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LIVE REPORT

RAMMELLS ライヴレポート

【RAMMELLS ライヴレポート】 『1st album “Authentic” release ONEMAN SHOW』 2018年3月9日 at 渋谷WWW

2018年03月09日
@渋谷WWW

RAMMELLSが、初のワンマンライヴを3月9日(金)に東京・渋谷WWWで開催した。

昨年12月リリースのメジャーデビューアルバム『Authentic』のレコ発公演。メンバー4人が手を掲げて颯爽とステージに現れ、彦坂 玄(Dr)のカウントから「swim」で歌と演奏がナチュラルに始まるなり、黒田秋子(Vo&Key)、そして真田 徹(Gu)がもう手拍子を誘っている。村山 努(Ba)はしなやかにリズムを刻む。アルバム発売時に比べ、黒田の髪が少し伸びて、また色付いたことにも気付く。序盤こそ堅さはあったけれど、コーラスを重ねるうち、バンドアンサンブルの熱量がアップ! そのままシームレスにつないだ「image」では軽快なリリックに合わせて黒田がラッパーっぽい手振りを見せ、「Holiday」になれば真田のワウを掛けたギターがノッてくる中、ミラーボールもキラキラと輝き出す。

“改めましてこんばんは、RAMMELLSです! 今日は遊びに来てくれてどうもありがとうございます。ずっとやりたかった渋谷WWW、ここにいる全員のおかげでソールドアウトできました”と黒田が感謝いっぱいに挨拶したあとは、“昨日は国際女性デーだったんですけど、女性に限らず男性も伸び伸びと生きられますように”という紹介から未発表曲「blahblah」を披露。さらに中盤、真田が“仕事とか部活とか自分が一番頑張ってることで、この人には勝てないなってことがあったりすると思います。だけど、自分が気付いてないだけであなたのセンスは他の人から見たらすごいものがある、という曲です”と解説した、サビで《あなたの代わりはいない》と歌う新曲も届けられた。RAMMELLSの楽曲にはこうして、現代を生きるために必要なメッセージが魅力的に織り込まれていたりもする。

ギターのクリーンカッティングを中心に強気なリリックで踊らせる「slow dance」、フロアーまでを明るく照らしてじんわりと聴かせた「CHERRY」など、ブラックミュージックをベースにしたポップなナンバーで最後まで多彩なセンスをうかがわせたRAMMELLS。熱くカオティックな音像で迫った「tower」から、初めてメンバー全員で作った曲「2way traffic」へ流れるあたりはフェイクやアドリブも冴え、演奏にもっとも躍動感があったため、ひときわ大きな歓声が上がっていた。そして、“大事な曲”だという壮大なスローナンバー「Blue」で本編が終了。

アンコールでは、“RAMMELLSのリーダーを辞めたいともう300回くらい思ったけど、こうやってみんなが来てくれると本当にやってて良かったです”と胸の内を明かした真田。また、4月27日(金)に下北沢GARAGEでRAMMELLS企画の2マンライヴ『2way traffic』を開催することも発表された。メンバー曰く“約1年前の同企画でダメなライヴをしてしまった”そうで、今年のリベンジを強く誓う場面も。“RAMMELLSね、これからどんどん面白くなっていくので、マジで楽しみにしててください!”と黒田が自信を覗かせ、“今日がどんな日でも明日またちゃんと朝が来ますように”と夜明けの曲「daybreak」を大団円として鳴らした。

撮影:Maco Hayashi/取材:田山雄士

RAMMELLS

ラメルズ:ギターの真田 徹がSuchmosのYONCEらと組んでいたバンドOLD JOE解散後、大学時代の先輩である黒田秋子、村山 努を誘って2015年8月に結成。16年に彦坂 玄をドラムに迎え、ライヴ活動を本格的にスタート。17年12月6日にアルバム『Authentic』でメジャーデビュー。

SET LIST

試聴はライブ音源ではありません。

  1. 3

    3.Holiday

  2. 8

    8.Black dot

  3. 9

    9.新曲

  4. 10

    10.tower

  5. 13

    13.Blue

  6. 14

    <ENCORE>

  7. 15

    1.overthinking