計をみてこんな気持ちになったこと、 今までなかった。     正直、終わってしまう少し前から あなたの目には誰が映ってるんだろう。 そう思ってた。 今までは、あなたの気持ちや行動は、 常に私と一緒だって感じることができた。   でも、ちょっとずつ変わっていくあなたを見て疑ってしまう私がいた。   香水をつけないタイプのあなたが、 香水をつけるようになったり、 古着が大好きだったあなたが、 綺麗なシンプルな服で出かけるようになったり。   ねえ、誰を見てるの?   朝早くに出かけるのも、 夜遅くに帰ってくるのも、 仕事だから仕方ない。 そんなの分かっているはずなのに。   だんだん、仕事だからって自分に言い聞かせるのも苦しくなってた。   あなたが大好きだから何も言えなかった。 あなたが大好きだから変わっていく姿も隣でみられるだけで幸せだった。   でもそれは私だけだったみたい。 難しいね。     部屋に置いていった忘れ物を見つけて、 また会えるって思ってしまう。 そんなに期待しないようにしながら。   マフラーに、 セーター、バック、たばこ。   コレサワさんの「たばこ」のMVを思い出した。 あの女の子みたいに、 私もふとたばこを吸ってみた。   私には合わなかった。   あなたといる時は、 嫌がってた私だけど、 今はそんな思い出さえも恋しく思う。   たばこだけじゃない。   あなたが好きだと言ってた髪色にしてみたり、 行きたがってた美術館に行ってみたり、 欲しがっていたレコードを飾ってみたり。   そんなことしても、ただあなたを思い出して苦しくなるだけなのに。 なんにも変わらないのに。     止まってしまった時計の針。 止まってしまった恋。   私の針は自分で動かさなくちゃ。 新しい時計を買ってみよう。   あなたを想って壊れてしまう前に。 <足立佳奈> ◆紹介曲「 リミット 」 作詞:足立佳奈 作曲:足立佳奈・Carlos K.

    2022/10/31

  • SAKANAMON
    選ばれなかった羊。
    選ばれなかった羊。

    SAKANAMON

    選ばれなかった羊。

     2022年10月26日“SAKANAMON”がフルアルバム『HAKKOH』をリリース!今年11月で結成15周年を迎えるSAKANAMON。同アルバムは「発光」をテーマに、15周年経った今でも自らが輝き続ける「発光」と、続け末長く愛される「発酵」の意味が込められております。初回限定盤は、今回のタイトルをテーマに蓄光を施した暗闇などで光る特殊仕様となり、収録曲は15周年にちなんで全15曲を収録する豪華な内容に。    さて、今日のうたコラムではそんな“SAKANAMON”の藤森元生による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回は第2弾。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 裏鬼門の羊 」のお話です。気になるタイトルの由来に紐づいているのは、昔話「桃太郎」の豆知識…! ぜひ楽曲と併せて、エッセイをお楽しみください。 皆さんは「鬼門」と言うものをご存知でしょうか。 物件探しの際に気にする人もいますよね?   方角、方位で言う北東の事であり、鬼の入り口、縁起の悪い方角とされています。   そして逆側の南西が鬼の出口、「裏鬼門」と呼ばれています。こちらも鬼の通り道なので縁起が悪いとされています。   それを踏まえてもらった上で急に昔話「桃太郎」の豆知識を語らせてもらいます。   何故、桃太郎のお供は猿、犬、雉だったのか、有力な説が干支との関係性です。   干支には方角、方位があり鬼門の位置を照らし合わせた場合、北東は牛と虎の間になります。   なので鬼は牛の角があり、虎柄のパンツを履いた姿でよく描かれていますね。   そして裏鬼門側の南西は猿と羊の間になります。   つまり鬼(丑寅)の方角の逆サイドにいる裏鬼門(未申)から時計回りで猿、鳥、犬、が鬼退治に適していると考えられ、お供としてあてがわれたとされているのです。   ここで皆さんお気付きの通り、「あれ?羊は??」   本来、鬼と真逆の性質を持つ羊と猿、何故羊は省かれたのか。   諸説ありますが、そもそも干支という文化は古代中国から日本へ入ってきたものだったので、桃太郎のお話が作られた頃まだ日本に羊がいなかったという説が有力です。あと角があり鬼を連想するから、とも言われています。   斯くして猿は裏鬼門の門番とされ、鬼を退治する生き物として言い伝えられていますが、羊には一切スポットライトが当たる事が無かったのでした。   選ばれなかった羊。可哀想な羊。   そんな羊がもし桃太郎の世界に実在していたとしたら。 鬼退治に参加していたとしたら。   そんな世界を想像して作ったのがこの曲です。   この曲を書こうと思った経緯は自分でも本当に分かりません。別に風水とかに興味がある訳でもありません。降りて来たのだからしょうがないのです。   言葉で伝えた方が分かりやすいと 思った事を書かせてもらいました。 自由に羊の行末を想像してあげて下さい。 そして可愛がってあげて下さい。 <SAKANAMON・藤森元生> ◆紹介曲「 裏鬼門の羊 」 作詞:藤森元生 作曲:藤森元生 ◆フルアルバム『HAKKOH』 2022年10月26日発売   <収録曲> 01.発光  02.MAD BALLER  03.JUNK IN MY HEAD  04.ふれあい(prelude)   05.つつうららか   06.1988feat.たかはしほのか(リーガルリリー)  07.ディスタンス(HAKKOHVer.)  08.南の島のハメハメハ大王  09.幸せな生活  10.FEST  11.ベクトル  12.裏鬼門の羊   13.ZITABATA(サカなもん Ver.)  14.妄想 DRIVER(2022 Ver.)  15.ふれあい

