“前向きに生きていく”と誓いを立て、3人それぞれの道を踏み出すことを決意したステレオポニーのラストライヴ。この日のために厳選されたのは、アンコール含めて全28曲。バンド史上最長公演だったにもかかわらず、体感としては本当にあっと言う間でバンドの成長ぶりを実感した。色っぽさも加わった安定感のあるNOHANAのベース、サウンドに厚みを持たせるSHIHOのドラム、可愛らしい声色でポップにもクールにも歌い上げるAIMI(Vo&Gu)。一曲一曲を噛み締めながら、テンション高く、終始笑顔でプレイする彼女たちの姿も印象深い。また、この日はレーベルメイトのYUIも駆け付け「I do it」をともに熱唱する場面も。デビュー曲「ヒトヒラのハナビラ」で盛大に踊り明かした後も、別れを惜しむように観客らの“ステポ”コールが鳴り響いた。