槇原敬之さんの歌を初めて聴いたときに、自分の心の想いをこんな風に歌にのせて書けたら、どんなに素晴らしいだろうと思ったのがきっかけです。

自分の経験をもとに書くことが多いです。悲しかったとき悔しかったとき、携帯に気持ちだけをバァーっと書いて、のちに詞にしていくという感じ。もしくは突然、頭の中に曲と詞が浮かんでくることも多くあります。

サビは、いつも最後にしか作りません。詞と曲をAメロから同時に作っていく作業です。

場所がどこであっても、何をしているとしても、突然頭の中に曲が流れてきたら作曲していきます。主に、携帯でとっておいて後からピアノでという感じです。

HYの「あなた」というバラードは、大好きな彼と別れ話をしていて別れたくなくて、引き止めるために書きました。そして、初めてライブで歌うときは1番良い席で座ってもらい、彼を見つめながら歌うと見事、成功！！別れずに済みました！！

みんなが書くようなものではなく、1つのものでも、違ったものの見方で書かれた詞。

槇原敬之さんの「ズル休み」です。好きな人に想われない切なさを書かれているだけかと思いきや、詞の中の主人公もまた誰かに想われているんだよ。って、まるで小説のようなどんでん返しの詞にハッっとさせられました。

＜あなた＞という言葉は一番使います。いつも詞の中での主人公を具現化して聞いてほしいので。

気持ちや、難しい言葉は使わずストレートに書くという事は私の中で大切なことです。

想像から全て始まる気がするので、自分におきかえて映画を観たり、本を読んだり、誰かの話を聞いたりして、いくつも物語を作ってみると詞が生まれやすいですよ。