    2022/10/28

  • PiXMiX
    今より幸せな今を、私は知らない。
    今より幸せな今を、私は知らない。

    PiXMiX

    今より幸せな今を、私は知らない。

     2022年10月19日“PiXMiX”が2ndアルバム『「まだ、旅の途中。隣には君がいる。』をリリース!1stアルバム『君がいたから』から約1年8ヶ月ぶりのリリースとなる今作。これまで音楽配信でリリースをした3曲に加え、自己紹介ソング「ピクミクパーティー!」の5周年ver.やメジャーデビュー前にリリースされた楽曲のほか、新曲3曲が収録される予定です。10月22日にはデビュー5周年を記念したワンマンライブも開催!    さて、今日のうたコラムではそんな“PiXMiX”の大谷美咲による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回が最終回です。今作をリリースした今、改めて伝えたい、たくさんの“有難う”を綴っていただきました。楽曲と併せて、その真っ直ぐな想いを受け取ってください。 2ndアルバム 『まだ、旅の途中。隣には君がいる。』 10月19日にリリースしました!!! いつも応援してくれて本当にありがとうございます! 1年8ヶ月ぶりのリリース! CDになって皆さんに歌を届けられて幸せです。 また、リリース出来て嬉しいな。     このアルバムには、 再度レコーディングした既存曲を含め 全11曲収録されています! そして、その内の7曲!作詞させて頂きました…! 嬉しいな~。嬉しい。 素敵な、貴重な、機会を頂けて嬉しいです。 本当にありがとうございます…!   美咲、コンペ参加してみない?って 声をかけてくれたスタッフさんと 私の100%を絶対に受け止めてくれたメンバー、 いい歌詞だねって言ってくれる皆さんに感謝です… 私の周りは素敵な人だらけだ。 幸せ者だな。   こうやってコラムもかかせて頂けて嬉しいです!! 数年前の私は、想像もできなかった…夢みたいだ…! 言葉を綴るのが好きだな~と改めて感じています。 受け取ってくれる皆さんがいるから 書きたい思いに出会える!有難う。   いつもいつも、有難うしか言えなくてなんか悔しいや。 有難うの5文字では、伝えきれないんだよ。全部。 でも、やっぱり“有難う”。   私たちの過去は、私たちにしか分からない。 悔しかったことも、乗り越えてきた壁も 真正面からぶつかった私たちにしか分からない。 本気で届けたい思いがあって、 本気で届けたい君がいて、 初めて歌に魂が込められるのかなって思う。   作詞しているのは私だけど、 ずっと一緒に頑張っているメンバーは きっと、私と同じ気持ちだと思うから “魂”を受け取ってください。   私が作詞していない楽曲も PiXMiXにぴったり過ぎるくらいぴったりでどれも大好きで大切です。 本当に愛を感じます。。。   でもやっぱり いつか絶対、私の歌詞で君を泣かせてみせる。   信じてついてきてよかった って思ってもらえるグループになります。   今に100%満足してるとか もうこれ以上望まないとか そういう訳じゃないけど、 今より幸せな今を、私は知らない。   あの時こうしてたらよかったかな、 みたいな後悔も沢山してきたけど 私は今、幸せだ。   どんな時だってPiXMiXが1番だったし これからもずっと1番。 人生かけて本気になれたからこそ 色んな感情に出会えたんだなと思います。 そして、 この感情を歌詞にできて私はすごく救われた。笑   高校入学のタイミングで上京して、この5年間、一緒に上京してくれたじじとばばにも、離れて暮らす両親にも、多分色んな心配かけてきました。でも、このアルバムを渡した時になんか少しだけ恩返しできた気がしたんです。今までの全部、無駄じゃなかったしきっと間違ってなかった。って。   辛さも苦しさも経験しなければ優しくなれないし、色んな人の優しさに触れて強くなれた。私は、ひとりじゃない。   お母さん、お父さん、信じて上京させてくれて、有難うね。 じじとばば、信じてついてきてくれて有難う。 みんな、愛してくれて有難う。   これからも初心と、 感謝の気持ちを忘れずに ずっと4人で夢を追いかけていたいな。   PiXMiXに出会ってくれて有難う。   いつも応援してくれる皆さんが どんな時も傍にいてくれるから、 道に迷っても大丈夫な気がするし 叶えたい夢も見失わない気がする。 君の太陽になるから、ずっと私の太陽でいてね。   『まだ、旅の途中。隣には君がいる。』 君と見に行きたい景色が沢山あるんだ。   <PiXMiX・大谷美咲> ◆2ndアルバム『まだ旅の途中。隣には君がいる。』 2022年10月19日発売 配信リンク: https://pixmix.lnk.to/Mada_Tabinotochuu_Tonariniwakimigairu_dig   Type A KIZC-695~696 CD+DVD ¥3,182+税   <CD収録曲> 1.ピクミクパーティー! 5th Anniversary ver. 2.ソーダトニック 3.Dreamin’ Girl 4.クリスマスココア 5.今宵、この指とまれ! 6.飛ばせ!紙ヒコーキ 7.Pump It Up! 8.アンビバレンス 9.ノンフィクション   Type B KICS-4082 CD only ¥1,818+税   <CD収録曲> 1.ピクミクパーティー! 5th Anniversary ver. 2.ソーダトニック 3.Dreamin’ Girl 4.クリスマスココア 5.今宵、この指とまれ! 6.Bloom 7.その先へ 8.アンビバレンス 9.ノンフィクション

    2022/10/27

  • ENVii GABRIELLA
    あなたを綺麗にすることができるのはあなたしかいないんだから。
    あなたを綺麗にすることができるのはあなたしかいないんだから。

    ENVii GABRIELLA

    あなたを綺麗にすることができるのはあなたしかいないんだから。

     2022年10月26日に“ENVii GABRIELLA(エンヴィ・ガブリエラ)”が8㎝シングル『あなたが私を綺麗にする訳じゃないの』をリリースしました。力強いメッセージ性を込めた表題曲。サウンド面でも過去発表してきたどの曲よりもゴージャスで煌びやかに仕上がっており、エンガブ全ての楽曲を一つにまとめたような、目まぐるしい展開をみせるナンバーとなっております。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放ったENVii GABRIELLAによる歌詞エッセイを2週連続でお届け!執筆を担当したのはHIDEKiSMです。第1弾はシングルタイトル曲「 あなたが私を綺麗にする訳じゃないの 」にまつわるお話。最近、誰かのために生きすぎてはいませんか? “自分ファースト”の気持ちを忘れてしまっているあなたへ。この歌詞とエッセイを受け取ってください。 どうも♡   ENVii GABRIELLAのHIDEKiSMです。   この度、New Single「あなたが私を綺麗にする訳じゃないの」を2022年10月12日に配信リリースさせていただきました。   楽曲は基本、リーダーであるTakassyが作詞、作曲を担当しており、デモが送られてきてその楽曲の解釈やメッセージをディスカッションし、レコーディング。作品が仕上がっていくという流れで制作しています。   この楽曲は8cmシングルの発売が決定してから制作されたのですが、やはり形に残す作品になるならと「インパクトのある華やかな楽曲にしたいよね!」という話し合いのもと、この楽曲のデモが送られてきました。   最初この曲を聴いた時の印象は。   「どうなってんのこれ」   ありえないぐらい凄まじく展開していく転調、リズム。まるでミュージカルのように予測不可能な日々を華麗に対応していくかっこいい主人公のように聴こえて、ミュージカル好きな私は二つ返事で「最高」と返しました。   ーーーーーーーーーー   私、20代の頃の優先順位の一位はやっぱり「夢」だったんですよ。音楽。歌うこと。   だからお金もなかったし、そんな貧乏人が恋をする? 誰かと付き合う? 幸せにする? そんなの烏滸がましい!って思ってた。ただ“自分ファースト”だっただけなんだけどね。単純に。   けどある時、友人と恋の話をするようになって、「あー恋か。そんなことをしてみるのも悪くないか」なんて思い始めて、想いときめく人との時間を重ねてみたりもしたんですよ。デートしたりとかさ。    でも恋愛初心者ってダメね。人を好きになると周りが見えなくなったりするじゃない。私もまさにそのタイプ。振り回されては勝手に傷ついて、ラインが返ってこなくて落ち込んで、誘われたら他の予定断ってでもしっぽ振ってついていっちゃったりなんかして。   私もあったんですよ。そんな時代が。   それってとっても不健康だし、情緒不安定だし、今までできてたことも“相手ファースト”であるが為に色々疎かになってしまったり。そんなタイプでしたよ。私としたことが。 情けない!   誰の為の人生?   間違いなく自分の為の人生なのに。   「あなたが私を綺麗にする訳じゃないの」   私はこの楽曲を聴いた時、答え合わせをした気分になりました。   いいんだよね。“自分ファースト”で。って。   一周回って、20代の時夢に向かってひたむきに走ってる自分を取り戻しました。   そうだ。私“自分ファースト”だったわって。   なりたい自分を目指そう! 誰の為でもない。自分の為に生きよう!   けどわかりますよ。誰かの為に生きるということ、守るものがあると強くなれるということは。   2番のサビで<あなたが私を綺麗に少しはするかもね>と謳ってるのは、“自分ファーストで生きられてるのはそこに誰かが支えてくれてるから”ということ。   家族、友人、恋人、仕事仲間、近所のコンビニ店員さん。周りの人達がいるから自分ファーストで生きられているってことも忘れないようにしないと、ただの傲慢人間になってしまう。きっと誰かの為に生きている人も、誰かの為に生きてることが自分の為なのかもしれない。   まぁそんなこと考えてる暇もないぐらい毎日は目まぐるしく過ぎ去っていきますよね。この楽曲のように。   どんな自分ファーストでもいいの! 自分の愛と欲に真っ直ぐ向き合って、悔いなき人生を謳歌してほしい!あなたを綺麗にすることができるのはあなたしかいないんだから。   そんな曲です♡   <ENVii GABRIELLA・HIDEKiSM> ◆紹介曲「 あなたが私を綺麗にする訳じゃないの 」 作詞:souljuice 作曲:souljuice・Takao Ogi ◆8㎝シングル 「あなたが私を綺麗にする訳じゃないの」数量限定販売 2022年10月26日リリース KING e-shop限定販売商品  ECB-1501 ¥8,000 (税抜¥7,273) 8cm CD+M-CARD+オリジナルサコッシュ+オリジナルキーチャーム   <収録曲> 01. あなたが私を綺麗にする訳じゃないの 02. オリビアを聴きながらを聴きながら  

    2022/10/26

  • まるり
    『君みたいな人になりたい』 そう思ったことはありますか?
    『君みたいな人になりたい』 そう思ったことはありますか?

