IDLMs.初のプロデュースイベント、しかも東名阪を回るツアーの初日。まずトップを飾ったPAELLASがシックでクールなナンバーで観客を酔わせると、Keishi Tanakaはポップなサウンドとソウルフルなヴォーカルで会場をひとつにする。両アーティストともルーツにR&Bを匂わせ、その選出にIDLMs.のセンスを感じた。そんな彼らのステージではのっけから洗練されたパフォーマンスで圧倒! 絶対的な演奏力と抜群のコーラスで魅せる楽器隊と悠のセクシャルなヴォーカルが観客を惹き込んでいき、ダンサブルなグルーブでフロアーを何度も大きく揺らす。そこにはアルバムを経て、さらにサウンドがしなやかになった印象も。アンコールでは新曲「PRINCE」を披露し、6月にニューEPを発表するという発表もあり、このプロデュースイベントの開催も含め、次章に突入した彼らを体感した。