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LIVE REPORT

[Alexandros]

『Tour 2016〜2017 〜We Come In Peace〜』

2017年04月23日
@幕張メッセ国際展示場9-11ホール

圧倒的表現力、圧倒的スケール感! 幕張メッセで2日間に渡って行なわれたツアーファイナル。自身最大規模となるこの公演は各日2万人を動員! 最新アルバム『EXIST!』収録曲を中心に構成された全29曲を披露し、観客を大いに魅了したーー。

巨大な月の映像をバックにダイナミックな演奏で魅せた「ムーンソング」で始まり、レーザーや火柱が飛び交う中で激しく華やかに披露した「kaiju」、アグレッシブな演奏で攻めた「Claw」「Girl A」と序盤から飛ばしっぱなし。ツアーで鍛え上げたアルバム楽曲たちが大会場に映える。川上洋平(Vo&Gu)のハイトーンヴォイスが会場の空気を変えた「O2」、ポップな「AOYAMA」「Feel like」、会場中を踊らせた「Buzz Off!」と振り幅ある楽曲が続き、16曲を駆け抜けたところで初めてのMC。“横浜アリーナから始まり、32本目の幕張。ここが一番だったと思わせてください”と語ると、ストリングスを従えた「今まで君が泣いた分取り戻そう」の温かい演奏で会場を包む。さらに「Swan」の自信あふれる歌と演奏で魅せて終盤戦へ。「Run Away」「Starrrrrrr」では会場中の大合唱を全身で浴びるように、花道に立つ川上。そのロックスター然とした佇まいに彼がインディーズ時代から世界を語ってたことを思い出し、幕張の大ステージが似合う男になったのだなと感慨に浸る。本編ラストは《Hello Hello Hello》の合唱が響いた「NEW WALL」から、「Adventure」でピースフルにフィニッシュ。客席後方のサブステージでの演奏などサービス精神旺盛なアンコール含め、3時間に及んだ彼らのステージは決して集大成的なものでなく、さらなる大きな舞台を期待させるものだった。