    まるり

    『君みたいな人になりたい』 そう思ったことはありますか?

     2022年10月19日に“まるり”が新曲「星のタイヨウ」を配信リリースしました。ABCテレビドラマ『壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている』主題歌として書き下ろされた楽曲。登場人物それぞれのことを歌っているようにも感じられる歌詞の世界観と楽曲が、優しく切なく物語を包み込んでいくミディアムナンバーに仕上がっております。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“まるり”による歌詞エッセイをお届け。綴っていただいたのは、新曲「 星のタイヨウ 」に込めた想いです。自分と誰かを比べて、そのひとみたいになれたらいいのに…と思うことが多いというあなたへ。この曲とエッセイを受け取ってください。 みなさんいかがお過ごしですか? まるりです。   いきなりですが 『君みたいな人になりたい』 そう思ったことはありますか?   生きていく中で人との出会いは 少なからずあって 人と比べて 自分が劣っているなと思うことって 意外と私だけじゃない気がします。   人はないものねだりをする生き物だなと 25年生きてきて私ながらに感じてて、 毎日感情も変わる。 それが面白い所でもあるけど 大変な生き物だなと思うこともあって、 たまに星とかが羨ましくなる。 あんな風に何もしなくても キラキラ光ってたいなと。   昨日は楽しかった。 仕事もうまくいって友達とご飯も行ったし、 買ったばかりのワンピースも着てた。 それなりにいい日だった。   なのに今日はどうしたんだろ。 朝から何にも楽しくない。 メイクもしてないや。 そんな時にふと目に入るあの子。 太陽みたいでモテそうだな。 『あの子みたいになれたらな』 昨日の私だったらこんなこと 絶対思うはずないのに。   そこで気付いたんですよ。 結局、自分の機嫌とか環境って 自分自身で整えてあげないと いけないんだなって。   逆に言えば自分がちゃんと 自分を認めてあげられれば 毎日が少し楽になって 人と比べるんじゃなくて 昨日の自分と比べられるし 自分が主役になれる。   文字にすると簡単だけど すぐには難しいかもしれない。   だけど少しずつでもいいから 私はここでなら輝けるんだって 居場所を見つけてください。 それだけであなたはもっと キラキラします。 生きてるだけで凄いんですから!   「星のタイヨウ」に込めた 想いはまだまだ書き足りないけど 1番伝えたいことは伝えられたと思います。   この曲があなたの人生にとって かけがえのない一曲になりますように、願いを込めて…。 <まるり> ◆紹介曲「 星のタイヨウ 」 (ABCテレビドラマ『壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている』主題歌) 作詞:まるり 作曲:あっくん 配信サービス一覧: https://jvcmusic.lnk.to/maruri_hoshinotaiyo   

    2022/10/25

  • FINLANDS
    これは道徳に反したただの恋である。
    これは道徳に反したただの恋である。

    FINLANDS

    これは道徳に反したただの恋である。

     2022年10月19日に“FINLANDS”が新曲「like like」を配信リリースしました。産休に伴いライブ活動を一時休止していた塩入冬湖が出産後初めてリリースする新曲。「like」という言葉が意味する“誤魔化せない思い”を込めた、温かくも切なさを感じさせるラブソングに仕上がっております。なお11月にも新曲がリリースされることが決定しており、「like like」は2カ月連続リリースの第1弾として配信!    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“FINLANDS”の塩入冬湖による歌詞エッセイを2カ月連続でお届け。今回は第1弾。綴っていただいたのは、新曲「 like like 」に通ずる想いです。「あなたが好き」と「りんごが好き」、本来は同じ英文にはならないけれど、時には、同じ動詞で誤魔化したくなるときはありませんか…? この世は全部を美しくしたい。 美しいと思いたい。 美しく正しく溌剌と素直であり、 且つスムーズなものだと思いたいんだと思う。   だが、人間の心には不備が沢山ある。 持ち合わせてしまえば道徳に反するような思いが確かに存在する。   英語の授業で一番最初に習った動詞は「like」だった。 「私はりんごが好きです」   「私はあなたが好きです」は 「私はりんごが好きです」と同じ英文にはならない。 人は惨めにならない為の方法を大人になるとそれぞれが持ち合わせる。 それでも尚、同じ動詞じゃ誤魔化せずに惨めになる方を勇んで選ぶ時がある。   これは道徳に反した ただの恋である。 ただの思いである。   美しくはなくとも、世の中の不都合であろうと、生まれたらすぐに排除される思いであろうと確かに存在するし、存在した恋がある。 人々は誰かを傷つけたいわけでも傷つきたいわけでもなく、生まれた心の置き場に苛まれ続けているだけなんじゃないだろうか。   誰かが、近年SNSや週刊誌に告発される不毛と言われる色恋沙汰の云々を見て「きっとみんな悲しいだけなんだよ」と言っていた。   やはり人の心には不備がある。 そして、この不備はこの先もなくならない。 悲しみは悲しみのままでいられない。   惚れた腫れた、愛した愛していない、愛されない愛しちゃいけないを繰り返してこの不備は突然生まれては人を苛ませる。 苛む人間はこの世の不都合であり、醜いものなのだろうか。 善悪を承知した上で生まれる不都合があるからわたしはずっと歌を歌うんじゃないだろうか。 <FINLANDS・塩入冬湖> ◆紹介曲「 like like 」 作詞:塩入冬湖 作曲:塩入冬湖

