Uta-net

ライブレポート

検索

メニューを開く

LIVE REPORT

魔法少女になり隊

『ワンマンツアー2017 ~メロディア王国にさよならバイバイ ワタシはみんなと旅に出る~』

2017年01月29日
@TSUTAYA O-WEST

何かすげぇもんを観た、というのが率直な感想だ。強いて二の句を継ぐなら、このバンドの本領が発揮されるのはライヴである。早くからチケットはソールドアウト。8ビット機のゲーム音楽を模したSEが流れる場内は開場間もなくから、まさに立錐の余地もないほど。2階には業界関係者だろうか、階下のステージをジッと見つめる人、人、人。気付けばこちらもびっしりで、彼女たちへの注目度の高さがうかがえた。オープニング「KI-RA-RI」から会場のボルテージはマックス。以降、「火遁の術」から「RE-BI-TE-TO」まで、演奏や歌唱はもちろんのこと、gari(VJ&Vo)が操る映像、オタ芸、ヴォーカルふたりによるパラパラ、さらには観客のモッシュ&ダイブ、サークルと見るべきところ=情報量が多すぎw こんなライヴはなかなかない。“私は喋れないけど、いつもありがとう。気持ち込めて歌っているよ。皆に届くように今日も歌うね”。すっかりお馴染みとなった火寺バジル(Vo)の筆談MC、その後の「革命のマスク」新曲1は若干テンポが落ちたので会場全体がひと息付いたような気もしたが、新曲2からラスト「BA・BA・BA ばけ~しょん」までは再びバンド&オーディエンスともに怒涛の勢い。アンコール「冒険の書1」ではサビの《魔法少女になりたい!!》で場内が割れんばかりの大合唱と、最後の最後まで熱いテンションが途切れることはなかった。今春にはニューシングルがリリースされることも発表された。2017年、この日のすげぇ熱狂はさらに広がっていくことに間違いない。