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LIVE REPORT

『想う壺音泉!』

ザ・ビートモーターズ、アナログフィッシュ、PERIDOTS、星野 源、LOSTAGE、KING BROTHERS、bonobos ※出演順

2011年06月19日
@大阪城音楽堂

FM802の深夜人気番組『MIDNIGHT GARAGE』の10周年記念イベントが、大阪城野外音楽堂で催された。番組DJの土井コマキが定期的に催す『想う壺』のSP版には、“雨の野音”という自虐的サブタイトルも付けられていたが天候は晴れ! トップバッターのザ・ビートモーターズは、それにちなみステージ前でバケツの水を被る気合入れを。勢いそのまま、1曲目「ちくちくちく」からパワー全開。続くアナログフィッシュはリズムを気持ち良く刻みながら、だんだん熱を帯びていく。打ち込みサウンドも交じり、「PHASE」では観客全員が拳を上げる。客席が温まった中、PERIDOTSが登場。中毒性を感じるポップサウンドに透き通る声が合わさると、一気に景色が変わる。ラストナンバー「長かった一日が終わろうとしている」では弾き語りも披露。星野 源も、弾き語りからスタート。最後のラブソング「くだらないの中に」には、野音全体をウットリさせる魔法があった。一転して、LOSTAGEはひりつくサウンドで空気をも切り裂く。アイデンティティーを感じるMCも挟み、「手紙」では叫びがより生々しく届いた。“これからは俺たちの想う壺!”と言い放つケイゾウ(Vo&Gu)とマーヤ(Gu&Screaming)の両フロントマンがアンプに乗った状態で、KING BROTHERSいざ出陣。「マッハ倶楽部」曲間のMCでは、マーヤが観客を尋常じゃなく鼓舞させる。大トリのbonobosではホーンも響き、多幸感あふれる空間に。「THANK YOU FOR THE MUSIC」では、手拍子で全員の一体感が伝わる。最後の挨拶では土井の師匠・マーキーも現われ、いかに番組が愛されているかが分かる素敵な宴であった。