    2022/10/24

  • ヤングスキニー
    本当はね、って全部言いたいのに…。
    本当はね、って全部言いたいのに…。

    ヤングスキニー

    本当はね、って全部言いたいのに…。

     2022年10月5日に“ヤングスキニー”が新曲「本当はね、」を配信リリースしました。同曲は、TBS系『王様のブランチ』10月度のエンディングテーマとしてもオンエア。リリース日に公開されたMVには、女優の羽音と、原因は自分にある。のメンバー・小泉光咲が出演。羽音演じる主人公の一途すぎるがゆえに周りが見えなくなる狂気的な一面を描くことで、楽曲の持つ二面性が表現されております。監督および撮影は軍司拓実が担当。    さて、今日のうたコラムでは最新作を放った“ヤングスキニー”のかやゆー。による歌詞エッセイをお届け。綴っていただいたのは、新曲「 本当はね、 」に通ずるお話です。好きなひとに対して、なかなか素直になれない方。甘酸っぱい恋愛の真っ只中にいる方。そしてもうそんな恋を懐かしく思う方。ぜひ歌詞と併せて、このエッセイを受け取ってください。 「恋愛においても友情においてもなかなか素直になれない。本当はね、って全部言いたいのに…」   皆さんもこういった経験が、一度はあると思います。小学生の頃、好きな子の前で素直になれなくてちょっと意地悪をしてみたり、思ってもないのにブスとか言っちゃったり、まさに照れ隠す子供のようでした。でも素直になれないながらも、メイクやヘアセット、買う服、言葉遣い、日常の全て、あなたのためだけに生きていて…。そんなあの頃の何も知らない甘酸っぱい恋愛がたまらなく好きでした。   今回の新曲「本当はね、」は、可愛くて純粋すぎるくらいの恋愛をテーマにした、ヤングスキニーには珍しいラブソングとなっています。 正直、自分の曲なのに、共感できる部分はないなと思っていたのですが、この歌詞エッセイを書いている時に、「自分の小さい頃の恋愛を勝手に思い出して歌にしたのではないか」と気が付きました。あの頃の、無駄な感情など無く、ただ「好き」という気持ちだけの純粋な恋愛が自分の中で忘れられなかったのかもしれません。   大人になるにつれて、「好き」の形はどんどん複雑になっていきました。大学生になり出会いが増えたり、何をするにも自分の自由という環境が増えたり、余計な感情がいっぱい入って自分でもよくわからなくなってしまいました。周りの視線だったり、経済力だったり、本当に「好き」でもうまくやっていけるかを考えるようになってしまいました。   それは仕方がないことだし、小さい頃のように単純な気持ちだけではうまくいかないことは分かってはいるのですが、どこか寂しい気持ちになります。そして、もっと小さい頃にたくさん甘酸っぱい恋をしておけばよかったなと感じることが増えました。   長々思っていることをそのまま綴りましたが、自分でも何を考えているのか、どうすればいいのかなんて全くわかりません。僕の曲を聴いてくださっている皆さんは若い方が多いと思います。だから、この曲を聴いて、中高生の方々は、まだ純粋な「好き」で恋愛をいっぱいしてほしいですし、大学生とか社会人の方々は、複雑な感情を抱くようになってきても、あの頃の甘酸っぱさを思い出していただけたらいいなと思います。   <ヤングスキニー・かやゆー。> ◆紹介曲「 本当はね、 」 2022年10月5日リリース 作詞:かやゆー。 作曲:かやゆー。    配信サービス一覧: https://yangskinny.lnk.to/Hontowane   

    2022/10/21

  • PiXMiX
    PiXMiXと生きてる時間は君らしい笑顔でいてね。
    PiXMiXと生きてる時間は君らしい笑顔でいてね。

    PiXMiX

    PiXMiXと生きてる時間は君らしい笑顔でいてね。

     2022年10月19日“PiXMiX”が2ndアルバム『「まだ、旅の途中。隣には君がいる。』をリリース!1stアルバム『君がいたから』から約1年8ヶ月ぶりのリリースとなる今作。これまで音楽配信でリリースをした3曲に加え、自己紹介ソング「ピクミクパーティー!」の5周年ver.やメジャーデビュー前にリリースされた楽曲のほか、新曲3曲が収録される予定です。10月22日にはデビュー5周年を記念したワンマンライブも開催!    さて、今日のうたコラムではそんな“PiXMiX”の大谷美咲による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回は第2弾です。綴っていただいたのは、今作の収録曲「 今宵、この指とまれ! 」にまつわるお話。この曲のコンセプトや歌詞を書くとき大切にした想いを明かしてくださいました。楽曲と併せてエッセイを受け取ってください。 今、目の前にいる君に歌う を大切に作詞した曲です!   PiXMiXっていうグループ名には、 個性という意味のピクセルが ミックスされたグループっていう 由来があります!   メンバーの個性はもちろん 楽曲も様々なジャンルに挑戦していて、 前作は、恋と炭酸水をテーマに可愛く書いたし、 前々作は、私たちの今の想いをストレートに書いたし、 んー、次はどうしようかなぁと悩みました。   いや、嘘だな。 そんなに悩んでないかも。笑 この曲は聞いた瞬間から わりとイメージ出来ていた気がする、、 うん、ごめんね、前言撤回させて^-^   めちゃくちゃレッスンして揃えたダンスを かっこよく披露したい曲もあれば 感情を込めまくった歌声で感動させたい曲とか 色んな曲があるんだけど、 この「今宵、この指とまれ!」は 子供の頃に戻ったみたいに この瞬間を全力で楽しむ! がコンセプトの曲です。笑   少し面白おかしい振り付けを 真剣に全力でパフォーマンスする姿が かわいい!って見えたら嬉しいなあ って思ってたら 先生がイメージ通り、いやいや、 イメージ以上の振り付けをつけて下さって… さては意思疎通かな??? って嬉しくなっちゃいました^-^ もう、本当に天才~!!!泣 先生大好きです!!!笑 いつもありがとうございます!!!! これを読んでくれてる皆さん全員に 本当にライブを見て欲しい、、笑   この曲を聞いてくれたり ライブを見てくれたりする時間は 何でも楽しかった子供の頃みたいに 無条件で笑顔になってくれたら嬉しいです! PiXMiXと生きてる時間は 君らしい笑顔でいてね。 PiXMiXが君の居場所でありたい!   誰かに何を言われようと 君の居場所はここにある!   もうひとつは、 サウンドからすごく“和”を感じたので 日本らしさをキーワードにしたくて “花いちもんめ”や忍者っぽさとかを 入れてみました!! いつか海外遠征してこの曲歌いたい~。   あと! 色んな遠征先で「お待たせ日本中」 って歌えたら最高だな!っていう 希望とか、ひらめき??も沢山ある! 私の少年みたいな要素が ぎゅっと詰まった1曲です! なんと言っても 月うさぎが地球に逃げたらしいぞ! から始まりますからね、、笑   一人一人正義は違うけど、 じゃんけんで最初はぐーって 絶対みんなおあいこになるの なんか素敵でいいなーって思ってるんですよね。 どっちが勝ちでどっちが負けとか どっちが正しくてどっちが間違ってるとか そういうのじゃなくてさ、 世界中どこでも、 たとえ無敵な怪獣が相手だとしても、 最初はぐーーっておあいこになれたら 最高なのにね! なーんて、!笑   ここだけの話、じゃんけんを思いついたのは 私の大好きなアニメの必殺技だからなんだけど…   君が君らしく笑える理由のひとつになりたい。 今日も、笑顔が一番似合う君へ。 <PiXMiX・大谷美咲> ◆紹介曲「 今宵、この指とまれ! 」 作詞:大谷美咲 作曲:原田篤(Arte Refact) ◆2ndアルバム『まだ旅の途中。隣には君がいる。』 2022年10月19日発売 配信リンク: https://pixmix.lnk.to/Mada_ Tabinotochuu_ Tonariniwakimigairu_dig   Type A KIZC-695~696 CD+DVD ¥3,182+税   <CD収録曲> 1.ピクミクパーティー! 5th Anniversary ver. 2.ソーダトニック 3.Dreamin’ Girl 4.クリスマスココア 5.今宵、この指とまれ! 6.飛ばせ!紙ヒコーキ 7.Pump It Up! 8.アンビバレンス 9.ノンフィクション   Type B KICS-4082 CD only ¥1,818+税   <CD収録曲> 1.ピクミクパーティー! 5th Anniversary ver. 2.ソーダトニック 3.Dreamin’ Girl 4.クリスマスココア 5.今宵、この指とまれ! 6.Bloom 7.その先へ 8.アンビバレンス 9.ノンフィクション

