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9月はほうき星が流れる時

9月はほうき星が流れる時

  • 歌手:
    加藤和彦
  • 発売日:
    2002/12/11
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ななめ文様に落ちてくる
粉雪だれの涙なの
あれは飛べない鳥達の
一月はまだ 終りない冬

こだちの色が哀しそう
部屋のまどから見る街は
夜がいつもいるみたい
二月の今日は お茶を飲むだけ

絵具でつくった花束を
さわやかな瞳で歌うたう
かわいい人にあげましょう
三月はもう 悲しくはない

ちいさな恋もこの部屋に
なくてはならなくなりました
時計も今日はなりません
四月は花を 僕らは愛を

霧がたわわなちいさな森を
妖精みたいにとんでった
草のにおいがやさしくて
五月は君を うわさした

雨はぼくらを包んでた
ぼくらはいつでも立っていた
だあれもいない公園に
六月はじっと たえるとき

ガラスの家が欲しいとか
ポピーの花が好きだとか
遠い明日を話してた
七月はもう 終ってた

さむい冬が来るまでに
セーターあんであげようと
約束をしてほほえんだ
八月はいま 手をとって

夏の終りは淋しくて
海を見たくなりました
ほうき星にのったまま
九月に彼女は 逝きました

貝がらひいたお墓に今日
影をのこしてかえってく
涙の柱がこわれてく
十月は また淋しさが

片ソデだけのセーターが
緑いろした椅子の上
なにもいわずに嘆いてた
十一月 冬が戸をたたく

ノエルの夜には約束の
銀の指輪を買いました
君がそこにいるように
十二月 外は吹雪いてる

ななめ文様に落ちてくる
粉雪だれの涙なの
あれは飛べない鳥達の
一月は 又終りない冬