9月14日、谷内伸也、古屋敬多、鍵本輝からなるダンスボーカルユニット、Leadが東京・中野サンプラザで全国ツアー『Lead Upturn 2019 ~Sync~』のファイナルを迎えた。この日は昼・夜の2回公演が行われたが、昼公演の模様をお届けしよう。
クールなオープニングSEと共に3人が登場し、「Be the NAKED」でライヴがスタート。曲の後半から加わった4人のダンサーとともにレベルの高いパフォーマンスで序盤から会場を熱くさせる。続けて、谷内のラップも印象的な和の雰囲気のサウンドの「メダリスト」を聴かせて、そのまま「CROSS OVER」など5曲をつなげたメドレーでさらに勢いを加速させた。
“すごいな、東京。元気だなぁ。仕上がってんな!”とメンバーたちも会場の熱さに驚きつつも、“これまで各地回ってきまして、元気というか、盛り上がりはLead史上最高でした。今日、東京がラストだよね? ってことは東京もLead史上最高の観せてくれないか!”と観客を煽り、“みんなを興奮させるぐらいのパフォーマンスステージを今回作ってきてるので、思う存分、素直に僕たちのパフォーマンスを受け取ってもらえたら嬉しいです”と呼び掛けて、「Summer Splash」「Summer Madness」などの夏曲メドレーを展開。途中、カラーボールやラグビー型のボールを客席に投げ込むファンサービスも。そして、夏ムードを感じさせてくれたあとは、3人のア・カペラで始まる「Dear」、そして「Say Good-bye Say Hello」をしっとりと聴かせた。
ここで暗転。ブルー、グリーン、パープルのスーツに着替えた3人がステージに登場し、キレのあるダンスパフォーマンスでファンを魅了する。アップテンポな「Virgin Blue」、ファンキーな「Funk This Time」でエンターテイメント性の高いパフォーマンスで会場との一体感を作り上げた。そのあとのMCでは7月31日に17周年を迎えたことを伝え、今回のライヴのメドレーが多めの前半のセットリストについて“頭、バッと攻めるLeadもいいでしょう? ここ何年かちょっと抑えてたから”と話し、“まだまだ曲ありますから。さらに上がっていきたいなと思います。みなさんどうですか?”との言葉から終盤に突入。
「Bumble Bee」などを聴かせたあと、“夏が終わった感があるんですけど、まだ夏を楽しみたいですよね”とファンに語り掛けて7月にリリースした最新シングル「Summer Vacation」を披露した。そして、「雫〜Sizk〜」でさらに盛り上げて本編が終了する。
アンコールでは「ANTHEM」を歌い、“Leadとして(の今後の活動を)いろいろ考えています。今後のLeadにも期待していただけたらなと思います”と最後は「Paradise City」でみんなでタオル回しをしてひとつになり、“18年目もついて来いや!”と生声で呼び掛けてライヴを締め括った。
取材:田中隆信
Lead
02年7月、シングル「真夏のMagic」でデビューを果たした、谷内伸也/古屋敬多/鍵本輝/中土居宏宜による4人組ダンス・グループ。類まれなるダンス・センスを駆使し、リズミカルかつポップな曲を繰り広げる。03年3月には主演映画『棒たおし!』が公開され、主題歌の「FLY AWAY」もヒット。