    2022/10/20

  • ドレスコーズ
    ぼくらの夏は、いったいどこへ行ってしまったんだろう。
    ぼくらの夏は、いったいどこへ行ってしまったんだろう。

    ドレスコーズ

    ぼくらの夏は、いったいどこへ行ってしまったんだろう。

     2022年10月19日に“ドレスコーズ”がニューアルバム『戀愛大全』をリリースしました。今作には、新曲「やりすぎた天使」や配信中の「聖者」「エロイーズ」など全10曲を収録。またドレスコーズは『戀愛大全』の発売を記念し、11月にワンマンツアー「the dresscodes TOUR2022」を開催予定!11月11日の北海道・cube gardenから30日の神奈川・CLUB CITTA'までの7会場でライブを行います。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“ドレスコーズ”の志磨遼平による歌詞エッセイをお届け。綴っていただいたのは、最新作『戀愛大全』に通ずる想いです。過ぎ去ってしまった今年の夏に、どこか空しさや物足りなさを感じているあなたへ。何かを失ってしまった気がするあなたへ。楽曲と併せて、このエッセイを受け取ってください。 ぼくの夏は、今年も期待はずれだった。   いつか映画で観たような、クラクラするほどまぶしい出来事は、今年も起きやしなかった。   かんかん照りの太陽だけが夏の全てだなんて悲しいだろう。なにかとんでもないあやまち、たとえば草むらに落ちていた恐ろしいものを見つけてしまうだとか、それくらいのことが起きなけりゃ。   どうせ、海に行ったって、バカンスに出かけたって、そんなのは夏の表層だ。悲しくなって帰ってくるのは目に見えている。そう思うとどこかに出かける気も失せて、結局、クーラーを効かせた部屋にいるほうがマシ。   レコードを流すならベン・ワットにザ・ヒットパレード。昨夜観たのは相米慎二、その前はウォン・カーウァイ。漫画なら幻の名作『踊るミシン』ってとこだろう。ぼくが夏に期待するのはこういうことだ。   100年ぶりのパンデミックで、今やぼくらは“人類史上で最も潔癖な世代”となった。あらゆる場所は消毒され、透明のアクリルボードを挟んで会話し、誰かにふれることにさえ罪の意識をいだいている。   ことあるごとにふりかける消毒液のおかげで、ぼくらのこの手はけがれひとつなく、とんでもないあやまちだなんて、夢のまた夢。   もうこの先、夏がぼくの期待にこたえてくれることなんてないのかもしれない。せいぜい表層だけの夏を、クーラーを効かせた部屋の窓から見送るだけ。   ぼくらの夏は、いったいどこへ行ってしまったんだろう。いつか映画で観たような、それでぼくらがでっちあげただけの、期待どおりの夏。   二人乗り、燃えるタバコ、エーマイナーセブンス、とんでもないあやまち。   いっそ博物館のショーウインドウにでもならべて、こんなキャプションをつけてみる。   《かつておろかだったぼくらのあやまち、さしてなんの役にも立たぬもの》   あいにく、そんなものには収蔵するほどの価値なんてないし、ぼくには映画も撮れなくって、できることといえばレコードを一枚、増やすことぐらい。   さしてなんの役にも立たぬもの、だからぼくらが失ったもの。   それが2022年、夏のあいだにぼくが仕上げた新しいレコードだ。     <ドレスコーズ・志磨遼平> ◆ニューアルバム『戀愛大全』 2022年10月19日リリース 配信リンク: https://dress.lnk.to/ysts アルバム購入リンク: http://dress.lnk.to/8thAL   <収録曲> 01. ナイトクロールライダー 02. 聖者 03. やりすぎた天使 04. 夏の調べ 05. ぼくのコリーダ 06. エロイーズ 07. ラストナイト 08. 惡い男 09. わすれてしまうよ 10. 横顔

    2022/10/19

  • SAKANAMON
    だから僕はランニングを始める事にしました。
    だから僕はランニングを始める事にしました。

    SAKANAMON

    だから僕はランニングを始める事にしました。

     2022年10月26日“SAKANAMON”がフルアルバム『HAKKOH』をリリース!今年11月で結成15周年を迎えるSAKANAMON。同アルバムは「発光」をテーマに、15周年経った今でも自らが輝き続ける「発光」と、続け末長く愛される「発酵」の意味が込められております。初回限定盤は、今回のタイトルをテーマに蓄光を施した暗闇などで光る特殊仕様となり、収録曲は15周年にちなんで全15曲を収録する豪華な内容に。    さて、今日のうたコラムではそんな“SAKANAMON”の藤森元生による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回は第1弾です。綴っていただいたのは、今作の収録曲「MAD BALLER」に通ずるお話。彼がランニングを始めて実感したこととは。そして、その実感がどのように今作『HAKKOH』に繋がったのか…。ぜひ、アルバムと併せてエッセイをお楽しみください。   毎日酒が抜けなくて気持ち悪くて。 それでも馬鹿丸出しで飲んでしまって。 大袈裟ですが死を意識するほど体調がよくありませんでした。   そんな去年の12月。   デビュー当時の楽曲を収録順に再現するという地獄の様なライブが3ヶ月後に控えていました。   後先考えずにフィジカルだけで曲を作っていたあの頃の楽曲を2時間歌い続ける自信がありませんでした。   だから僕はランニングを始める事にしました。 心肺持久力を高め、かつ健康を取り戻す為です。   痛風とお腹が下りやすいのを言い訳に手を出していなかったのですが勇気を出して走り始めました。   そしたら陸上部だった中学校時代の筋肉が長い眠りから目覚め、体が喜んでいるのを感じました。気持ち良い! 当時は大嫌いだったランニング。人と競わないで好きなペースで走る事がこんなに楽しいとは思いませんでした。まるで人生です。   辛さ、楽しさ、コース、ペース、目標、そして達成感という人生において重要な要素全てを手軽かつシンプルに感じる事が出来るんです。   少しずつ体調が良くなって、少しずつ疲れ辛くなって、結果心配していたライブもなんとか乗り越える事が出来ました。   それ以降「小さな努力を積み重ねる事」がとても好きになりました。   今回のアルバムの制作にあたって目標としたのは収録曲数15曲。 今作の楽曲制作は今までで1番苦しみました。 チームは「15曲じゃなくて良い」と優しく手を差し伸べてくれますが僕は意地とプライドで勝手に一人で苦しんでいました。 でも楽しいんです。どんどんアルバムが理想の形になっていくのが嬉しくて、でも間に合うかどうかがずっとプレッシャーで。   この作品を作り上げた時の感動は稀にみる貴重な達成感でした。   人は皆報われる事を望みます。   僕は 前回のコラム で   「努力は無駄にはならない。でも報われるとは限らない。」   と言いましたがここに書き足します。   「それでも努力を惜しまない。」   SAKANAMON結成15周年。 これからも大事に磨き続けて行こうと思います。 綺麗な光を放ちますように。 <SAKANAMON・藤森元生>   ◆フルアルバム『HAKKOH』 2022年10月26日発売   <収録曲> 01.発光  02.MAD BALLER  03.JUNK IN MY HEAD  04.ふれあい(prelude)   05.つつうららか   06.1988feat.たかはしほのか(リーガルリリー)  07.ディスタンス(HAKKOHVer.)  08.南の島のハメハメハ大王  09.幸せな生活  10.FEST  11.ベクトル  12.裏鬼門の羊   13.ZITABATA(サカなもん Ver.)  14.妄想 DRIVER(2022 Ver.)  15.ふれあい

