文學少女

BURNOUT SYNDROMES

文學少女

作詞:熊谷和海
作曲:熊谷和海
発売日:2015/05/13
この曲の表示回数:66,951回

文學少女
空は静かに白み始めていた
小説家 〆切前のam4:00
少しずつ 少しずつ書き溜めてきた 君と僕の小説を書いている

『文學少女』

国境の長いトンネルを抜けると雪国だった
背中にくい込んでいた夜と 桜の樹の下に埋まる屍体と
『蜘蛛の糸』と『羅生門』と『城の崎』と『走れメロス』と
『君』と『僕』で出来た物語に 名前はまだない
恥の多い生涯を送ってきました

夕暮れ チャイムが鳴り響いていた
沈んだ目で上履きを探す少女
授業も聞かずに 日が暮れるまで
窓際の席で小説を読んでいた

ボーイ・ミーツ・ガール@校舎裏
籠球部の喧噪と 風に舞うカーテンと 通知表飛行機と
何遍も 何遍も書き直した この世界を君は笑うだろう
嘘ばかりのストーリー と
ただ ラストシーンのこの台詞が君以外に伝わりませんように
「その手首の痣、とても綺麗でした。」

少女はいつしか変わり始めていた
戦う術を小説が教えていた
言葉を剣に 沈黙を盾に
君は 君だけの主人公になる

ダンス・ダンス・ダンス@高架下
総武線の振動と 右のサイドスローで小石 跳ねる 荒川

何遍も 何遍も書き直した その未来で君は笑うだろう
誇り高きストーリー と
いま
あの孤独と 自殺願望が 君のための文學になるんだ
跳ねる水飛沫 とても綺麗でした

朝 食堂で吸う一さじのスウプと
鳴り響くさびしさと “好き“という絶望の中では
『檸檬』も『蜜柑』も『斜陽』も『河童』も
『こゝろ』も『破戒』も『夜間飛行』も
『銀河鉄道』も『砂糖菓子』も 君と過ごした青春全部が
『限りなく透明に近いブルー』だ

シャープ・ペンで書けるような 薄っぺらな僕の人生も
水性ペンで書いたような 涙滲む 君の明日も
世界にたった一つだけだ
共にハッピーエンドを信じて書こう
人生はストーリー

何遍も 何遍も書き直した この世界を君は笑うだろう
嘘ばかりのストーリー と
ただ ラストシーンのこの台詞が君以外に伝わりませんように

「その手首の痣、とても綺麗でした。」

『文學少女』

コトバのキモチ 投稿フォーム

ココでは、アナタのお気に入りの歌詞のフレーズを募集しています。
下記の投稿フォームに必要事項を記入の上、アナタの「熱い想い」を添えてドシドシ送って下さい。

推薦者:お名前(ペンネーム可)必須
性別:
  任意
年齢:
 歳 任意
投稿フレーズ:必須
曲名:必須
歌手名:必須
コメント:必須
歌ネットに一言あれば:任意

※歌詞間違いのご指摘、歌ネットへのご要望、
その他返信希望のお問い合わせなどは
コチラからどうぞ。→ 問い合わせフォーム

リアルタイムランキング更新:04:15

  1. Bling-Bang-Bang-Born
  2. Masterplan
  3. 366日
  4. Deadman Walking On The Moon
  5. THE DAY ILLUSION SUITE(PartIII“Day by Day”)

歌ネットのアクセス数を元に作成
サムネイルはAmazonのデータを参照

注目度ランキング

  1. 相思相愛
  2. 運命
  3. 春のうちに with The Songbards
  4. 笑い話
  5. 雨が降ったって

歌ネットのアクセス数を元に作成
サムネイルはAmazonのデータを参照

×