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LIVE REPORT

さくらしめじ ライヴレポート

【さくらしめじ ライヴレポート】 『木もれ陽の中の春風キャンプ in 日比谷野外大音楽堂』 2019年5月3日 at 日比谷野外大音楽堂

2019年05月03日
@日比谷野外大音楽堂

5月3日に行なわれた、さくらしめじにとって2回目の日比谷野外大音楽堂でのワンマンライヴは大成功! さわやかに晴れ渡ったゴールデンウィークの空の下、たくさんの観客が幸せそうに笑顔を浮かべながら、彼らの音楽を通じてひとつになっていた。ふたりの温かい歌声とハーモニーが響き渡り、多彩なナンバーの魅力が開花したステージの模様をレポートする。

田中雅功と髙田彪我が向かい合い、ギターを元気いっぱいに弾いて歌い始めた「てぃーけーじー」からライヴはスタート。ふたりの歌声が青空に向かって響き渡った空間は幸福感で満ちあふれていた。昨年の7月にも彼らは日比谷野外大音楽堂でライヴを行なったが、その時は台風の影響で大雨。今回は素晴らしい天候に恵まれたことを喜びつつ、彼らは多彩なナンバーを届けてくれた。

このライヴのテーマ“音楽でつながる”をよりストレートに実践するために、客席中央のサブステージに歩いて向かう途中、ファミリー席の親子やカップルなどと言葉を交わすことも楽しんでいた雅功と彪我。「菌カツ!」「ケセラセラララ」「届けそこねたラブソング」を弾き語りスタイルで届けたあと、メインステージへ戻った頃には夕暮れ時。茜色の空を眺めながら彼らが歌った「夕空小道」がとても気持ち良かった。

「でぃすとーしょん」や「あやまリズム」などで盛り上げた場面を経て本編は終了。アンコール1曲目の「お返しの約束」は、きのこりあん(ファンの呼称)がサプライズで掲げたスマートフォンのライトで彩られて、ふたりは感激していた。そして、“音楽を通じてひとつになることを1回目の野音で学んで、2回目の今日、改めて学びました”(彪我)、“これからもみんなと音楽でつながって、寄り添っていきたらなと思ってます”(雅功)というMCをはさみ、新曲と「みちくさこうしんきょく」でライヴは締め括られた。彼らは7月から全国18カ所を回るツアーをスタートさせる。そこでもますます成長した姿を観せてくれるに違いない。

撮影:鈴木友莉、東 虎二/取材:田中 大

さくらしめじ

さくらしめじ:田中雅功と髙田彪我による、フォークデュオユニット。2015年3月に両A面シングル「いくじなし / きのうのゆめ」にてデビュー。フリーライヴで全国47都道府県を回る“菌活”の遂行など、精力的な活動を展開! 17年夏より1年をかけて月に1回、日本各地のライヴハウスでライヴを行なっていく『菌育 in the 家(はうす)』を実施し、18年4月には待望の1stアルバム『ハルシメジ』をリリースした。

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