    2022/10/18

  • 新山詩織
    あおいちゃんへ、詩織より。
    あおいちゃんへ、詩織より。

    新山詩織

    あおいちゃんへ、詩織より。

     2022年9月29日に“新山詩織”が盟友・山崎あおいとのコラボシングル「 Free (feat. 山崎あおい) 」を配信リリースしました。デビューから10年、同時期のふたりがこれまでのお互いを想って書き上げたナンバー。「たった一人でも一緒に乗り越えていける人がいれば、いろいろな壁に当たっても、何度でもそこから羽ばたいていける」という気持ちを新山詩織と山崎あおいが交互に歌っております。    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“新山詩織”と“山崎あおい”による文通的エッセイをお届け!【後編】では、新山詩織から山崎あおいへのお手紙です。ふたりのこれまでの軌跡と今、抱いている気持ちを綴っていただきました。コラボシングルと併せて、お楽しみください。 最近はちょくちょく会っているので、こうして改まって文章を交わすのは少し恥ずかしいです。でも嬉しい…お手紙ありがとう。初めての出会い、私も鮮明に覚えています。   あおいちゃんの言う通り、あの頃は「ギタ女」としてイベントやLIVEで同じステージに立つことが多くなり、たくさんのシンガーソングライターと出会う機会がありました。そんななか初めてあおいちゃんのステージを観た時「お友達になりたい」という素直な想いがブワッと溢れてきました。このまま終わりたくないと思い、終演後アドレスを渡しに行きました。なぜノートの切れ端だったのか、他になかったのかと、未だに思うところはありますが…受け取ってくれて本当にありがとう。   それから私が二十歳を越えたタイミングで、お酒を交わしに行くことが増えました。あおいちゃんオススメの中華料理屋さんに行き、絶品の酢豚を食べた日、慣れない紹興酒で酔った勢いでつらつらと心の内をぶつけてしまったり。夜遅くあおいちゃん宅にお泊まりし、朝には近場でモーニングをしたり。あおいちゃんの親友で、私も大好きな佐々木萌ちゃん(エドガー・サリヴァン/snowy)と3人でご飯を持ち寄り食事会をしたり(またしたいな…)。   友達のようでそれ以上のような、とても不思議な感覚でした。とにかくひとつひとつの時間が、あの頃の私の糧となって背中を押してくれました。   音楽活動を始めたばかりの頃は、どこかまだ学生時代の延長線上にいて、会う人会う人に嫌われないよう常に顔色を伺いながらいました。会話をするにも何かキーワードを探すことから始まり、咄嗟に変なことを言ってしまうことが多々ありました。そんな不器用にも程がある暗めな私をまるまる包み込んでくれる笑顔とユーモア。私が発する言葉を最後の最後まで「うんうん」と頷きながら聞いてくれるあおいちゃん。   がんばらなくていい、気を張らなくていい。ただ隣にいて他愛のない会話を出来るあおいちゃんの存在は、決して一言では表せないほど尊いものでした。それは今までも今も同じです。   シンガーソングライターだけでなく、作詞家・作曲家としても大活躍のあおいちゃん。正直、どんどん遠くに行ってしまうな…と、どこか寂しさも感じていました。同時に、簡単には手に入らない、人を惹きつける力に「もしあおいちゃんだったら」と想像したり羨ましさを感じることもありました。ただのないものねだりです。   何より、あおいちゃんを通じて、たくさんの人間味溢れる尊敬できる人たちと繋がりを持てたこと。新山詩織としての世界を優しく広げてくれたこと。人と関わることの楽しさを教えてくれたあおいちゃんには、心から感謝しています。   同じく、少し堅いラブレターみたいになってしまいました。ただただ、これからはもっとフリーな気持ちで音楽やお酒や美味しいご飯と共に、お互いに充実した時間を重ねていけたらこの上なく幸せです。   追伸:黒豆、大好き!                 詩織より ◆新山詩織コラボシングル 「 Free (feat. 山崎あおい) 」 2022年9月29日リリース 作詞:山崎あおい 作曲:新山詩織 新山詩織 公式HP: http://niiyama-shiori.com/ 山崎あおい 公式HP: https://yamazakiaoi.jp

    2022/10/17

  • ゆいにしお
    もう2度と囲むことのない食卓。
    もう2度と囲むことのない食卓。

    ゆいにしお

    もう2度と囲むことのない食卓。

     2022年10月5日に“ゆいにしお”がメジャー1stフルアルバム『tasty city』をリリース!今作は、ゆいにしおの持ち味である「独特な言葉遊びを交えた歌詞」や「あたたかみのあるポップさ」が発揮された楽曲が12曲収録されております。また、アルバムリリースに伴い、10月26日からは、全国3箇所でワンマンライブを開催。こちらも是非チェックを!    さて、今日のうたコラムではそんな“ゆいにしお”による歌詞エッセイを3週連続でお届け!今回が最終回。綴っていただいたのは、今作『tasty city』に込めた想いにも通ずるお話です。かつての職場での“tastyな思い出”とは…。みなさんには、もう2度と囲むことはないけれど、忘れられない食卓の記憶はありますか? 上京したてのころ、変わったバイトをしていた。まだコロナ前だった。仕事内容自体はライターで、ものすごく変わっているということはない。変わっていたのは、お昼ご飯当番があったことだ。   バイト先では、ご飯当番が全員分のお昼を作ることになっていた。ありがたいことに、お昼を作る時間も時給が発生し、なんとインセンティブもある。オフィスはごく普通のマンションの一室にあったので、まるで自分の家のような雰囲気のキッチンだった。   お昼ご飯当番は、だいたい2人ペア。お昼休憩の30分前くらいから、いそいそと作りはじめる。メニューは、社員からのリクエストか、冷蔵庫に入っている材料で作れそうなもの。10人近くいたので、大体はパスタかカレーか炒め物だった。   バックグラウンドが全然違う人の家庭料理は面白い。マニュアル通りに作るわけじゃないので、その人に染みついた方法で料理を作る。パスタを湯切りせず、鍋から直接トングで持ち上げてソースにぶち込む、という技にびっくりしたことがある。湯切りしないパスタ……!? と思ったけど、湯切りしなかったとわからないくらい美味しかった。tastyに持ち込む方法はいろいろあるんだなあ、と思った。   思い描く「家庭料理」も全然違う。   一番衝撃を受けた料理は、「鯖と納豆のパスタ」。茹でたパスタの上に、納豆とサバ缶、マヨネーズと納豆のタレを混ぜたものをのっけるという、超簡単で栄養もある最強メニュー。実はこの時まで納豆パスタを食べたことがなくて、おそるおそる食べた。よく混ぜた納豆はマヨネーズとよく絡み、ホイップのようにクリーミーだった。鯖の脂は濃厚さを与えて、ボリュームも抜群だった。見た目は映えないけど、「ちゃんと食事した感」もあるレシピで、今ではひとりごはんの定番である。   ほかにも、ガパオライスを作ったら喜ばれたり、お昼から唐揚げを作ってもらったことが嬉しかったり、仕事よりもお昼ご飯の思い出がほとんどを占める。   そんなtastyな思い出溢れる職場だが、同僚に聞いたところ、コロナ禍の業績不振で会社がなくなってしまったそうだ。   tastyな職場は今となっては幻。もう2度と囲むことのない食卓に、思いを馳せてしまいました。   2度と囲まない食卓がある人は、度々思い出しながら『tasty city』を聞いてほしいなあと思います。 <ゆいにしお> ◆Major 1st Full Album『tasty city』 2022年10月5日発売 COCP-41838 ¥3,000 (tax in)   <収録曲> 1.CITY LIFE 2.mid-20s 3.スパイスガール 4.sun shade 5.チートデイ 6.suitcase 7. Rough Driver 8.パレード 9.息を吸う ここで吸う 生きてく 10.スポットライト 11.タッチミー(2022 Ver.) 12.ワンダーランドはすぐそばに

