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LIVE REPORT

WEAVER

『WEAVER Handmade TOUR2013 「Piano Trio Performance」』

2013年04月21日
@Zepp DiverCity Tokyo

昨年は全国31カ所33公演のライヴハウスツアーを敢行。そこで得た感覚や感情、意志を詰め込んだ、アルバム『Handmade』を今年1月に発売。“全ての締め括りです”と杉本雄治(Vo&Piano)も語った、アルバムツアーのファイナル。1年強をかけて、ライヴで得たものを作品に反映し、再度ライヴへと還元するという作業を、たった3人で成し遂げたWEAVERは、たくましく強靭なバンドに変貌していた。心躍るリズムに鍵盤の音が幾重にも重なり、観客の手拍子と重なることでさらなる高揚感を生んだ「Performance」から、気持ちが高ぶる観客を性急なビートでダンスさせた「Shall we dance?」と『Handmade』の曲順通りに始まり、観客の心をガッツリ掴んだオープニング。思った通り想像以上の盛り上がりにメンバーも異常なほどテンションが高い。タイトなリズムに感情的なピアノとヴォーカルが映える「アーティスト」、圧倒的な歌と演奏でライヴのクライマックスを生んだ「Free will」など、『Handmade』の新曲はこの日、多くの魅せ場を作った。この日限りのスペシャルな演出も多く、「Medley of performance」ではメンバー厳選による自身の楽曲をメドレーで披露。途中、ドラムの河邉 徹がマジックを披露するなど、遊び心も交えて盛り上げる。さらにベースの奥野翔太がリードヴォーカルをとる新曲「春に」をライヴ初披露、アンコールでは6月26日にリリースする新曲「夢じゃないこの世界」を披露&その場でMV撮影。6月29日にNHKホールでワンマンライヴを開催することも発表し、この1年の締め括りかつ、ここからのWEAVERにも大きな期待を煽るライヴとなった。