    2022/10/14

  • PiXMiX
    私が作詞をする理由はこの想いを届けるためだと思った。
    私が作詞をする理由はこの想いを届けるためだと思った。

    PiXMiX

    私が作詞をする理由はこの想いを届けるためだと思った。

     2022年10月19日“PiXMiX”が2ndアルバム『まだ、旅の途中。隣には君がいる。』をリリース!1stアルバム『君がいたから』から約1年8ヶ月ぶりのリリースとなる今作。これまで音楽配信でリリースをした3曲に加え、自己紹介ソング「ピクミクパーティー!」の5周年ver.やメジャーデビュー前にリリースされた楽曲のほか、新曲3曲が収録。10月22日にはデビュー5周年を記念したワンマンライブも開催!    さて、今日のうたコラムではそんな“PiXMiX”による歌詞エッセイを3週連続でお届け。今回は第1弾です。執筆を担当したのは大谷美咲。かつてマネージャーに言われた衝撃的な言葉。収録曲「 ノンフィクション 」で証明したかった想い。彼女が“作詞をする理由”に通ずるお話を綴っていただきました。今作と併せて、受け取ってください。 衝撃的だった。   「着飾った姿を魅せるだけじゃなくて、 成長していく姿で沢山の人を魅了しましょう」 いつの日かマネージャーさんに言われた この言葉を、私はずっと大切に思っている。   「ノンフィクション」は “かわいいだけがアイドルじゃない。” これを証明したいと思って書いた歌詞だ。   叶うことが約束された夢なんてない。 諦めなければ叶うなんて思ってない。 分かってる。全部痛いほど知ってる。 でもやっぱりどこを探しても 私に諦めるという選択肢はなかった。 だから、それを言葉にして 何度でも証明したいと思った。   デビュー当時の夢は“武道館でライブをする事。” メンバー全員一致で即答だった。 デビューっていう魔法にかかった私たちは 無敵状態だったんだと思う。 しかし、現実はそんなに甘くない。 もうすぐ結成5周年を迎えるが 当時は想像もしていなかった メンバーの卒業も経験したし、 今でもたまに痛むような 胸の奥の深い傷だってある。   でも、今の夢は “武道館に来てくれた人全員の 心を動かすライブをすること。” 武道館の夢を諦めるどころか もっと強く想っているんだ。 漠然と見ていたあの夢を 絶対に掴めると思っているんだ。 戦った分だけちゃんと強くなってたんだと思った。   そして、色々な別れを経験し 大きな壁にぶつかる度に 思ったことがもうひとつある。   “君も重要な登場人物。”   アイドルとファンの関係は特別だと思う。 家族でも友達でもない。 たまにしか会えないし、 連絡が取れる訳でもない。 でも、君がいなければ今の私は絶対にいない。 絶対に、いない。 だから応援してくれる一人一人が重要な登場人物で、大切で、かけがえのない存在なんだ。   私が作詞をする理由は この想いを届けるためだと思った。 だから、今日も明日も明後日も 何年先も歌い続けていたいと思う。 立ちはだかる大きな壁にも、 君の心にも、 私の言葉をぶつけていたいと思う。   君が、生まれてから今日まで 毎日綴り続けている“人生”という小説に、 私は存在しているだろうか。 実は、そんな事ばかり考えている笑。   登場人物が増えてきて シンプルだった相関図が 随分と複雑になったものだ。 色んな出会いがあるけれど 今も同じ夢を共に追いかける大切な仲間は、 ずっと変わらないでいて欲しい。 いつだって同じ夢を見ててくれる君は ずっとずっと変わらないまま、傍にいて欲しい。 大切な君の代わりは 世界中のどこを探したっていないから。   君の1度きりの人生、君が主人公。 誰かと比べなくて大丈夫。 焦らなくて大丈夫。 悩みや苦しみが多いほど ありふれた言葉では綴れない結末が 待っているんだと思う。 だから、大丈夫。   それでも辛い時は私たちのことを 思い出して欲しい。 言葉にできないような瞬間を いつか必ずみせてあげる。約束する。 だから君は、 嘘のない裏切らない大切な1ページを 今この瞬間も紡いでいて欲しいんだ。   「着飾った姿を魅せるだけじゃなくて、 成長していく姿で沢山の人を魅了しましょう」 衝撃的だった。   未完成のあらすじを 私は今日も書き直していく。 <PiXMiX・大谷美咲> ◆紹介曲「 ノンフィクション 」 作詞:大谷美咲 作曲:西川サスケ ◆2ndアルバム『まだ旅の途中。隣には君がいる。』 2022年10月19日発売 配信リンク: https://lnk.to/pixmix_ nonfiction_sodatonic_dig2   Type A KIZC-695~696 CD+DVD ¥3,182+税   <CD収録曲> 1.ピクミクパーティー! 5th Anniversary ver. 2.ソーダトニック 3.Dreamin’ Girl 4.クリスマスココア 5.今宵、この指とまれ! 6.飛ばせ!紙ヒコーキ 7.Pump It Up! 8.アンビバレンス 9.ノンフィクション   Type B KICS-4082 CD only ¥1,818+税   <CD収録曲> 1.ピクミクパーティー! 5th Anniversary ver. 2.ソーダトニック 3.Dreamin’ Girl 4.クリスマスココア 5.今宵、この指とまれ! 6.Bloom 7.その先へ 8.アンビバレンス 9.ノンフィクション

    2022/10/13

  • reGretGirl
    これは車の中からそれぞれの道へ進むふたりの話。
    これは車の中からそれぞれの道へ進むふたりの話。

    reGretGirl

    これは車の中からそれぞれの道へ進むふたりの話。

     2022年秋に“reGretGirl”が、3ヶ月連続で新曲を配信リリース! 今回の連続リリースは、3曲を通してひとつの恋の行方が描かれ、歌詞世界のストーリーが繋がっております。第1弾の楽曲「ルックバック」は9月14日に、そして第2弾の楽曲「車の中から」が10月12日にリリースされました。第3弾は11月2日にリリース!    さて、今日のうたコラムでは、そんな最新作を放った“reGretGirl”の平部雅洋による歌詞エッセイを3ヶ月連続でお届け!今回は第2弾。新曲「 車の中から 」の歌詞世界をさらに掘り下げる内容となっております。車の中から同じ景色を見つめ、別々のことを考える二人。それぞれの胸の内にある本音とは…。 うたコラムを3ヶ月連続で掲載させていただく第2弾として今回は、「車の中から」にまつわる文章を書かせていただきました。この楽曲の歌詞は1番は男性目線、2番は女性目線になっております。そちらも留意して聴いていただけると大変光栄です。この文章もまた前半は男性、後半は女性の目線で書いております。 「 車の中から 」   車を走らせ彼女の元へ。   いつも迎えにあがる駐車場。すでに「少し話したいことがある」とメッセージを送っていたが、到着してもまだ決意は揺らいでいた。何も言わずに助手席に乗り込んで来る彼女の、顔を見ないまま緑色のフェンスの格子を見つめ、言葉よりも先に涙が流れた。鼻を啜り、例え彼女を傷つけようともできるだけ嘘を付かないように、ぽつりぽつりと話し始めた。   自責と反省。散々頭を掻きむしった所で、どちらが誠意ある選択かを問われると、どちらも「誠意のない選択」になるとわかっている。ならば己に嘘を付かない事が唯一、筋の通る行いだと信じ手を離すことを決意した。   非常に烏滸がましく、この身勝手さにひたすら己を責め立てる事でしか彼女に申し訳が立たない。ただ一つ理解していて欲しいのは「僕は君をちゃんと愛していた」ということ。この涙の理由はそこにあると覚えていて欲しい。   立ち行かなかったこの関係。許されたいとかそういった事ではなく、これは彼女への敬意、存在の尊重である。   「僕は君を忘れない」     ----------------------     私は助手席で俯いていた。悪い予感はことごとく当たる。「少し話したいことがある」なんてメッセージに良い意味が込められていた事は、経験上一度だって無いのに慣れたりはしない。噛み締めた奥歯に「傷つきたくない」と怯えが挟まっている。   きっとこれから“前の人”のところへ行くのでしょう。貴方のその想いが実を結ぼうとも結ばずとも、此処へ帰ってくることは無いのでしょう。身を結ばなかった時、私が帰ってきて欲しいと言っても「筋が通らない」と言うのでしょう。私は貴方のそういったところが好きだった。   別れを告げられたのに「別れたくない」と自我を通せない自分に腹が立つ。この“優しい”とは呼ぶには頼りなさすぎる性格は、この先も私に損をさせるのだろう。   車内で顔を合わせず、涙を流しながら話す私たちの手だけはまだ繋がっている。今この手を強く握っているのは、「何処にも行かないでほしい」の思いが込められていることに気づいてくれるだろうか。私はこれから大切な人が離れていった事実と暮らしていかなければならない。   「私は貴方を忘れたい」     ----------------------     二人は“別れ話”をしながら他の事を考えている。それは“ふたりで過ごした時間”。恋愛の走馬灯は同じ記憶を違う角度で辿る。同じ景色は違う色で見えているだろう。ただ、意味は違えど深い悲しみに暮れるのは同じであった。   これは車の中からそれぞれの道へ進むふたりの話。 <reGretGirl・平部雅洋> ◆紹介曲「 車の中から 」 作詞:平部雅洋 作曲:平部雅洋

    2022/10/12

  • フルカワユタカ
    たまに見るあの日の夢。
    たまに見るあの日の夢。

    フルカワユタカ

    たまに見るあの日の夢。

     2022年10月5日に“フルカワユタカ”がフルアルバム『ファースト・ディケイド』をリリース。“ファースト・ディケイド(=最初の10年)”の名の通り、ソロ活動10年を総括する全10曲収録の意欲作。書き下ろし新曲に加え、ソロ1st AL収録曲「farewell」が「フェアウェル」として生まれ変わり、昨年に自身で演奏からミックスまでを手掛けた「BOY」「夏の鉄塔」の再録が含まれるなど、バラエティに富んだ内容となっております。    さて、今日のうたコラムではそんな最新作を放った“フルカワユタカ”による歌詞エッセイをお届け! 今作のジャケットコンセプトが「小説」であることに着眼し、元詞の「原作」をミニ小説風に執筆。選曲はあえて、今作からではなく、2018年にリリースの3rdアルバム『Yesterday Today  Tomorrow』収録曲「 バスストップ 」をセレクト。今年10年ぶりにバンドを再結成し、来年ソロ10周年を迎える今、改めてこの歌詞の奥行きを書いてみたいという思いから執筆いただきました。ぜひ、歌詞と併せてご堪能ください。 バスに乗り遅れた。 時間通りに着いたはずが今日はどうやら祝日のようで、ダイヤのメモ書きがそもそも間違っていた。 一人旅が長くなるにつれ、曜日感覚とやらはさっぱり無くなってしまった。   時刻表をどれだけ眺め直したところでもう今日のバスは来ない。 “ほんの30分前”に出たのがこの田舎町の最終便だった。   視線を感じて振り向くとベンチに座った老紳士がじっとこっちを見ていて、そして何かを笑った。 微笑だったのか嘲笑だったのか一瞬のことで判別できなかったが、彼は確かに僕の何かを笑った。   随分前から行き先はない。 強いて言えば歩けなくなるまで、かなり大袈裟に言えば命果てるまで、この道を進むだけの旅だ。 かつては沢山の仲間と乗り合って自分達の車で旅をしていた。 調子に乗って箱乗りで公道をかっ飛ばしたり、ガス欠した車をみんなで何キロも押したこともあった。   喝采にも批判にも同じ温度でのぼせていたあの頃が懐かしい。 何より僕らには行き先があった。   気づけば老紳士はもういなかった。   話しかけていたら僕も一緒に笑えただろうか。 そもそも彼は僕の何を笑っていたんだろうか。 諦めの悪い若造めと嘲っていたんだろうか。 それとも「人生はそんなもんだよ」と微笑みかけてくれていたんだろうか。   街に戻り昨日の宿に泊まっても良かったが、その夜は野宿することにした。 季節や天候にもよるが、日々大差のない宿暮らしの中に野宿を混ぜ込むのは旅費の節約という意味を超えて案外悪くなかった。 何より今日は屋根とベンチのあるバス停で、ここなら乗り遅れることもない。 乗り遅れたって別に構わないのだけれど。   夢を見ていた。 たまに見るあの日の夢。 彼奴に嘘をついた日の夢。 一人で旅することに疲れ果てていたがそれを見抜かれたくなかった。 かつて旅を共にした彼奴にだけは見抜かれたくなかった。 一人になっても旅を続けている自負を失いたくなかった。 最初の嘘をついた後はとめどなく言葉が汚れていった。   いや違う。   あの時、僕はわざと言葉を汚した。 嘘をついているとバレたくて思い出さえも汚した。 彼奴はそれを分かった上で見逃してくれたんだろうか。 それとも本気で僕のことを見損なってしまったんだろうか。   ねえ。 僕は正しいかい? よわっちくなるたび君のことを思い出す。 君ならなんて言うんだろう。 今からでも謝りなよって言うのかな。 それともそれでいいんだよって笑ってくれるのかな。   僕は笑えてるかい? よわっちくなるたび君の名前を呼んでしまう。 君はきっとあの頃のままなんだろ。 それでもって「何よ、その顔」って僕をイジるんだ。 これでも前よりは上手く笑えてるんだぜ。   この手の夢から覚めるといつも少しだけ泣いている自分が情けない。   雨だった。   登校中の中学生が長いベンチの端っこに座って始発のバスを待っていた。 ワイヤレスから漏れているのは田舎の景色にそぐわない、最近よく耳にする男女ボーカルが特徴的なシティーポップ。 寝袋から両腕を取り出した僕と目が合うと彼女はニコリと笑った。   つられて僕も笑った。 人生はこんなもんだよ と瞼を拭きながら恥ずかしそうに僕は笑った。   少し前の話だ。 <フルカワユタカ>   「 バスストップ 」   作詞作曲:フルカワユタカ   乗り遅れたバスの時間を 僕は一人眺めてたんだ 彼は僕の後ろに立って 黙って僕を見ていたんだ そして何かを笑ったんだ 僕の何かを笑ったんだ 彼は確かに笑ったんだけど その何かに気づけなかったんだ   教えてダーリン 教えてよダーリン 僕も笑えるのかな?   行く先も何もわからずにこの道をずっと進むけど とりあえずはここで次のバスを待つ 振り向けば君を思い出し少しだけ「ギュッ」とするけれど とりあえずはここで次のバスを待つ   昨日彼奴と喧嘩れたんだ ささいなことで別離れたんだ まるで覚えたての手品みたく 不器用な嘘をついたんだ 思い出したら笑えるんだ そして何かが変わったんだ 僕の何かが変わったんだけど 気づかないふりをしてるんだ   答えてダーリン 答えてよダーリン 僕は正しいのかな?   行く先も何もわからずにこの道をずっと進むけど とりあえずはここで次のバスを待つ 振り向けば君を思い出し情けなく名前呼んだけど とりあえずはここで次のバスを待つ   行く先も何もわからずにこの道をずっと進むけど とりあえずはここで次のバスを待つ   バスを待つ ◆紹介曲「 バスストップ 」 作詞:フルカワユタカ 作曲:フルカワユタカ   ◆5th ALBUM『ファースト・ディケイド』 2022年10月5日発売 NIW158 ¥3,000(+税)   <収録曲> 1.Blues 2.BOY 2022 3.BREATH 4.変体 5.夢で逢いましょう 6.夏の鉄塔 2022 7.どうしたんだっけ 8.no one can play like me 9.デイトリッパー 10.フェアウェル

    2022/10/11

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